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石戸宿天神社のムクノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 石戸宿天神社のムクノキ (仮) |
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樹種 | ムクノキ (椋) | |||
幹周 | 5.24m [2], 3.94m [3] | |||
樹高 | 20.0m [2][3] | |||
推定樹齢 | 600年以上 [2], 300年以上 [3] | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹 | |||
保護指定 | 北本市指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県北本市石戸宿 | |||
所在施設 | 天神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.10.01 : 根本に空洞あり、樹高は20mほどある印象、樹勢は良さそう | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・桶川北本ICから約3㎞ | |||
電車 | JR北本駅 (高崎線・湘南新宿線) から約5㎞ | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 天神社御由緒 :内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 北本市ホームページ :当巨木の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 石戸蒲ザクラ :北本市内、国指定天然記念物、蒲桜とうい珍しい品種の老桜 [5] 多聞寺のムクロジ :北本市内、北本駅東口の近く、県内最大級のムクロジ [6] 真福寺のクスノキ :北本市内、本堂前にそびえ立つ姿の良い二本 |
巨木と雑記
石戸蒲ザクラ [4] と併せて訪れたい巨木。 同じ石戸宿の地区にあり、西に直線距離で700mくらいの近いところ。 荒川左岸の段丘上に鎮座、天神社の門前にそびえるムクノキです。 胸高周囲は5mくらいの印象。背も高く中々に立派な姿です。
天神社の由緒 [1][2] について。創建は室町時代と考えられるそう。 現在の境内地からすぐ北には、石戸城跡があります。 荒川段丘の突端という要害に築かれたのは、15世紀後半の頃。 関東管領であった扇谷上杉氏の筆頭重臣の太田道灌、 または家人の藤田八右衛門が築いたと考えられるそうです。 川越城、松山城、岩槻城などの防衛線を結ぶ重要な支城であった。 太田道灌は川越城を築いた際、城内に鎮守として天神社を勧請したという。 石戸城の別名は天神山城。 同様に当天神社も城の鎮守として、築城時期に勧請されたとも考えられるそうです。 天神社が現在地に遷座したのは天明3年 (1783) とされる。 江戸後期には別当として放光寺が管理していた記録があるそうです。 最初の鎮座地は城郭内だったのかも。 石戸城は徳川家康の関東入府以後は廃城となる。 この時、城外へ遷されたか。 なお口伝では、荒川が氾濫して流路を変えたとき、 過去三度も遷座し、最後が現在地とされるそうです。
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