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香取神宮の社叢
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 御神木 [1] |
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樹種 | スギ (杉) | |||
幹周 | 7.40m [1], 7.45m [3] | |||
樹高 | 33.0m [3] | |||
推定樹齢 | 1000余年 [1] | |||
特徴 | 背の高い真っすぐな単幹 | |||
保護指定 | 県指定天然記念物 (香取神宮の森) | |||
所在地 | 千葉県香取市香取 | |||
所在施設 | 香取神宮 | |||
撮影日・状態 | 2021.12.10 : 2017年度と大きな変化なし 2017.01.06 : 2015年度と大きな変化なし 2015.02.13 : 目立つ損傷なく樹勢良し、中腹まで下枝あり、少し北側に傾き、南側からワイヤーでの支え | |||
アクセス | ||||
車 | 東関東自動車道・佐原香取ICから約2㎞ (第1駐車場まで) | |||
電車 | JR佐原駅から約4㎞、JR香取駅から約2㎞ | |||
バス | 佐原駅から路線バスを利用可、休日周遊ルート、大戸・瑞穂ルート (平日で本数少ない) | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 御神木の立札 :内容は上記の御神木の写真05を参照 [2] 境内案内図 :内容は下記の境内の写真03を参照 ■外部ウェブサイト [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2000年度の調査記録) [4] 香取神宮ホームページ :由緒、祭礼、境内案内を参考に [5] 香取市ホームページ :市内観光や路線バスの情報など参考に ■少遠景の記録 [6] 側高神社の大スギ :香取市内、香取神宮の摂社 [7] 大戸神社のスダジイ :香取市内、側高神社と同じく香取神宮の摂社 [8] 佐原八坂神社のケヤキ :香取神宮の門前町、水郷佐原のまちなかにある神社 [9] 佐原諏訪神社のスダジイ:香取神宮の門前町、水郷佐原の高台にある鎮守の杜 [10] 鹿島神宮の御神木 :茨城県鹿嶋市、香取神宮と縁の深い東国鎮護の古社より |
複数の巨木情報
以下は巨樹巨木林DB [3] から私が同定したもので、誤っている場合があります。 位置は上記の地図に示しています。 写真はありませんが、本殿の背後と、末社のうち花薗神社・六所神社の傍らにも幹周5mクラスの大スギがあります。
名前 | 幹周 | 樹高 | 枝張南北 | 枝張東西 | 補足 (位置など) |
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御神木 | 7.45m [3] | 33.0m [3] | 14.0m [3] | 18.0m [3] | 拝殿の右手前 |
大スギ (1) | 6.60m [3] | 30.0m [3] | 6.0m [3] | 5.0m [3] | 拝殿の左手前、実際の樹冠はもっと広い |
大スギ (2) | 5.6m [3] | 32.0m [3] | 11.0m [3] | 9.0m [3] | 本殿の背後、写真なし |
大スギ (3) | 5.2m [3] | 32.0m [3] | 8.0m [3] | 7.0m [3] | 末社 (花薗神社・六所神社) の傍ら、写真なし |
大スギ (4) | 5.7m [3] | 30.0m [3] | 8.0m [3] | 7.0m [3] | 社務所の南側、根本は大スギ (2) より太そう |
イチョウ | 4.30m [3] | 19.0m [3] | 14.0m [3] | 16.0m [3] | 総門の傍ら |
スダジイ | 5.50m [3] | 18.0m [3] | 12.0m [3] | 16.0m [3] | 末社 (馬場殿神社、市神・天降神社) 傍ら |
タブノキ | 4.90m [3] | 16.0m [3] | 10.0m [3] | 8.0m [3] | 境内北側、桜馬場に面した参道沿い |
巨木と雑記.下総国の一宮の鎮守は巨樹の宝庫
関東を代表する古社のひとつ、全国にある香取神社の総本社である香取神宮。 創建は社伝では遥か神代、神武天皇18年とされます。 繋がりの深い茨城の鹿島神宮 [10] と共に、東国鎮護の要として発展してきた、皇室からの崇敬篤い大社です。 御祭神は経津主神。 鹿島神宮の御祭神である武甕槌神と共に、天照大神の命により出雲の国を平定。 大国主命に国譲りをさせた神様でもあります。 軍神としても武家から信仰篤く、藤原、源氏、足利、徳川と、時代の趨勢を担う歴代の武家から守護。 現在の社殿と楼門は元禄13年 (1700) に徳川家の寄進によるものです。 [4][5] 香取神宮の境内は亀甲山と呼ばれる丘陵地にあり、 その面積は約12万3千平方メートルにも及ぶ広大なものです。 大木に包まれた森厳なる社叢は、全体が県の天然記念物に指定。 ここは県内有数の巨木の宝庫でもあります。御神木の他にも見事な大スギが林立。 参拝すれば心身が灌がれる、じつに神さびた空気に満ちた境内。 拝殿での拝礼後、隅々まで広い境内を巡拝してみてください。 以下、巨木を除いた境内の様子です。 [5]
巨木と雑記.利根川に面した津宮浜鳥居
最後に香取神宮の本来の一之鳥居について。 場所は亀甲山から北に約2キロメートル。 利根川に面した津宮浜鳥居、旧表参道の入口です (地図)。 社伝では御祭神の経津主神は、海路よりここから香取へ上陸されたという。 4月15日の例祭である神幸祭には、 ここから御神輿をのせた御座船が利根川を遡り、佐原の河岸に上陸。 翌日に陸路で神宮まで戻るという、氏子数千余名が奉祀する壮大な例祭が行われます。 御祭神のお迎えと、東国平定の様子を再現した例祭であるそう。 また、12年に一度の年の式年神幸祭では、特に盛大に行われるという (次回は2026年度)。 津宮浜鳥居、景色が良い場所でもあるので、興味のある人は訪れてみてください。 [4][5]
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