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鴻巣の一本榎 (古河総合公園)
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 鴻巣の一本榎 [1][2] |
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樹種 | エノキ (榎) | |||
幹周 | 鴻巣エノキ :3.50m (実測) 神明前エノキ:3.40m / 2.65m (実測) | |||
樹高 | 不明 (双方15m以上) | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 茨城県古河市鴻巣 | |||
所在施設 | 古河総合公園 (古河総合公園) | |||
撮影日・状態 | 2024.03.20 : 樹容に目立つ変化なし、神明前エノキは樹皮剥離箇所に充填剤注入 2021.12.16 : 目立つ損傷なく樹勢良好、樹齢は150~200年くらいだろうか | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・久喜ICから約16km、東北道・館林ICから約14km、圏央道・境古河ICから約14㎞ | |||
電車 | JR古河駅 (宇都宮線・湘南新宿ライン) から約3㎞ | |||
バス | 古河駅西口発の市営バス「ぐるりん号」の路線を利用 (詳細は古河市HP参照) | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 公園案内図 :内容は下記雑記の写真04を参照 ■外部ウェブサイト [2] 古河総合公園公式サイト :公園の詳細について参照 [3] 古河市ホームページ :路線バスと古河公方にまつわる歴史について参照 [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木は未登録 (2021年度12月時点) ■少遠景の記録 [5] 雀神社の大欅 :古河市内、渡良瀬遊水地に面した鎮守の杜 [6] 本町八幡神社の大イチョウ:古河駅西口の市街地、古河市で最大のイチョウ [7] 小蓋宮の大欅 :古河駅東口の市街地、古河市で最大のケヤキ [8] 歓喜寺の江戸彼岸桜 :坂東市、民家園にある旧宅を寄贈した中山家に所縁の寺 |
巨木と雑記.はじめに
古河市役所から南に約500mほどのところに位置する古河総合公園 [2] [3] 。県内有数の美しい景観の公園で、規模が約23haある広大な園内には見どころがたくさん。 それは自然林と大きな池 (御所沼) が織り成す風景。 移築保存されている江戸後期の旧家 (重要文化財)。 室町後期に関東を支配した、古河公方 (関東足利氏) の館跡や墓所といった史跡もあります。 また、園内には約2000本の花桃が植栽。 桃の花園としても有名なところです。 当園を散策していれば、いくつもの大木も目にします。 その中で特に目立つものが2本のエノキです。 まずは駐車場に面した入口近くにある「鴻巣の一本榎」。 太枝を横に広げた枝ぶりが見事です。 次は園内中央の少し北寄り、遊具広場に面した「神明前の大エノキ」。 株立ちで北側の方が太く、夫婦エノキなどと呼ばれているかも。 なおこの2本の名前は、土地の小字名が由来らしい。 さて以後、園内の様子を紹介していきます。
巨木と雑記.民家園
公園の南半分を占める御所沼とその中央にある森。 ここ古河公方の居館跡で、現在は自然林に覆われ散策路が通っている。 そして東側には民家園という、2軒の古民家を移築保存しているところがあります。 旧中山家住宅は延宝年間 (1673-1681) 頃に建てられたと推定。 坂東市辺田の中山家から寄贈。 軸部は当初に近い状態で残されているという。 村の組頭を勤めた大農の立派な主屋です。 隣の旧飛田家住宅は18世紀前半頃に建てられたと推定。 久慈郡金砂郷村 (現常陸太田市) より移築。 東北でよく見られる曲り屋形式の構造で、県内では特に古い貴重なものとされます。
巨木と雑記.桃林
古河総合公園のハイシーズンといえば3月下旬から4月初旬。 園内の北に広がる桃林の花が見頃を迎えます。 2000本もの花桃が咲き誇る様は壮観。 丘が爽やかなピンクに包まれ、近くの蓮池に映り込むのも美しい。 しかし観光名所だけあって混雑し、公園前の市道は渋滞します。 静かに散策するなら早朝がお勧め。 以下、桃林の一景です (撮影日:2024年3月20日)。
巨木と雑記.その他風景
おわりに古河総合公園のその他風景です。 民家園を見学した後は、公方様の森と御所沼の周囲を散策。 園内北側には蓮池があり、花の見頃は7月頃。 桃林に接しては徳源院跡 (古河公方の墓所) などの史跡もあります。 ゆっくり景色を眺めながら散策して、1時間ほどは楽しめるでしょう。
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