• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 千葉 / 側高神社のスギ

    側高神社のスギ

    巨木の写真

    御神木の大スギ 【01】見仰ぐ笠状に広がる樹冠が神々しい、見事な枝ぶりの大スギ 側高神社のスギ-01
    【02】 側高神社のスギ-02
    【03】 側高神社のスギ-03
    【04】 側高神社のスギ-04
    【05】 側高神社のスギ-05
    【06】 側高神社のスギ-06
    【07】 側高神社のスギ-07
    【08】 側高神社のスギ-08
    【09】 側高神社のスギ-09
    【10】 側高神社のスギ-10
    【11】 側高神社のスギ-11
    【12】 側高神社のスギ-12
    【13】 側高神社のスギ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 千年杉 [4]
    樹種 スギ(杉)
    幹周 7.40mm [4], 7.17m [5]
    樹高 35.0mm [4], 30.0m [5]
    推定樹齢 1000年 [4]
    特徴 背の高い単幹と枝下、笠状の樹冠
    保護指定 保安林・学習参考保護等 [5]
    所在地 千葉県香取市大倉
    所在施設 側高神社
    撮影日・状態 2020.11.19 : 前回と大きな変化は見られないが、上部の枝の一部を強風などで折損したか
    2015.02.13 : 目立つ損傷なく樹勢良し、上層部の樹冠は広い
    アクセス
    東関東自動車道・佐原香取ICから約6㎞
    電車 JR佐原駅から約6㎞、JR香取駅から約3㎞
    バス 佐原駅から路線バス・大倉線に乗車し側高神社で下車
    参考情報 ■現地資料
     [1] 現地配布テキスト   :側高神社の由緒と祭礼の内容が記載、写真なし (現物は紛失)
     [2] 側高神社本殿     :内容は下記の写真02を参照
     [3] 四箇の甕の由来    :内容は下記の写真04を参照
     [4] ご神木千年杉     :内容は上記の写真08を参照
    ■外部ウェブサイト
     [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2000年度の調査記録)
     [6] 香取神宮ホームページ :側高神社の本宮
     [7] 香取市ホームページ  :側高神社の由緒、祭礼など参考
    ■少遠景の記録
     [8] 香取神宮の社叢    :社叢にはスギの他にスダジイやタブノキの巨木もある
     [9] 大戸神社のスダジイ  :香取市内、側高神社と同じく香取神宮の摂社

    巨木と雑記.香取神宮の第一摂社

     香取神宮と併せて参拝しておきたい側高神社。 神宮の座す亀甲山から東に約2㎞、こちらも丘陵の上 (側高山) に鎮座しています。 神宮と繋がりの深い第一の摂社で、創建時期を同じく神武天皇18年と伝わる古社。 神宮の御祭神である経津主神が、当地で天神を奉斎したのが始まりとされ、 主祭神は天神の造化三神 (天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神) とされる。 12月7日に行われる例大祭の側高祭では、 明治初期まで神宮から側高神社まで、大勢の神官と際員が行列を成して来ていたそうです。 神宮より東に位置する見晴らしの良い場所。 東の守護神として、当地の安寧と豊穣が祈られ、水運も見守ってきたのでしょう。 [1][2][6][7]

    cm-側高神社-01 【01】境内入口。左奥に御神木の大スギの樹冠が見えている。
    【02】 cm-側高神社-02
    【03】 cm-側高神社-03
    【04】 cm-側高神社-04
    【05】 cm-側高神社-05
    【06】 cm-側高神社-06
    【07】 cm-側高神社-07
    【08】 cm-側高神社-08
    【09】 cm-側高神社-09


     御神木の大スギについて。 大地を掴む巨人の掌のように隆起した根本の力強さ。 そして見仰ぐ笠状に広がった樹冠がじつに神々しく、見惚れました。 素晴らしい大スギです。 初訪時、境内を掃き清めていたご婦人に会いました。 神主の方のお母様だったか。 ご婦人曰く、この御神木のように見事な枝ぶりのスギは、他に中々あるものでなく、 見仰ぎ感嘆していく参拝者も多いとのこと。 極めて同感です。 側高神社の御神木、千葉県でも特に印象深い大スギの一本です。

    巨木と雑記.奇祭ひげなで祭

     側高神社の奇祭、ひげなで祭 [7] について。 1月の第2日曜日、氏子が当番を引き継ぐ際の神事で、 一説には建保2年 (1214) から続いているという。 紋付袴で正装した祭当番 (現当番) と請当番 (次の当番) が西と東に対座し、 盃で酒を酌み交わす。 祭名の由来は、祭当番が請当番に酒を勧める際、 伸ばした自分の髭を撫でる仕草をすることから (現在は付け髭でもよいらしい)。

     神事の酒宴は、両当番の人たちが7組に分かれ対座し、組順に飲み進めていきます。 はじめに各組は規定の杯数を飲む。 1組から順に1、3、5、7、5、3、1杯。 規定7杯の4組目は酒豪向けですね。 そして各組は規定の杯数を飲んだ後、飲み比べの始まり。 祭当番が髭を撫でると、更にお互い飲み合うことに。 その後で応じた請当番が髭を撫でる仕草をすると、更にお互いに3杯追加。 これを「ひげなで三杯」と呼ぶそうです。 多いときでは20杯以上も続くことがあったとか…。 豪快な酒祭りです。