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本町八幡神社の大イチョウ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 八幡神社の大イチョウ [2][3] |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 6.40m [2][3][4] | |||
樹高 | 14.2m [2][3], 30.0m [4] | |||
推定樹齢 | 350年以上 [2][3] | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹、上部切除 | |||
保護指定 | 古河市指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県古河市本町2丁目 | |||
所在施設 | 八幡神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.06.26 : 強めの剪定により樹冠は小さく、道路側の根本が損傷、社殿側の根本には活力を感じさせる | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・加須ICから約15km、東北道・館林ICから約15㎞、圏央道・境古河ICから約15㎞ | |||
電車 | JR古河駅の西口から約1㎞以内 | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 八幡町の八幡宮 :内容は下記雑記の写真05を参照 [2] 八幡神社の大イチョウ :内容は下記雑記の写真06を参照 ■外部ウェブサイト [3] 古河市ホームページ :当巨木の情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) [5] 青木酒造 :八幡神社の隣にある老舗の酒造 ■少遠景の記録 [6] 雀神社の大欅 :渡良瀬遊水地に接した古河市の鎮守の杜 [7] 小蓋宮の大欅 :古河駅東口の市街地、単幹では古河市で最大の巨木 [8] 鴻巣の一本榎 :古河公方公園にあるエノキ巨木 |
巨木と雑記
古河駅から西の市街中心部に鎮座する八幡神社。 御神木は古河市で最大のイチョウ巨木です。 隆起した根本は予想以上に太いもので、なかなかの重量感がありました。 それもそのはず。かつては30m以上も立ち昇らさせていたという、背の高い幹を支えていたのです。 しかし平成12年 (2000) に主幹上部を切除。倒伏する可能性があったとのこと。 現在の樹高は往時の半分以下です。 周囲の環境は、同じく市街中心部にある小蓋宮の大欅 [7] よりも窮屈なもの。 交通量の多い道路に接した根本は傷つき、電線に接した枝は短く強剪定される。 幹から直に葉が生えているような、棒状になった形の樹冠が寂しい。 それでも不屈の活力を感じさせる大イチョウです。一所懸命。
当八幡神社の由緒について [1]。 室町時代の後期に関東の覇権を握り、古河に都を開いた古河公方。 その2代目である足利政氏によって、 大永元年 (1521) に古河城の三之丸に祀られた。 これが創祀とされます。 後の江戸時代に入った寛永19年 (1642)、 古河藩主の土井利勝により当地に遷座。 このとき大イチョウは植樹されたと考えられるそうです。 なお、古河城の位置などについては、 雀神社の大欅 [6]の記録を参照ください。 雀神社も同じく、元は古河城内に鎮座していました。
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