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東山田公園のサワラ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 東山田公園のサワラ (仮) |
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樹種 | サワラ (椹) | |||
幹周 | 4.70m / 3.65m / 3.30m [1][3] | |||
樹高 | 30.0m [1][3] | |||
推定樹齢 | 200年 [1][3] | |||
特徴 | 3本の株立ち、根本からの傾き | |||
保護指定 | 古河市指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県古河市東山田 (旧猿島郡三和町) | |||
所在施設 | 東山田公園 | |||
撮影日・状態 | 2022.07.03 : 3本とも樹勢は良い様子、最大の幹に付いた支柱が折れかかっている、要交換 | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・境古河ICから約5㎞、東北道・加須ICから約20㎞ | |||
電車 | JR古河駅から約13㎞、JR栗橋駅から約13㎞ (東武日光線あり) | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・サワラ :内容は上記巨木の写真09を参照 [2] 石碑・東山田郷有林記念:内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [3] 古河市ホームページ :当巨木と東山田郷有林の情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の未登録 (2022年7月時点) ■少遠景の記録 [5] 雀神社の大欅 :古河市街地、古河城下の総鎮守であった古社、御神木の他にも大木が多数 [6] 一条院のイチョウ :古河市の三和地区、境内には古い石塔が多数 [7] 東漸寺のボダイジュ :古河市の三和地区、県内最大級のボダイジュ [8] 恩名のイチイガシ :古河市の三和地区、地元の名家に根差す県内最大級のイチイガシ |
巨木と雑記.茨城県内でも珍しい樹容のサワラ
古河市ホームページ [3] の情報を頼りに見つけた大サワラ。 旧三和町の地区にある、東山田公園の北側に根差しています。 県内に数あるサワラの中でも、特に珍しい個性的な樹容。 3本の株立ちで、各々が背中を向けるように、3方向に傾いて伸び広がっています。 中央に開いた聖なる空間を、3柱が守っているようにも見える。 神秘的な立姿の大サワラです。 この珍しい株立ち樹形。 古株更新の2代目でしょうか。 枯損倒壊したか伐採されたかした古株、そこから芽生えた側幹かもしれません。 この大サワラの隣には大きな石碑 [2][3]が建っています。 銘は「東山田郷有林記念」と刻まれている。 昔、当地は東山田村があったところで、村の財源にもなる大きな山林を有していたそう。 それが東山田郷有林です。 その山林が明治時代になると、官有林として政府に取り上げられてしまいます。 この不条理に村民たちは決起し、政府を相手に訴訟。 そして明治42年 (1909) に勝訴し、村の山林を取り戻しました。 現在、郷有林の殆どが伐採されて宅地化や耕地化。 残された樹木の一部が、この大サワラとされます。 大サワラは石碑と並び、正当な地方自治の勝利を後世に伝える、生き証人でもあるのです。
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