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うずま公園のメタセコイアと蔵の街
巨木の写真









巨木の基本情報
巨木の名前 | うずま公園のメタセコイア (仮) |
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樹種 | メタセコイア (曙杉) | |||
幹周 | 4.10m (実測) | |||
樹高 | 不明 (15.0m以上) | |||
推定樹齢 | 不明 (50年以上) | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹、円錐形の樹冠 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 栃木県栃木市室町 | |||
所在施設 | うずま公園 (駐車場あり) | |||
撮影日・状態 | 2024.10.31 : 目立つ損傷がなく樹勢は良い様子、剪定により樹冠が細めに詰められている | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・栃木ICから約5km | |||
電車 | 栃木駅 (JR両毛線・東武日光線) から1km以内 | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 栃木市ホームページ :うずま公園および、蔵の街の歴史などについて参考 [2] 栃木市観光協会 :蔵の街の観光情報および、塚田歴史伝説館と横山郷土館の詳細について参考 [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木は未登録 (2024年時点) [4] ウィキペディア :メタセコイアについて参考 [5] 今昔マップ :埼玉大学教育学部教授、谷謙二氏の新旧の地図を比較閲覧できるサイト ■少遠景の記録 [6] 阿伽井の杉 :栃木市内で近辺、太平山神社の御神木、根本に湧く清水が名前の由来 [7] 大中寺のスギとモミジ :栃木市内で近辺、参道の杉並木、御神木のスギ、面白い姿のモミジ [8] 雷電神社のシイ :栃木市内で近辺、県内最大級のスダジイ [9] 揚源寺のメタセコイア :須郡那須町、2本株立ち、50年以上前に和尚様が植えられたもの |
巨木と雑記.蔵の街に根差すメタセコイア
栃木市 [1] の市街中心部は、蔵の街としても知られているところ。 江戸時代には日光例幣使街道の宿場として繁栄。 巴波川による舟運も活用した、物流の一大集散地でした。 豪商たちが建てた立派な蔵の数々は現存。 巴波川と旧街道 (県道11号線) 沿いでは、風情ある街並みを見られます。 そんな蔵の街を、散策しながら出会える巨木。 それが観光の起点にもなる、うずま公園に根差すメタセコイアです。 公園の巴波川沿いにそびえ立ち、遠くからも良く目立つメタセコイア。 この樹種では県内最大級。逞しい根本に立ち寄ってみてください。 なおメタセコイア [4] は、化石が見つかる太古の落葉針葉樹。 1940年代、中国大陸の中部にて現生を確認されて以後、世界各地に広まりました。 そうして、蔵の街で新たな歴史を刻んでいる、生きる化石の巨木です。


うずま公園のメタセコイアの樹齢について。 推察するに50年以上。 その根拠は以下、今昔マップ [5] より引用した過去の航空写真より。 矢印がメタセコイアの位置。 右側 (右下は地図) が最新で左側が過去。 この公園は栃木県庁の下都賀庁舎の跡地で、左上の1960年代の写真から建物が分かります。 左下の1970年代の写真からは、庁舎の移転後、公園の整備が始まっていることが分かる。 そして、メタセコイアの位置には細い影。 しかし、こんな隅っこに植えるものか。 庁舎が在った時代、建物の横に植えた記念樹だったりするかもしれません。

巨木と雑記.塚田歴史伝説館
うずま公園のすぐ北側には、たくさんの蔵が並び建つ立派なお屋敷があります。 まさしく蔵の街を代表するような景観。 ここは江戸時代の弘化年間 (1844-48) に創業、木材回漕問屋の豪商であった塚田家の邸宅です。 現在は塚田歴史伝説館 [2] となり見学できます。 いくつもの蔵および中庭の別荘に立入れて、 各所に様々な工芸品や昔の調度品が展示。 また、機械仕掛けの人形を使った、 大掛かりな芝居劇、山車祭りの再現などもあります。 (補足:以下に人形芝居劇の写真が無いのは修理点検中であったため)













巨木と雑記.横山郷土館
巴波川沿いでひときわ目を引く格好良い石蔵。 左右相対する2棟であり、その間には貫禄ある木造の店舗。 ここは江戸後期に麻問屋として栄え、 明治期より銀行も兼業した豪商、横山家の店舗と邸宅です。 現在は横山郷土館 [2] となり見学できます。 店舗と蔵は、右側が麻問屋と麻蔵、左側が銀行と文庫蔵。 当時の帳場が残され、工芸品や調度品なども展示。 また、中庭に建つ住居と洋館も見学できます。 (補足:蔵・店舗・洋館は国の登録有形文化財、往時の巴波川流域は麻の一大産地)













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