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八柱神社のケヤキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 八柱神社のケヤキ (仮) |
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樹種 | ケヤキ(欅) | |||
幹周 | 8.93m [3], 8.8m [4] | |||
樹高 | 15.0m [3] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 大空洞により東西に避けた立姿 | |||
保護指定 | 桜川市指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県桜川市真壁町塙世 | |||
所在施設 | 八柱神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.08.27 : 樹容に大きな変化なし、青葉茂る夏季だということもあるが、前回より活力ある印象 2009.04.12 : 大空洞により幹は左右に分離、以外と外皮と大枝は逞しく活力を感じた | |||
アクセス | ||||
車 | 北関東自動車道・桜川筑西ICから約11km | |||
電車 | JR水戸線・岩瀬駅カラ約12km、下館駅から約11km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 拝殿再造営の記念碑 :内容は以下雑記の写真01を参照 ■外部ウェブサイト [2] 桜川市ホームページ :八柱神社の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2020年度の調査記録) [4] 人里の巨木たち :当巨木の情報あり(幹周は実測値) ■少遠景の記録 [5] 雨引観音の宿椎 :桜川市内、雨引山楽法寺のスダジイ巨木 [6] 薬王院スダジイ樹叢 :桜川市内、筑波山の西山麓、スダジイ巨木に包まれた古刹 |
巨木と雑記
筑波山の北西麓、桜川沿いに田畑が広がる地域。 旧真壁町の塙世集落にある鎮守が八柱神社 [1][2] です。元は京都嵯峨の大覚寺の末寺として開かれた金剛院。 明治になると神仏分離令で廃寺となった後、 郷内各所の八柱の神社を合祀し、八柱神社と号するようになりました。 現在の本殿は、金剛院であった頃から残る唯一の堂宇である聖天堂。 天明年間 (1781-1789) の建立とされる古建築で県指定の文化財。 外壁に施された精緻な彫刻が見事です。 境内の東側に立つ大ケヤキは、とても個性的な立姿をしています。 大空洞があり幹は左右に裂けて、2本の巨木に分かれてしまったかのよう。 洞内は黒く炭化している部分があり、火災か落雷による影響があったか。 大きな傷を負っている割には、その立姿に悲壮感がない。 残された幹の外皮が分厚くて逞しく、必死に空洞を埋めようと生きている。 バンザイしているように見える両脇の大枝も、夏期にはたくさんの葉を繫盛させています。 関東地方でも特に印象的なケヤキの一本。
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