• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 茨城 / 鴻巣の一本榎 (古河総合公園)

    鴻巣の一本榎 (古河総合公園)

    巨木の写真

    撮影日 (2024.03.20 / 2021.12.16) 【01】古河公方の居館跡に根差すエノキ 鴻巣の一本榎-01
    【02】 鴻巣の一本榎-02
    【03】 鴻巣の一本榎-03
    【04】 鴻巣の一本榎-04
    【05】 鴻巣の一本榎-05
    【06】 鴻巣の一本榎-06
    【07】 神明前の大エノキ-07
    【08】 神明前の大エノキ-08
    【09】 神明前の大エノキ-09
    【10】 神明前の大エノキ-10
    【11】 神明前の大エノキ-11
    【12】 神明前の大エノキ-12
    【13】 神明前の大エノキ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 鴻巣の一本榎 [1][2]
    樹種 エノキ (榎)
    幹周 鴻巣エノキ :3.50m (実測)
    神明前エノキ:3.40m / 2.65m (実測)
    樹高 不明 (双方15m以上)
    推定樹齢 不明
    保護指定 不明
    所在地 茨城県古河市鴻巣
    所在施設 古河総合公園 (古河総合公園)
    撮影日・状態 2024.03.20 : 樹容に目立つ変化なし、神明前エノキは樹皮剥離箇所に充填剤注入
    2021.12.16 : 目立つ損傷なく樹勢良好、樹齢は150~200年くらいだろうか
    アクセス
    東北道・久喜ICから約16km、東北道・館林ICから約14km、圏央道・境古河ICから約14㎞
    電車 JR古河駅 (宇都宮線・湘南新宿ライン) から約3㎞
    バス 古河駅西口発の市営バス「ぐるりん号」の路線を利用 (詳細は古河市HP参照)
    参考情報 ■現地資料
     [1] 公園案内図       :内容は下記雑記の写真04を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 古河総合公園公式サイト :公園の詳細について参照
     [3] 古河市ホームページ   :路線バスと古河公方にまつわる歴史について参照
     [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木は未登録 (2021年度12月時点)
    ■少遠景の記録
     [5] 雀神社の大欅      :古河市内、渡良瀬遊水地に面した鎮守の杜
     [6] 本町八幡神社の大イチョウ:古河駅西口の市街地、古河市で最大のイチョウ
     [7] 小蓋宮の大欅      :古河駅東口の市街地、古河市で最大のケヤキ
     [8] 歓喜寺の江戸彼岸桜   :坂東市、民家園にある旧宅を寄贈した中山家に所縁の寺

    巨木と雑記.はじめに

     古河市役所から南に約500mほどのところに位置する古河総合公園 [2] [3] 。県内有数の美しい景観の公園で、規模が約23haある広大な園内には見どころがたくさん。 それは自然林と大きな池 (御所沼) が織り成す風景。 移築保存されている江戸後期の旧家 (重要文化財)。 室町後期に関東を支配した、古河公方 (関東足利氏) の館跡や墓所といった史跡もあります。 また、園内には約2000本の花桃が植栽。 桃の花園としても有名なところです。

     当園を散策していれば、いくつもの大木も目にします。 その中で特に目立つものが2本のエノキです。 まずは駐車場に面した入口近くにある「鴻巣の一本榎」。 太枝を横に広げた枝ぶりが見事です。 次は園内中央の少し北寄り、遊具広場に面した「神明前の大エノキ」。 株立ちで北側の方が太く、夫婦エノキなどと呼ばれているかも。 なおこの2本の名前は、土地の小字名が由来らしい。 さて以後、園内の様子を紹介していきます。

    巨木と雑記.民家園

     公園の南半分を占める御所沼とその中央にある森。 ここ古河公方の居館跡で、現在は自然林に覆われ散策路が通っている。 そして東側には民家園という、2軒の古民家を移築保存しているところがあります。 旧中山家住宅は延宝年間 (1673-1681) 頃に建てられたと推定。 坂東市辺田の中山家から寄贈。 軸部は当初に近い状態で残されているという。 村の組頭を勤めた大農の立派な主屋です。 隣の旧飛田家住宅は18世紀前半頃に建てられたと推定。 久慈郡金砂郷村 (現常陸太田市) より移築。 東北でよく見られる曲り屋形式の構造で、県内では特に古い貴重なものとされます。

    cm-古河総合公園・民家園-01 【01】民家園の前に広がる茶畑から。昔の農村のような風景。 左側が旧中山家住宅、右側が旧飛田家住宅。
    【02】 cm-古河総合公園・民家園-02
    【03】 cm-古河総合公園・民家園-03
    【04】 cm-古河総合公園・民家園-04
    【05】 cm-古河総合公園・民家園-05
    【06】 cm-古河総合公園・民家園-06
    【07】 cm-古河総合公園・民家園-07
    【08】 cm-古河総合公園・民家園-08
    【09】 cm-古河総合公園・民家園-09

    巨木と雑記.桃林

     古河総合公園のハイシーズンといえば3月下旬から4月初旬。 園内の北に広がる桃林の花が見頃を迎えます。 2000本もの花桃が咲き誇る様は壮観。 丘が爽やかなピンクに包まれ、近くの蓮池に映り込むのも美しい。 しかし観光名所だけあって混雑し、公園前の市道は渋滞します。 静かに散策するなら早朝がお勧め。 以下、桃林の一景です (撮影日:2024年3月20日)。

    cm-古河総合公園・桃林-01 【01】公園の北西側にある蓮池から。水面に花桃が映り込む。
    【02】 cm-古河総合公園・桃林-02
    【03】 cm-古河総合公園・桃林-03
    【04】 cm-古河総合公園・桃林-04
    【05】 cm-古河総合公園・桃林-05

    巨木と雑記.その他風景

     おわりに古河総合公園のその他風景です。 民家園を見学した後は、公方様の森と御所沼の周囲を散策。 園内北側には蓮池があり、花の見頃は7月頃。 桃林に接しては徳源院跡 (古河公方の墓所) などの史跡もあります。 ゆっくり景色を眺めながら散策して、1時間ほどは楽しめるでしょう。

    cm-古河総合公園-01 【01】案内図。
    【02】 cm-古河総合公園-02
    【03】 cm-古河総合公園-03
    【04】 cm-古河総合公園-04
    【05】 cm-古河総合公園-05
    【06】 cm-古河総合公園-06
    【07】 cm-古河総合公園-07
    【08】 cm-古河総合公園-08
    【09】 cm-古河総合公園-09
    【10】 cm-古河総合公園-10
    【11】 cm-古河総合公園-11
    【12】 cm-古河総合公園-12
    【13】 cm-古河総合公園-13