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阿世潟のミズナラ巨木群
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 阿世潟のミズナラ巨木群 (仮) |
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樹種 | ミズナラ (水楢) | |||
幹周 | F木:5.30m (実測) | |||
樹高 | F木:不明 (20m以上) | |||
推定樹齢 | F木:不明 | |||
特徴 | F木:単幹、湖岸の根本の露出と隆起 | |||
保護指定 | 国立公園の保安林 | |||
所在地 | 栃木県日光市中宮祠 | |||
所在施設 | 日光国立公園、中禅寺湖の阿世潟の北側 | |||
撮影日・状態 | 2023.10.19 : コメント | |||
アクセス | ||||
車 | 日光宇都宮道路・清滝ICから約15km (立木観音前の歌ヶ浜駐車場まで) | |||
バス | JR日光駅か東武日光駅から東武日光バスの湯元温泉行、立木観音入口で下車 | |||
徒歩 | 立木観から湖畔のハイキングコースを約1時間30分 | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 巨樹巨木林データベース :阿世潟のミズナラの登録あり (1988年度の調査記録)、該当識別不明 [2] 日光湯元ビジターセンター:中禅寺湖の南湖畔のハイキングコースの紹介あり ■少遠景の記録 [3] 中宮祠のイチイ :中禅寺湖の北岸、日光二荒山神社中宮祠の御神木 [4] 丸山のミズナラ巨木群 :中禅寺湖の北岸、巨木は5本 [5] 八丁出島のブナ :中禅寺湖の南西、八丁出島の付近、ミズナラも1本紹介 [6] 熊窪のミズナラ巨木群 :中禅寺湖の北西岸の浜、栃窪からすぐ西側の浜、巨木は7本 [7] 登山記録・男体山 :中宮祠から山頂まで往復した登山記録 [8] 登山記録・中禅寺湖一周 :中禅寺湖を歌ヶ浜から時計回りに一周 |
巨木と雑記.中禅寺湖南岸のベストプレイス
中禅寺湖の南側にそびえ立つ社山 (1827m)。 その東山麓にある浜が阿世潟です。 ここには湖畔の周遊道から、社山と半月山の中間地点、 阿世潟峠へ至る登山道との合流点でもあります。 この阿世潟、中禅寺湖の東岸および南岸にかけて、 特に素晴らしい景観を持つところと感じています。 広くて奥行きのある、曲線も美しい白砂の浜。 正面には雄大な男体山が余すことなく映る。 そして豊かな原生林に包まれている。 中禅寺湖の北西岸にある熊窪 [6] と同じくらいに、 ミズナラの巨木が群生しています。 阿世潟のミズナラ巨木群。 最大となるのは、広い浜から北側に離れた F木。 湖畔に一本で佇む端正な樹容、周遊道から標木のように見えます。 湖面と男体山と重なって映る様がじつに風雅。 東側の根本は増水時に没しているらしい。 広範囲に露出していて迫力があり、 低地のこちら側から計測した幹周は、もっと太くなるでしょう。 麗しい阿世潟の長老です。
巨木と雑記.阿世潟の巨木たち
阿世潟のミズナラ巨木群。 広いので見落としがあったかと思いますが、 目を引いたのは最大となる F木を含めた7本でした。 阿世潟で特に印象に残るのは、個性際立つ樹容の D木でしょう。 主幹は根本付近から曲がって倒れ、先端は地面について支柱のようになっている。 まるでブリッジしているような姿、綺麗なアーチ状の曲線を描いています。 根本は湖へ流れ込む沢の地形。 流水で根本の土砂が崩れる倒伏の危機。 しかし驚異的な生命力と柔軟性で乗り切った。 ハングリー精神旺盛、ど根性の見事なミズナラです。 なお幹周は根本付近が5.30m、横に曲がって水平になったところで3.36m。 間をとって4mくらいが妥当な感じでした。 【幹周一覧】 ・ミズナラ-A木:3.55m ・ミズナラ-B木:3.80m ・ミズナラ-C木:3.57m ・ミズナラ-D木:3.36m~5.43m ・ミズナラ-E木:4.90m ・ミズナラ-F木:5.30m (写真はページトップ) ・ミズナラ-G木:4.65m 以下、F木以外のミズナラの写真です。
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