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    高性寺のカヤ

    巨木の写真

    撮影日:2016.09.30 【01】大田原市で最古級の巨木、風格たっぷり 高性寺のカヤ-01
    【02】 高性寺のカヤ-02
    【03】 高性寺のカヤ-03
    【04】 高性寺のカヤ-04
    【05】 高性寺のカヤ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 高性寺のカヤ [1][2]
    樹種 カヤ (榧)
    幹周 4.44m [1][2], 4.25m[3]
    樹高 20.0m [1][2], 21.0m[3]
    推定樹齢 700年 [1][2]
    特徴 単幹、箒状の樹冠の広がり
    保護指定 大田原市指定天然記念物
    所在地 大田原市薄葉
    所在施設 高性寺
    撮影日・状態 2022.10.30 : 上部に数本の枯れ枝が見えるが樹冠は大きく樹勢は良さそう
    アクセス
    東北道・矢板ICから約10km
    電車 JR東北本線・矢板駅から約5㎞、野崎駅から約3㎞
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 高性寺のカヤ     :内容は下記雑記の写真を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 大田原市ホームページ :当巨木の情報あり
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 雲巌寺のスギ     :大田原市内、八溝山の西麓にある禅宗の古刹
     [5] 練貫のエノキ     :大田原市内、田園の中にポツンと一本ある巨木
     [6] 嶽山箒根神社の大杉  :那須塩原市、高原山から北東、高原の八方ヶ原に接した山岳霊場の御神木
     [7] 二本木の笠松     :矢板市、風雅な姿のアカマツ、姿の良さでは栃木県筆頭かも?

    巨木と雑記.大田原市最古級の巨木

     大田原市の西端、箒川の左岸に広がる薄葉地区。 ここにある浄土宗の古刹が高性寺。 本堂前には見事なカヤ老樹がそびえ立っています。 700年という推定樹齢は、お寺の由緒に関係ありそう。 創建当時に植えられた記念樹なのかもしれません。 大田原市内では最古級とみられる巨木。 今でも樹勢は良く大きな樹冠を広げ、樹下に素晴らしい空間をつくっています。

     高性寺のカヤをきっかけに「おおたわら令和の名木選」というものを知りました。 最近の令和2年 (2020) に選定した30本。 高性寺のカヤ、雲巌寺のスギ [4]、練貫のエノキ [5] も含まれています。 過去に「おおたわら名木101選」という、 平成2年 (1990) から1年かけて選定したものがあったそうです。 近年になると、災害などが原因で失われた名木が多くなったという。 そこで改めて選定しなおしたのです。 令和の名木選は大田原市ホームページ [2] で閲覧可能。気になる人は見てみてください。

    cm-高性寺のカヤ-01 【01】高性寺のカヤは「おおわたら令和の名木選」の一本。 最近の2020年につくられた名木選で、現時点では30本が選定されているようだ。

    巨木と雑記.嶽山箒根神社の社叢が見える

     高性寺を参拝した後に気付いたことです。 矢板市街地へ向かって移動しはじめたとき。 高性寺からすぐ南西、箒川左岸に広がる田園地帯にて。 見晴らしがよいので一本の農道に入り途中下車しました。 西側には高原山の姿がよく見える。 そして山塊の北端を注視すると、嶽山箒根神社の社叢 [6] も見えました。標高約1000m地点。 御神木は県内でも特に高所にあるスギ巨木です。 なお、あの社叢は二本木の笠松 [7] 付近からはもっとよく見えます。

    cm-高原山-01 【01】高性寺からすぐ南西、箒川左岸の田園地帯より。 西側に展望が開けていて高原山の姿がよく見える。 左奥が主峰の釈迦ヶ岳 (標高1795m) だろう。
    cm-高原山-02 【02】高原山の山塊の北端、稜線付近に見える森。あれが嶽山箒根神社の社叢。標高約1000m。