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西ノ湖の千手楢
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 千手楢 [1] |
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樹種 | ミズナラ(水楢) | |||
幹周 | 5.97m [1] | |||
樹高 | 21.0m [1] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 多数の太い下枝 | |||
保護指定 | 国立公園の保安林 | |||
所在地 | 栃木県日光市中宮祠 | |||
所在施設 | 日光国立公園、西ノ湖 | |||
撮影日・状態 | 2019.10.30 : 目立つ損傷がなく樹勢は良い様子、西ノ湖に来ても存在に気付く人は少ない? | |||
アクセス | ||||
車 | 県営赤沼駐車場:清滝ICから約22km、赤沼自然情報センター発の低公害バスへ 竜頭滝駐車場 :清滝ICから約19km、西ノ湖まで徒歩2時間 | |||
電車 | 東部日光駅からJR日光駅から約27km、タクシーか以下路線バス利用 | |||
バス | 赤沼バス停 :東武バス湯元温泉行き39番、赤沼自然情報センター発の低公害バスへ 西ノ湖入口バス停:赤沼自然情報センター発の低公害バス路線、西ノ湖まで徒歩20分 竜頭の滝バス停 :東武バス湯元温泉行き37番、西ノ湖まで徒歩2時間 | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 巨樹巨木林データベース :観察コースガイドのページに紹介あり [2] 日光山輪王寺 :神仏習合時代の歴史が興味深い ■少遠景の記録 [3] 中宮祠のイチイ :日光二荒山神社の中宮祠にある御神木 [4] 栃窪のトチノキ巨木群 :中禅寺湖、北西岸の浜、巨木8本 (県内最大級あり) [5] 熊窪のミズナラ巨木群 :中禅寺湖、栃窪からすぐ西側の浜、巨木7本 [6] 千手ヶ浜のハルニレ巨木群:中禅寺湖、千手ヶ浜の北側、巨木5本 (県内最大級あり) [7] 千手堂の古木 :中禅寺湖、千手ヶ浜の南側、枯死した主幹に若木が育つ (樹種はツガ?) [8] 登山記録・高山と西ノ湖 :2019年10月30日、千手楢に訪れたときの記録 [9] 登山記録・中禅寺湖一周 :2017年10月27日、東岸の歌ヶ浜駐車場から時計回り |
巨木と雑記.西ノ湖までのアクセス
西ノ湖へのアクセスは、赤沼自然情報センター発の低公害バス利用が最短。 西ノ湖入口バス停から下車後約20分。途中のカラマツ林は紅葉がキレイです。 千手ヶ浜の近くにもバス停あり。 西ノ湖と千手ヶ浜の区間は、千手の森歩道を歩いて移動してみましょう。 約40分。雰囲気のよい森なのでお勧めです。 健脚の人には竜頭の滝からの往復がお勧めです。 中禅寺湖周遊道の北西岸部分を歩いて千手ヶ浜まで約1時間20分。 途中で展望の赤岩、トチノキとミズナラの巨木が群生する美しい浜、 栃窪 [4] と熊窪 [5] という見所もあります。 4時間ほどあれば往復できるでしょう。
巨木と雑記.西ノ湖に佇む観音様
巨木が多い西ノ湖周辺で、特に目を引く巨木が 千手楢 [1] と呼ばれるミズナラでした。 湖畔に遊歩道がつき当たる地点から東に離れているため、 その存在に気付く人は少ないことでしょう。 その姿は名前が示すとおり特異なもの。 幹は地上2メートル付近から10本以上の大枝に分散。 単幹の巨木と比べれば大いに暴れた樹形なのですが、 バランスが良く荒々しさはあまり感じさせない。 南側を正面として扇のように枝を広げた姿は、格調高いものにも見えてくる。 姿の良さは、引き締った腰のようにまとまった根本もポイント。 しなやかで艶めかしく力強い。特に北側の背中は逞しく映る。 奥日光で素晴らしい巨樹と出会えました。 千手という名前に縁のある中禅寺湖。 西岸が千手ヶ浜と呼ばれるのは、勝道上人 [2] に関係があるようです。 勝道上人は日光男体山の開山と、 日光山輪王寺と日光二荒山神社を創建したとされる僧。 西南岸には勝道上人が建てた千手堂跡があり、近年に再建されています。 美しく清らかな浄土のような浜は、古くは霊場とされていた。 そして二荒山大神の本地仏と輪王寺の御本尊は千手観音 (他に阿弥陀如来と馬頭観音の三尊)。 千手ヶ浜より更に静かなる奥地、西ノ湖に佇む異形の巨樹は、 まさに千手観音が顕現しているようではないですか。
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