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    山高神代桜

    巨木の写真

    撮影日:2019.04.01 【01】8年ぶりの再訪.化石に花が咲くような奇蹟と神秘を感じた. 山高神代桜-01
    【02】 山高神代桜-02
    【03】 山高神代桜-03
    【04】 山高神代桜-04
    【05】 山高神代桜-05
    【06】 山高神代桜-06
    【07】 山高神代桜-07
    【08】 山高神代桜-08
    【09】 山高神代桜-09
    【10】 實相寺-10
    【11】 實相寺-11
    【12】 實相寺-12
    【13】 實相寺-13
    撮影日:2011.04.10 【01】2000年生きてきた畏怖すべき偉大なる瘤だ 山高神代桜-01
    【02】 山高神代桜-02
    【03】 山高神代桜-03
    【04】 山高神代桜-04
    【05】 山高神代桜-05
    【06】 山高神代桜-06
    【07】 山高神代桜-07
    【08】 山高神代桜-08
    【09】 山高神代桜-09

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 山高神代桜 [1][5]
    樹種 エドヒガン(江戸彼岸)
    幹周 10.3m [2], 10.6m [4]
    樹高 10.3m [2], 13.0m [4]
    推定樹齢 2000年 [1][5]
    特徴 残された巨大な主幹の根元と複数の枝
    保護指定 国指定天然記念物
    所在地 山梨県北杜市武川町山高
    所在施設 實相寺
    撮影日・状態 2019.04.01 : 8年前と比べて主幹表皮の剥離が進んだが若枝や花の量に大きな変化はない様子
    2011.04.10 : ほぼ主幹は朽ちていて外皮から伸びた数本の若枝で生き繋いでいる様子
    アクセス
    中央自動車道・須玉ICから約8.4㎞
    電車 JR中央本線・日野春駅から約4km
    バス 実相寺入口:日野春駅発、北杜市民バスの横手・日野春線(最寄りバス停だが本数が少ない)
    牧の原  :韮崎駅発、山梨交通の下教石来線(徒歩約30分)
    参考情報 ■現地資料
     [1] 記念碑(石柱)    :神代桜の東側に建つ国指定天然記念物の記念碑
     [2] 山高神代ザクラ    :神代桜の北側にある解説板、内容は上記の2019年4月の写真09を参照
    ■書籍
     [3] 大日本老樹名木誌   :著者・本多静六(大正2年出版)、「国立国会図書館DC」より閲覧
    ■外部ウェブサイト
     [4] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録
     [5] 實相寺ホームページ  :神代桜の豊富な情報と写真あり
    ■少遠景の記録
     [6] 根尾谷淡墨桜     :日本三大桜の1本(岐阜県本巣市)
     [7] 三春滝桜       :日本三大桜の1本(福島県田村郡三春町)

    巨木と雑記.實相寺

     山高神代桜を守り伝えてきた古刹が大津山實相寺。 日蓮宗の総本山である身延山久遠寺の直末寺です。 南北朝時代の永和元年(1375)に日應上人による開創。 日應上人は身延山第五世法主の日台上人の弟子であり、 山内にある塔頭の鏡円坊の第四世を歴任した人物です。 永禄四年(1561)に武田信玄より永代祈願所として寄進を受け現在地に移転。 境内地は武田家支流の一条氏の城跡で、末裔の山高氏の領地でした。 後に旗本となった山高氏の執りなしで、朱印状が送られ寺領を安堵。 江戸時代には大伽藍を有する日蓮宗の道場として栄えたそうです。[5]

    巨木と雑記.山高神代桜

     南アルプスの麓に拓かれた山高の台地。 桜並木と花畑が囲む美しい境内で、威厳に満ちた気を放つ主が神代桜です。 推定樹齢は2000年。遥か神代から生きているような大桜。 古くから高名な存在で、大正11年(1922)に国指定天然記念物となりました。[2][5]

     今の神代桜は崩れそうな躰を懸命に支えている、最盛期が遠い過去となった老樹。 それでも幹周10m以上、残された巨大な根株には往時の威容を感じられます。 大正2年に出版された大日本老樹名木誌 [3] には、 幹周4丈5尺(約13.6m)、樹高13間(約23.6m)と記録。 まさに桜の王者たる巨樹でした。

     初見では心を揺さぶられ、しばしの時を絶句しました。 永遠にひとしい歳月を重ねた命が、最期に抗い強く生き続ける壮絶な姿。 生きて花を咲かせ続ける宿命。老い続けて生を全うする美しさ。 自然に合掌するような厳粛とした心持になる、実に神々しい大桜でした。

     毎年春に美しい花を咲かせる老大樹。 平成15年(2002)から4年かけて大規模な樹勢回復工事が実施。 現在も継続的な治療が行われています。 神代桜には鎌倉時代に樹勢が衰えたこと示す伝承が。 文永11年(1274)に当地へ訪れた日蓮聖人が、弱っていた神代桜の回復を祈願。 すると神代桜は元気になり妙法桜とも呼ばれるように。 再生の希望が感じられる伝承です。[2][5]