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    沓掛神明社のケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2016.03.04 【01】茨城県の南部では最大級のケヤキ、古墳跡の社にそびえる御神木 沓掛神明社のケヤキ-01
    【02】 沓掛神明社のケヤキ-02
    【03】 沓掛神明社のケヤキ-03
    【04】 沓掛神明社のケヤキ-04
    【05】 沓掛神明社のケヤキ-05
    【06】 沓掛神明社のケヤキ-06
    【07】 沓掛神明社のケヤキ-07
    【08】 沓掛神明社のケヤキ-08
    【09】 沓掛神明社のケヤキ-09
    【10】 沓掛神明社のケヤキ-10
    【11】 沓掛神明社のケヤキ-11
    【12】 沓掛神明社のケヤキ-12
    【13】 沓掛神明社のケヤキ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 沓掛の大ケヤキ [1][2][3]
    樹種 ケヤキ (欅)
    幹周 8.9m [2], 8.5m [3]
    樹高 22.0m [2]
    推定樹齢 不明
    特徴 太い根本、2本の大枝
    保護指定 茨城県指定天然記念物
    所在地 茨城県坂東市沓掛
    所在施設 神明社
    撮影日・状態 2016.03.04 : 南北方向に残る2対の大枝は健在で樹冠は広い、東西の損傷個所は大枝の欠損跡らしい
    アクセス
    圏央道・坂東東ICから約2㎞
    電車 東武野田線・野田市駅から約20㎞、関鉄常総線・石下駅から約9㎞
    バス 野田市駅から茨城急行の路線、岩井車庫行きを利用し終点で下車、そこから約6㎞
    (運行本数の多いバス停は近くになし、沓掛南、西村南など、朝昼夕の1日3本)
    参考情報 ■現地資料
     [1] 標柱・沓掛の大ケヤキ :名前と天然記念物指定が表刻
    ■外部ウェブサイト
     [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (1988年度の調査記録)
     [3] 坂東市ホームページ  :当巨木や沓掛の地名の情報あり
    ■少遠景の記録
     [4] 沓掛香取神社のケヤキ :沓掛地区内の近く、当地の鎮守である香取神社、社叢に大木が多い
     [5] 沓掛稲荷神社のケヤキ :沓掛地区内の近く、稲荷社と観音堂が建つところにある
     [6] 地蔵のケヤキ     :茨城県取手市、高源寺の境内、幹の空洞に地蔵が祀られている

    巨木と雑記.沓掛は坂東市の巨木スポット

     坂東市の巨木スポットが沓掛という地区にあります。 県道の20号線と24号線の交差点 (沓掛南) 付近には、 大ケヤキを有する神社が3つも集まっている。 交差点に接した当地の鎮守である香取神社 [4] 。 そして北に少し離れて神明社と稲荷神社 [5]。 位置が近いことから、香取神社の摂社であった歴史があるかもしれません。 立派な御神木を有する近い3社、ぜひ巡拝してみてください。

     当巨木スポットで最大のケヤキがあるのが神明社。 参道入口は隣接する薬局の横にあります。 神明社が建たてられてた場所は、神明古墳と呼ばれている塚の上。 古墳時代の遺跡と見られ、土器や石器が出土されたそうです [3]
     社の背後にそびえる御神木。 県の南部では最大級の大ケヤキです。 主幹の東西に大きな損傷があるものの、逞しく迫力ある立姿。 南北に2対の大枝が伸びていて、依然として広い樹冠をつくっています。 傷跡を含めた個性ある立姿に惹かれる。 取手市の地蔵ケヤキ [6] とともに、 県南部で拝観をお勧めできる大ケヤキの一本です。

    巨木と雑記.沓掛という地名

     当地の沓掛という珍しい地名が気になりました。 調べてみると、平将門に由来があるらしい [3] 。旧猿島町 (岩井市と合併して坂東市に) の郷土史「事績簿」に、 以下のような故事が記されているそうです。 坂東を支配していた平将門は、当地の景観を気に入りよく馬駆けに訪れていた。 その際、木に沓を掛けて憩うことがあったという。 この故事から沓掛という地名になったそうです。 沓掛神明社の大ケヤキ。 この樹下で駒を止めて憩う将門の姿を夢想しました。