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    揚源寺のメタセコイア

    巨木の写真

    撮影日:2024.10.02 【01】本堂前にそびえ立つ良い姿のメタセコイアは和尚様のお手植え 揚源寺のメタセコイア-01
    【02】 揚源寺のメタセコイア-02
    【03】 揚源寺のメタセコイア-03
    【04】 揚源寺のメタセコイア-04
    【05】 揚源寺のメタセコイア-05
    【06】 揚源寺のメタセコイア-06
    【07】 揚源寺のメタセコイア-07
    【08】 揚源寺のメタセコイア-08
    【09】 揚源寺のメタセコイア-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 揚源寺のメタセコイア (仮)
    樹種 メタセコイア
    幹周 4.18m (実測)
    樹高 不明 (30m前後)
    推定樹齢 50年以上
    特徴 2本株立ち
    保護指定 不明
    所在地 栃木県那須郡那須町芦野
    所在施設 揚源寺 (東蘆山地蔵院)
    撮影日・状態 2024.10.02 : 目立つ損傷なく樹勢良好、幹周は双方ぐるっとまとめて
    アクセス
    東北道・那須ICから約16km
    電車 JR東北本線・黒田原駅から約7km
    バス 黒田原駅から関東自動車・伊王野線を利用、芦野仲町から500m以内
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 那須町の文化遺産     :那須町文化協会が運営するサイト
     [2] 天台宗栃木教区宗務所   :揚源寺の情報あり
     [3] 巨樹巨木林データベース  :御神木のアスナロは登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 上ノ宮のイチョウと遊行柳 :那須町芦野、町内最大の巨木、手前に名勝の遊行柳がある
     [5] 芦野城址のコウヤマキとモミ:那須町芦野、丘陵を拓いた芦野城の本丸跡に根差している

    巨木と雑記.揚源寺とメタセコイア

     芦野城址のすぐ北側に位置する揚源寺 [1] [2] 。永禄7年 (1564)、光丸山法輪寺 (地図リンク) の末寺として開山された天台宗の古刹。 元は芦野基幹集落センターの背後、愛宕山と呼ばれる小丘に建っていたそうです。 寛永年間 (1624-1644)、祀られていた愛宕地蔵とともに現在地へ移る。 芦野氏の祈願寺とされてきました。

     揚源寺の本堂正面には、端正な立姿のメタセコイアがそびえ立っています。 和尚様のお話によれば、ご自身が50年以上前に植えられたとのこと。 柔らかで美しい印象の樹冠には、清らかな気品が感じられました。 樹勢良好かつ傷のない完全な姿で、この霊場に慈しまれている。 次の世紀までには、日本一の大きさに成長しているかもしれません。

    cm-揚源寺-01 【01】揚源寺の本堂。すぐ左側には一本の枝垂桜がある。
    cm-揚源寺-02 【02】芦野城址本丸の北側に続く曲輪から、真下の揚源寺が見える。中央にメタセコイア。

    巨木と雑記.倒壊した御神木のアスナロ

     揚源寺の境内北側には、山の清水が流れる沢。 そこには、根本に不動明王が祀られる御神木にして、県内最大のアスナロが根差していました。 那須町の文化遺産 [1] によると、幹周4.5m、樹高21.6m、樹齢600年もの巨木。 それが、まこと残念ながら2024年9月中に根本から倒壊。 訪れた10月2日、アスナロは倒れたときのまま、巨体を横たえていた。 倒れてもまだ青々とした大枝の葉。 血の通うように赤みを帯びた太い主幹。 山内に最期の命の歌が鳴り響ているようでした。 和尚様お手植えのメタセコイア、その若さがいっそう眩しい。 (写真なし)