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中宮祠のイチイ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 御神木いちい [1] |
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樹種 | イチイ(一位) | |||
幹周 | 3.9m [2], 4.2m [3] | |||
樹高 | 19m [2], 18m [3] | |||
推定樹齢 | 1100年 [1] | |||
特徴 | 貫禄ある深い縦皴 | |||
保護指定 | 栃木県指定天然記念物 | |||
所在地 | 栃木県日光市中宮祠 | |||
所在施設 | 二荒山神社中宮祠 | |||
撮影日・状態 | 2017.10.08 : 目立つ損傷もくなく樹勢は良い様子、中腹で主幹は2つに分かれている | |||
アクセス | ||||
車 | 日光宇都宮道路・清滝ICから約15km | |||
電車 | JR日光駅および東武日光駅から約21km | |||
バス | 東武日光バスの湯元温泉行、日光駅か東武日光駅から乗車、神社前で下車 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・御神木いちい :イチイという樹木の名前の由来と推定樹齢について記述 (写真なし) ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:1988年度の調査記録 [3] 栃木県神社庁 :御神水と御神木のページに中宮祠のイチイの紹介あり [4] 日光二荒山神社 :二荒山神社の公式ホームページ ■少遠景の記録 [5] 日光二荒山神社の御神木:二荒山神社と境内の巨木、併せて輪王寺大猷院を紹介 [6] 登山記録・男体山 :中宮祠から山頂まで往復した登山記録 [7] 登山記録・中禅寺湖一周:中禅寺湖を歌ヶ浜から時計回りに一周 |
巨木と雑記.日光男体山と二荒山神社
2017年10月に日光男体山へ登りました [6] 。登山口は男体山の南麓に鎮座する二山神社の中宮祠。 山頂では中禅寺湖、戦場ヶ原、日光連山を一望。 奥日光の素晴らしい山岳風景を満喫しました。 下山後の楽しみは、ゆっくり中宮祠の御神木を拝観すること。 巨樹巨木林DB [2] によれば関東最大級の見事なイチイです。 二荒山神社と中宮祠について [3] [4] 。創建は約1200年以上前、男体山を霊峰として祀る山岳修験の古社。 境内地は日光国立公園の中枢にある約3400ヘクタールに及ぶ広大なもの。 中禅寺湖、華厳の滝、いろは坂、日光連山が二山神社の御神域。 拠点の社は3箇所に鎮座。 日光東照宮の隣に本社、男体山の登山口である中禅寺湖畔に中宮祠 (本社と奥宮の中間)、山頂に奥宮。 主祭神は三柱の親子神。 それぞれ神体山と、大己貴命が男体山、妃の田心姫命が女峰山、御子の味耜高彦根命が太郎山。 中宮祠で行われる主な例祭、武射祭と男体山登拝祭について [3] [4] 。武射祭 (1/4) は群馬県の赤城山の方角に境内の神橋から神官が矢を放つもの。 これは、男体山の二荒山大神と赤城大神が領地を巡って争ったという神話に由来するもの。 ちなみに、争いの場が戦場ヶ原とされます。 男体山登拝祭 (7/31~8/7) は、期間中に様々な神事が奉納されるほか、 御前0時に登拝門が開かれ夜間の登山が可能。山頂でのご来光も拝めます。
巨木と雑記.御神木のイチイ
男体山から下山した後、中宮祠の本殿前で感謝の意を込めて合掌礼拝。 そして御神木のイチイを拝観。 目立つ損傷はなく樹勢は良い様子。中腹から双幹 (または3本?) となり上層の樹冠は箒状に広がっている。 深い縦皴が刻まれた風格際立つ姿。 社殿の間近に立つ格調高い御神木ながら、深山の奥でしか出会えないような野趣も感じられる。 赤みを帯びた根本は、波打つ筋肉のように逞しく目に映る。 素晴らしい大イチイでした。 中宮祠にはもう一本のイチイの御神木があります。 場所は登拝門から向かって右側にある「幸福の杜」と呼ばれる境内林の中。 奥には「かわらけ投げ」の祈願所もあります。 こちらのイチイは木々に囲まれているためか苔まみれ。 大きさは巨樹巨木林DB [2] では、幹周3.58m、樹高18m。 なかなか見事な立姿の大イチイでした。
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