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鴻神社のイチョウ
巨木の写真





巨木の基本情報
巨木の名前 | 鴻神社のイチョウ (仮) |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 4.50m [4] | |||
樹高 | 29.0m [4] | |||
推定樹齢 | 300年以上 | |||
特徴 | 単幹、箒状の樹冠 | |||
保護指定 | 鴻巣市保護樹木 - 第1号 [2] | |||
所在地 | 埼玉県鴻巣市本宮町 1-9 | |||
所在施設 | 鴻神社 | |||
撮影日・状態 | 2024.07.28 : 目立つ損傷なく樹勢良好、根本に「旧鴻の宮」の小さい社が祀られている | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・桶川加納ICから約9km | |||
電車 | JR鴻巣駅から1km以内 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 鴻神社御由緒 :内容は下記、神社の雑記の写真01-02を参照 [2] 保護樹木指定標識 :内容は下記、神社の雑記の写真03を参照 ■外部ウェブサイト [3] 鴻神社ホームページ :神社由緒やコウノトリ伝説を参考 [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 鴻巣公園のイチョウ :鴻巣市街地、徳川家に所縁の関東十八檀林のひとつ、勝願寺に隣接 [6] 本町のスダジイ :鴻巣市街地、こうのす共生病院の移転後に伐採 (2021年度) [7] 三ツ木神社の大ケヤキ :鴻巣市街地、市内最大の巨木、独特な信仰形態のある古社 [8] 前玉神社のイヌマキ :行田市、前玉神社は埼玉古墳群にある古墳のひとつ [9] 渡良瀬遊水地の撮影記録:第2調節池の地点「B05」はコウノトリ人工巣塔の展望地 |
巨木と雑記.鴻神社
市役所の近くに運転免許センター (地図リンク) のある鴻巣市。 大勢の埼玉県民が免許の取得・更新に訪れています。 この街は、江戸時代に中山道の鴻巣宿として繁栄。 遥か昔の古墳時代には、武蔵国造が居住し国府が置かれた。 国造を務めた笠原直使主の墳墓は、 行田市の埼玉古墳群のうち、国宝の鉄剣が出土した稲荷山古墳 [8] です。なお、鴻巣という地名は一説によると、 荒川と元荒川に挟まれた地域から「国府の洲」と呼ばれ、 やがて「こうのす」に訛る。 さらに後世、当地の古社である鴻神社 [1] [3] のコウノトリ伝説 (後述) により、 地名が鴻巣と定まったと伝わるそうです。 市街中心部に座す鴻神社。 もとは三つの神社に分かれていました。 それは、鴻巣郷の総鎮守であった氷川神社、 熊野権現と呼ばれた古社の熊野社、 鴻巣宿の鎮守である竹ノ森雷電神社。 この三社が明治6年 (1873) 、現在地の竹ノ森雷電神社の社地へ合祀。 はじめ鴻三社と呼ばれていたそうです。 この地名の発祥でもある鴻巣市の鎮守は、 結縁と子宝に霊験あらたかとされ、大勢の参拝者が訪れています。



巨木と雑記.コウノトリ伝説
鴻神社の御神木は、市の保護樹木でもあるイチョウ。 伝説では昔にも御神木が在り、そうとうな巨樹であったそうです。 その御神木は里人から大切にされていたが、 お供えを怠ると災いを起こしたという。 あるときコウノトリが飛来し、御神木に営巣し卵を産んだ。 そこへ忽然と大蛇が現れ、卵を喰らおうとしたが、 勇敢な親鳥によって追い払われた。 その後、この地で災いは起きなくなり、平和な日々が訪れた。 里人は御神木の根本にお宮を祀り、鴻の宮と名付け守護神とした。 これが地名の由来にもなったコウノトリ伝説です。 なお現在の御神木であるイチョウの根本には、旧鴻の宮が祀られています。




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