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    石戸蒲ザクラ

    巨木の写真

    石戸蒲ザクラ(2017.04.10) 【01】国天で日本五大桜の1本、埼玉県内でも特に有名な桜だろう 石戸蒲ザクラ01
    【02】 石戸蒲ザクラ02
    【03】 石戸蒲ザクラ03
    【04】 石戸蒲ザクラ04
    【05】 石戸蒲ザクラ05
    【06】 石戸蒲ザクラ06
    【07】 石戸蒲ザクラ07
    【08】 石戸蒲ザクラ08
    【09】 石戸蒲ザクラ09
    桜の周辺の様子(2017.04.10) 【01】東光寺の御堂と蒲桜 石戸蒲ザクラ01
    【02】 石戸蒲ザクラ02
    【03】 石戸蒲ザクラ03
    【04】 石戸蒲ザクラ04
    【05】 石戸蒲ザクラ05
    【06】 石戸蒲ザクラ06
    【07】 石戸蒲ザクラ07
    【08】 石戸蒲ザクラ08
    【09】 石戸蒲ザクラ09

    巨木の詳細

    巨木の名前 石戸蒲ザクラ[2・4・5]
    樹種 カバザクラ(蒲桜)
    幹周 6.55m(主幹3.4m)[4]
    樹高 15m[4]
    推定樹齢 800年[5]
    特徴 2本の株立、江戸彼岸桜と山桜の交配種
    保護指定 国指定天然記念物
    所在地 埼玉県北本市石戸宿
    所在施設 東光寺の境内
    撮影日・状態 2017.04.10 : 老木なので衰退を心配したが、残った2株の枝張りは広く花付きは見事であった
    アクセス
    ■桶川北本IC(圏央道)
      距離:約2.5km
      経由:国道17-県道57-市道
    電車 ■北本駅(JR湘南新宿・高崎)
      距離:約4km
      経由:路線バスかタクシー利用
    バス ■北里大学メディカルセンター線
      乗車:北本駅の西口バス乗り場①
      降車:石戸蒲ザクラ入口(北里大学メディカルセンターが終点の場合は徒歩5分)
    参考情報 ■現地資料
    [1]現地解説板1     :石造りの解説板、昭和42年3月3日
    [2]現地解説板2     :大きな解説板、平成5年3月
    ■図書
    [3]大日本老樹名木誌   :著者・本多静六、発行・大日本山林会、「国立国会図書館DC」より閲覧
    ■Web
    [4]巨樹巨木林データベース:幹周と樹高を引用(調査年2000)
    [5]きたこれ(観光情報) :北本市の公式の観光情報、蒲桜の詳細な情報もある
    [6]源範頼(wiki)  :源頼朝の異母弟にあたる武将
    近辺の巨木 多聞寺のムクロジ(公開準備中)

    巨木と雑記1.蒲桜の姿と感想

     石戸蒲ザクラは、埼玉県内でも特に有名な桜ではないでしょうか。 江戸彼岸桜と山桜の自然交配種とされる珍しい蒲桜で、国指定天然記念物。世に広がった蒲桜の原木です。 そして日本五大桜の1本とも呼ばれています(他の4本の桜は、 福島・三春滝桜山梨・山高の神代桜岐阜・根尾谷の淡墨桜、 静岡・狩宿の下馬桜 )。花弁は色は、エドヒガンに近い白色。

     この蒲桜はかなりの老木のようで、現在に残っている2株は二世代目とされ、 現地解説板には昔の姿である絵図と写真が掲載されています(上記写真参照)。 江戸後期の随筆である玄同放言の絵図は、中央に主幹と見られる幹が聳える姿。 天然記念物に指定された大正11年頃の写真には、4本ほどの幹が広がる姿(中央は欠く)。[2]

     現在の姿は南北に少し離れて広がる2株。南側の株の方が若いように見えます。 世代交代したためか、全体的にはあまり古木らしい雰囲気がしない姿なのが以外でした。 予想以上に枝張りは広く、花付きは良く、満開の姿は実に華やか。 これは、かつて施術した樹勢回復の治療による賜物なのでしょう。

    巨木と雑記2.蒲桜の伝承

     蒲桜の根元にある石塔。 その側に立つ施餓鬼の塔婆に記された文字の一部には「東光寺開基源範頼公」。 源範頼は鎌倉時代の武将で源頼朝の異母弟。 北本市と西隣に接する吉見町の一帯を領地としていました。 東光寺がある石戸堀ノ内の一帯は、鎌倉時代の館跡の1つとされ、蒲桜は範頼の手植えとの伝承。 蒲冠者と呼ばれた範頼に因み、石戸蒲桜と呼ばれるようになったのです。[1・2・6]

    巨木と雑記3.大日本老樹名木誌

     大日本老樹名木誌[3]は、大正2年に本多静六・林学博士が編纂した、著名な巨木1500本を記録した大変貴重な資料。 この名木誌の1088~1185本目の98本は桜。その17本目(1104)に蒲桜が紹介されています。 その主な記述は以下の通りでした。

    ■名称 :蒲桜
    ■所在地:埼玉県北足立郡石戸村大字石戸宿(東光寺境内)
    ■幹周 :地上5尺・2丈(約6.06m)
    ■樹高 :6間(約10.91m)
    ■樹齢 :600年
    ■伝承 :昔、蒲ノ冠者源範頼、此地に住みし頃、自ら植えたるものなりと云う