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小蓋宮の大欅
巨木の写真






















巨木の基本情報
巨木名 | 小蓋宮の大欅 [1] |
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樹種 | ケヤキ (欅) | |||
幹周 | 7.30m [1][2], 9.00m [3], 10.1m (実測) | |||
樹高 | 31.2m [1][2], 35.0m [3] | |||
推定樹齢 | 600年 [1][2] | |||
特徴 | 肥大隆起した根本、中腹から双幹 | |||
保護指定 | 古河市指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県古河市東3丁目 | |||
所在施設 | 小蓋神社 | |||
撮影日状態 | 2024.09.12 : 樹容に目立つ変化なし、緑の大きな樹冠を茂らせ元気、東側根本の小穴は完全に塞がる 2024.01.12 : 目立つ損傷なく樹勢は良い様子、側溝が根本に圧迫され変形してきている | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・加須ICから約16km、東北道・館林ICから約15km、圏央道・境古河ICから約15km | |||
電車 | JR古河駅の東口から約500m | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・小蓋宮の大欅 :内容は下記雑記の写真を参照 ■外部ウェブサイト [2] 古河市ホームページ :当巨木の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 雀神社の大欅 :古河市街地、古河城下の総鎮守であった [5] 本町八幡神社の大イチョウ :古河市街地、市内最大のイチョウ [6] 雷電神社のケヤキとスダジイ:古河市街地、古河城の鬼門の守護神であった [7] 鴻巣の一本榎 :古河市街地、古河公方公園に根差すエノキ |
巨木と雑記.街中に息づく県内最大級のケヤキ
古河駅東口の市街中心部。 密集した建物と固い道路に囲まれた中に、 市内最大の巨木であり、県内最大級のケヤキが息づいています。 ここは小蓋宮という名を冠する稲荷神社の境内であり、このケヤキは御神木。 珍しい社名は、田畑を天蓋で覆うようにして、 霜や雹から作物を守る神として、信仰されたことに由来するそうです [1] [2]。 今なお元気で、背が高く大きな樹冠を茂らせる小蓋宮の御神木。 特に目を引くのは、広範囲に隆起した逞しい根本です。 荒々しい印象は薄く、スカートを履いているように滑らかで豊満。 立ち昇る主幹も凛々しく端正なものです。 豊穣を司る地母神が顕現しているようにも見える、素晴らしき大ケヤキ。

幹周について。 立ち昇っていく主幹だけに注目すると、幹周は7mくらいの印象を受けます。 しかし、根上がりしている範囲が広くて高い。 何度か測り直した結果、幹周は約9.7m~10.1mの間でした。 計測する高さ、地上高約1.3mとなるのは、根本東側に開いていた小穴の位置と同じくらい。 近年、この小穴は塞がり、大ケヤキの強い生命力を実感しました。



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