田村神社のケヤキ
巨木の写真
ケヤキ (2022.08.27)
【01】田村神社の御神木、洞を抱えた老大樹
ムクノキ (2022.08.27)
【01】社殿の左右にケヤキ、背後にムクノキ
巨木の基本情報
巨木の名前 |
田村神社のケヤキ |
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樹種 |
ケヤキ (欅) |
幹周 |
7.58m [1] |
樹高 |
18.0m [2] |
推定樹齢 |
不明 |
特徴 |
切株から一本の大枝が伸びたような樹容 |
保護指定 |
桜川市指定天然記念物 |
所在地 |
茨城県桜川市真壁町田 |
所在施設 |
田村神社 |
撮影日・状態 |
2022.08.27 : 主幹は上部の殆どを欠損、南側の大枝一本が生命線、根本のシュロは除去すべき
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アクセス |
車 |
圏央道・常総ICから約28㎞、北関東道・桜川筑西ICから約12㎞
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電車 |
常総線・黒子駅から約13㎞、水戸線・岩瀬駅から約12㎞
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参考情報 |
■外部ウェブサイト
[1] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
■少遠景の記録
[2] 密弘寺のケヤキ :桜川市内、真壁城下の大通りに面した古刹
[3] 八柱神社のケヤキ :桜川市内、じつに個性的な樹容のケヤキ
[4] 雨引観音の宿椎 :桜川市内、雨引山楽法寺のスダジイ巨木
[5] 薬王院スダジイ樹叢 :桜川市内、筑波山の西山麓、スダジイ巨木に包まれた古刹
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巨木と雑記
旧真壁町の中心部から少し南。
廃校となり今は体育館だけが残る真壁小学校の敷地。
その隣に田村神社は鎮座しています。
ちなみに真壁小学校は、当地から南西にある小中一貫の学校、市立桃山学園に統合されたそうです。
さて田村神社の大ケヤキ。
神社の西側を通る市道からは目立たない。
本殿背後にそびえるムクノキのほうが目立ちます。
大ケヤキは境内南側にあり、隣には地域の公民館らしい建物。
壮絶な過去を超えてきた樹容。
殆どが失われ、背の高い切り株のようになった主幹。
南側に伸ばした一本の大枝が生命線になっています。
東側に開いた空洞がなく、主幹が健全だったころ、幹周は9m近くあったのではないか。
往時は県内有数のケヤキ巨木だったかもしれません。
気になったこと。
西側の根本に3本くらいのシュロの木が育っていました。
けっこう大きくなっていて、大ケヤキの背中が隠れている。
まるで蓑を背負っているようだ。
深く張った根は、地中でも大ケヤキを傷つけているはず。
早々に除去すべきです。
また、幹が裂けないよう、生命線の大枝に支柱が必要になってくるかもしれない。