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    長久寺の公孫樹

    巨木の写真

    撮影日:2024.09.08 【01】忍城主が建立した寺院に根差すイチョウ 長久寺の公孫樹-01
    【02】 長久寺の公孫樹-02
    【03】 長久寺の公孫樹-03
    【04】 長久寺の公孫樹-04
    【05】 長久寺の公孫樹-05
    【06】 長久寺の公孫樹-06
    【07】 長久寺の公孫樹-07
    【08】 長久寺の公孫樹-08
    【09】 長久寺の公孫樹-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 長久寺の公孫樹 [2]
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 4.40m [2], 4.53m [4], 5.09m (実測)
    樹高 28.0m [2][4]
    推定樹齢 300年以上 [2][4]
    特徴 単幹、箒状の樹冠、枝下高い
    保護指定 行田市指定天然記念物
    所在地 埼玉県行田市桜町2丁目
    所在施設 長久寺 (應珠山擁護院)
    撮影日・状態 2024.09.08 : 目立つ損傷なく樹勢良好な様子、実を結ばない雄樹
    アクセス
    東北道・羽生ICから約13km、加須ICから約17km
    電車 秩父鉄道・行田市駅から約2km、東行田駅から200m以内
    参考情報 ■現地資料
     [1] 長久寺の由緒     :内容は下記雑記の写真02を参照
     [2] 長久寺の公孫樹    :内容は上記巨木の写真09を参照
     [3] 棠軒近藤先生之墓碑  :内容は下記雑記の写真04を参照
    ■外部ウェブサイト
     [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [5] 忍諏訪神社のスダジイ :行田市、忍城の鎮守の杜に残る御神木
     [6] 佐間天神社のケヤキ  :行田市、忍城築城時に成田氏が勧請した神社、隣接する水城公園も紹介
     [7] 前玉神社のイヌマキ  :行田市、県内最大級のイヌマキ、隣接する埼玉古墳群も紹介
     [8] 真名板薬師堂の公孫樹 :行田市、境内に6世紀後半の築造とされる前方後円墳あり

    巨木と雑記

     行田市街地にて東行田駅のすぐ北に位置する長久寺 [1] 。創立は文明年間 (1469-87) とされる古刹。忍城 [5] 主の成田氏第14代の成田顕泰が、 城の鬼門鎮護と武運長久を祈願して建立したそうです。 広い境内の中央、大きな本堂の前庭には、数本のイチョウが根差している。 その中で最大となるのは、明和年間 (1764-72) に奉納された、 宝篋印塔の傍らにそびえ立つものです。 樹勢良好で市街地ながら、背は高く見事な立姿であり、 古い石塔や本堂と重なり厳かに映ります。 なお、境内にはイチョウの他にも、天然記念物のボダイジュ (菩提樹) があるそうです。 当日は見逃していました。 参拝する機会がある人は探してみてください。

    cm-長久寺-01 【01】長久寺の大きく立派な本堂。間口の広さは8間 (約14.5m) ほどだろうか。
    cm-長久寺-02 【02】長久寺由緒の解説板。 イチョウと同じく天然記念物指定を受けたボダイジュは、何処に根差しているのだろうか。
    cm-長久寺-03 【03】公孫樹の傍らにある明和年間 (1764-72) に奉納された宝篋印塔。 左側に近藤棠軒の墓碑。
    cm-長久寺-04 【04】近藤棠軒の墓碑(棠軒近藤先生之墓碑)。 江戸出身の著名な儒学者であり、 忍藩の藩校である進修館へ文政7年 (1824) に招かれた。 なんと翌年に病で急逝してしまい、門人たちに惜しまれた。