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八幡山のクスノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 八幡山のクスノキ [1] |
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樹種 | クスノキ (楠) | |||
幹周 | 9.85m [5] | |||
樹高 | 20.0m [1], 22.0m [5] | |||
推定樹齢 | 300年以上 [1][5] | |||
特徴 | 5本ほどの株立ち | |||
保護指定 | 宇都宮市指定天然記念物 | |||
所在地 | 栃木県宇都宮市塙田5丁目 | |||
所在施設 | 八幡山公園 | |||
撮影日・状態 | 2024.09.22 : 樹容に目立つ変化無し、八幡山の頂上で風当り強そうだが健全 2014.12.21 : 目立つ損傷なく樹勢良好、大きな樹冠を茂らせる | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・宇都宮ICから約10km、鹿沼ICから約10km | |||
電車 | 東武宇都宮駅から約2km、JR宇都宮駅から約3km | |||
バス | JR宇都宮駅の西口から市内循環線で県庁東までなど | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 八幡山のクスノキ :解説板、内容は下記、クスノキの雑記の写真01を参照 [2] 塙田八幡宮の由緒 :解説板、内容は下記、八幡宮の雑記の写真03を参照 [3] 須賀神社の御仮舎 :解説板、内容は下記、八幡宮の雑記の写真05を参照 ■外部ウェブサイト [4] 宇都宮市ホームページ :八幡山公園と宇都宮タワーについて参考 [5] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり(2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [6] 旭町の大イチョウ :宇都宮市街地、空襲に耐えた市の戦禍復興のシンボルツリー [7] 宇都宮城址公園のジャヤナギ:宇都宮城址公園にあるヤナギの巨木 [8] 旅日記・空に浮かぶおじさん:宇都宮市の空に浮かぶ謎の…!? 前半で宇都宮城址と八幡山公園を紹介 [9] 旅日記・大谷石の文化財巡り:宇都宮市の日本遺産、特産品である大谷石の文化財を巡る |
巨木と雑記.県内最大のクスノキ
宇都宮市 [4] は栃木県の県庁所在地にして、北関東で最大の都市。 周囲は日光連山の東山麓の丘陵と、鬼怒川右岸に広がる田園地帯。 その中央に、これほど大きな街があることに初訪時は驚いたものです。 街の中心部には、県庁と総鎮守である二荒山神社の杜。 そこから北にそびえる小高い丘が八幡山 (159m) です。 公園として綺麗に整備され、桜とツツジの花の名所でもある市民の憩いの場。 市街を見渡せる好展望の山頂には、県内最大のクスノキが根差しています。 八幡山のクスノキ。 樹容は5本ほどの株立ちであり、融合した根本は太く重量感があります。 見晴らしの良い場所に堂々と根差し、 樹勢良好で伸び伸びと立ち昇らせた樹冠は広大。 じつに気持ちの良い姿をしています。 特筆すべきは立地。 暖地性の樹種であるクスノキの巨木は、主に東海地方や西日本の平地や沿岸に分布。 比較して栃木県中央部の寒冷な気候に耐え、これほどの巨体を練り上げた奇跡的な存在。 県内だけでなく北関東以北で最大のクスノキ、ここに在り!
巨木と雑記.宇都宮タワー
八幡山の頂上にて、クスノキの傍らにそびえ建つ宇都宮タワー [4] 。高さ約89mの電波塔 (主にテレビ放送) で、約30mの位置に展望台があります。 眺めは素晴らしく、県庁が建つ市街地を前景に関東平野を見渡せて、遥か地平線には筑波山や八溝山。 東側には男体山を始め、神々しい日光の山々の連なり。 またクスノキを真上から眺められるのも魅力です。
巨木と雑記.八幡山の塙田八幡宮
クスノキと宇都宮タワーが並ぶ八幡山の頂上。 そこから南東に下ったところに、塙田八幡宮 [2] が鎮座しています。当丘陵が八幡山と呼ばれる由縁となった神社。 寛永18年 (1641)、当時の宇都宮藩主である奥平忠昌が、 宇都宮城の北の守護神として、八幡神 (誉田別命) を勧請したと伝わるそうです。 本殿の隣には摂社の塙田須賀神社 [3] が並び建ち、御神体の神輿が安置。 夏の天王祭のときに、街中の御仮舎 (おかりや) に遷座するそうです。 参拝してみてください。
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