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    妙安寺のイチョウ

    巨木の写真

    撮影日:2025.06.23 【01】親鸞聖人の高弟である成然上人が開基した寺院、美しい大イチョウが息づいている 妙安寺のイチョウ-01
    【02】 妙安寺のイチョウ-02
    【03】 妙安寺のイチョウ-03
    【04】 妙安寺のイチョウ-04
    【05】 妙安寺のイチョウ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 妙安寺のイチョウ (仮)
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 4.57m [4]
    樹高 不明 (25m以上)
    推定樹齢 不明
    特徴 単幹、枝下の位置高い、箒状の樹冠
    保護指定 不明
    所在地 茨城県猿島郡境町一ノ谷
    所在施設 妙安寺
    撮影日・状態 2025.06.23 : 目立つ損傷なく樹勢は良い様子、高所でのキレイな剪定の跡に感心した
    アクセス
    圏央道・境古河ICから約6km、常磐道・谷和原ICから約25km
    電車 JR古河駅 (宇都宮線・湘南新宿線) から約19km
    バス 道の駅さかいバス停から約4km、朝日バスの境車庫行きの路線、古河駅西口から
    参考情報 ■現地資料
     [1] 妙安寺の縁起      :内容は下記雑記の写真03を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 妙安寺ホームページ   :寺院の由緒について参考
     [3] 真宗教団連合ホームページ:宗祖である親鸞聖人の足跡として妙安寺も紹介している
     [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [5] 境香取神社のスダジイ  :境町、役場に近い中心街の鎮守
     [6] 長井戸香取神社のトチノキ:境町、長井戸城跡にある神社、平野部では珍しいトチノキの巨木
     [7] 金岡香取神社のカヤ   :境町、利根川沿いの金岡集落の鎮守
     [8] 金剛院のクスノキ    :境町、クスノキの他に本堂前に根差すイトヒバも紹介
     [9] 稲田禅房のお葉付イチョウ:笠間市、親鸞聖人のお手植えとの伝承

    巨木と雑記

     境町には浄土真宗の開祖である親鸞聖人に所縁の寺院があります。 それが一ノ谷に座す妙安寺 [2] [3] であり、境内中央にそびえ立つ美しい大イチョウが、遠くからも良く目立ちます。 開基の成然上人は、親鸞聖人の二十四輩の一人 (関東時代の高弟達)。 もとは摂政・関白を務めてきた九条家の一門であり、中村頼国という名前でした。 建保2年 (1214)、頼国は故あって東国へ下り、 猿島郡境の豪族である長五郎の館へ身を寄せる (当地が九条家の荘園という説あり) 。やがて聖人が稲田 [9] を拠点に教化していることを知ると、懐かしみ訪ねていく (在京時に面識)。 そして聖人に帰依して弟子となり、成然という法名を賜る。 貞永元年 (1232)、一ノ谷に庵を結んだのが長安寺の開創とされます。 その後、聖人は京都へ戻るときに、 成然上人に形見として手彫りの自像を与える。 現在、その像 (御真影) は、東本願寺の御影堂に安置されているそうです。

    cm-妙安寺-01 【01】山門前から。
    cm-妙安寺-02 【02】イチョウの根本を剪定した枝で囲んで保護していて見事。
    cm-妙安寺-03 【03】妙安寺由緒の掲示。 成然上人の墓地は南西に約500mほど離れた旧境内地にあるそうだ。