• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 千葉 / 側高神社の大スギ

    側高神社の大スギ

    巨木の写真

    撮影日:2015.02.13
    側高神社の大スギ01
    側高神社の大スギ02 側高神社の大スギ03 側高神社の大スギ04 側高神社の大スギ05
    ※画像を選択すると大きい画像がご覧になれます
    巨木の周辺(側高神社)
    側高神社の大スギ01
    側高神社の大スギ02 側高神社の大スギ03 側高神社の大スギ04 側高神社の大スギ05
    側高神社の大スギ06 側高神社の大スギ07 側高神社の大スギ08 側高神社の大スギ09
    ※画像を選択すると大きい画像がご覧になれます

    巨木の詳細

    巨木の名前 側高神社の大スギ 幹周/樹高 7.17m / 30m
    樹種 スギ(杉) 保護指定 不明(千葉県?)
    推定樹齢 1000年 撮影日/天候 2015.02.13 / (晴)
    所在地 千葉県香取市大倉(側高神社の境内、本殿の左手前)
    アクセス
    東関東自動車道・佐原香取IC:約6.1km
    国道356号線から成田線を越えて至るルート以外の道は細いので要注意
    電車 佐原駅(JR成田線、鹿島線、あやめ・しおさい)
    佐原駅から路線バス・大倉線に乗車し側高神社で下車(乗車時間・約20分)
    備考 神社の周囲に駐車場は見当たらなかった。入口前の路肩が広かったのでそこに駐車した。
    近辺の観光 香取市観光公式サイト
    近辺の巨木 香取神宮の御神木

    巨木の地図

    巨木と雑記

     側高神社は香取神宮から東北東に直線で約2km弱の位置にあります。 元来が香取神宮第一の摂社であり香取神宮の由緒と重なるため創建時期(※1)が同じとされています。 創建の由緒は、香取神宮の御祭神である経津主神(※2)が側高山のこの地で 天神を奉齋したのが始まりとされ、御祭神は天神の造化三神(※3)です。
     主な神事は2つあり、例大祭と正月十日祭です。 例大祭は、元は霜月七日側高祭と呼ばれる天神を奉齋する神事です。 元来は香取神宮の神事で、香取神宮から側高神社まで神官などの大勢の際員が行列を成し、 明治初年まで連綿と齋行されてきたそうです (香取神宮が所蔵する絵図に、側高神社へ向う行列を描いたものがある)。 現在は、12月7日が例祭日で、今でも香取神宮から祠員が派遣されてくるそうです。
     正月十日祭は、別名「髭撫祭」と呼ばれる奇祭です。 起源は建保2年(1214)と古い、経津主神を称えて豊穣や繁栄を祈願した酒祭だそうです。 1月第2日曜日に行われ、当番組と、翌年の当番組(受当番)の2組に東西に分かれて酒の飲み比べをします。 当番の組員は、この日のために髭を生やし(今は付け髭?)、紋付羽織袴に礼装して出場し、 髭を撫でる仕草をして相手の組員に酒を勧めます。 髭を撫でられたら何杯でも応じないといけないという豪快な祭りで、いつか見学したいお祭りのひとつです。

     御神木の大スギは、本殿の左手前に立っています。 大スギは周囲10m以上はありそうな根元がたくましく、上部の梢は四方に笠のように広がっている見事な立ち姿です。 鬱蒼と木々が茂る薄暗い境内の中、 根元から見上げた陽光で微かに透けて輝く広い梢は神々しく、側高神社の由緒もあって、 高天原へ繋がっているかのように見えたのでした。 近くの香取神宮の境内の御神木や他の大スギとは異なる雰囲気を持った大スギだと思います。

     御神木の大スギの他に「夫婦スギ」という巨木が本堂の左側に立っていて、 本堂の前には、珍しいという梛(※4)の大木が立っています。 また、本堂前の参道の石段沿いに、四箇の甕(※5)という不思議なものがあります。

    【 補足 】
     ※1)香取神宮の創建時期
        社伝説では神武天皇18年とされる。奈良時代初期の和同6年(713)に
        編纂された地誌「常陸国風土記」に既に香取神宮の記載がある。
     ※2)経津主神(フツヌシノカミ)
        武神・軍神、刀剣の神。別名・斎主神(イワイヌシノカミ)
        日本書紀に天照大神の命で出雲の国の平定に武甕槌神(タケミカヅチノカミ)と
        共に派遣され大国主命に国譲りをさせたと記述される。
        なお、近くの茨城県鹿島市にある鹿島神宮の御祭神は武甕槌神である。
     ※3)天神(アマツカミ)造化三神
        神の住まう高天原の盟主が天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)で
        以下の二神を加えた三神を日本神話の根元神、造化三神と呼ぶ。
        高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、神皇産霊神(カミムスビノカミ)
     ※4)梛(ナギ)
        マキ科の常緑樹。葉の形が水性植物のコナギの葉に近似しているため
        「ナギ」という名付けになったと言われる。
        比較的温暖な南方を適地に植生している。
        側高神社のナギは、幹周2.6m、樹高15m、あり、
        植生の北限に近い地域でこの大きさのものは珍しいようだ。
     ※5)四箇の甕(カメ)
        別名「四季の甕」。参道の石段の側から、春、夏、秋、冬の甕と称し
        各甕の水量が、四季折々の降水量を示すと云われる。
        (昭和63年に地元有志が奉納)