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延命院のカヤ
巨木の写真






















巨木の基本情報
巨木名 | 延命院のカヤ (仮) |
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樹種 | カヤ (榧) | |||
幹周 | 4.70m [4] | |||
樹高 | 15.0m [4] | |||
樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 土盛上の立地、中腹から双幹 | |||
保護 | 坂東市指定天然記念物 | |||
所在 | 茨城県坂東市神田山 | |||
施設 | 延命院 (神田山如意輪寺延命院) | |||
状況 | 2024.12.21 : 樹木医による治療があったらしい、御堂の改築により主幹から離れる、少し樹勢が増した印象 2021.12.16 : 複数の小枝の欠損、主幹の幹一部に樹皮剥離があるが、全体的に樹勢はよく見える | |||
交通 | ||||
車 | 圏央道・坂東ICから約7㎞、常磐道・谷和原ICから約11㎞ | |||
電車 | 野田市駅 (東武アーバンパークライン) から約13km 守谷駅 (つくばエクスプレス・関鉄常総線) から約14km | |||
バス | 辺田三差路バス停から約2km、関東鉄道の路線 (守谷駅西口→岩井バスターミナル) | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 延命院の将門山 :内容は下記雑記の写真03を参照 ■外部ウェブサイト [2] 坂東市ホームページ :延命院と菅生沼のの情報あり [3] 史跡将門塚保存会 :将門の歴史参照、千代田区長と神田神社宮司ほか複数の大手企業が役員 [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2017年度の追加調査) ■少遠景の記録 [5] 星神社のヒノキ :坂東市、最寄りの巨木、境内に古墳がある [6] 歓喜寺のエドヒガン :坂東市、星神社と同じく近所、県南で最大級のエドヒガン [7] 自性院のケヤキ :坂東市、近くに在る平将門を祀る國王神社も紹介する |
巨木と雑記.平の将門の墓標となったカヤ
平将門 [3] は平安時代の東国を代表する武将の一人。 現在の坂東市域を拠点として、関東一円を制覇した伝説的な武将です。 朝廷から独立した武家の支配による、自身の王国を築きつつあったが、その天下は儚く幕を閉じた。 天慶3年 (940) の官軍との合戦にて、はじめは優勢であったが、不意に矢を受けて落命。 首級は京へ送られた後、江戸の神田明神の近くに葬られ供養。 そこが千代田区大手町、高層ビルに囲まれている将門塚です。 この土地を侵したり御霊を軽んじることは、禁忌と固く信じられている。 平将門は今日でも崇敬と畏怖を集めています。 ここ坂東市の神田山こと延命院 [1] [2] は、平将門の胴塚があるという古刹です。 天慶3年、将門の首級が取られた後、胴が密かに埋葬されたと伝わるところ。 不動堂の背後にあるのが将門山と呼ばれる胴塚。 その上には風格際立つカヤ老樹。 塚を守るように大きく根を張って屹立し、古の英雄の尊厳を今に伝えています。 ちなみに、カヤと塚の西側にある石塔婆は、 昭和50年 (1975) に大手町の将門塚から移されたものです。



巨木と雑記.白鳥が飛来する菅生沼
延命院に参拝する時期は、寒い冬の時期 (12月~3月) もお勧めです。 それは飛来するコハクチョウの群れに出会えるかもしれないから。 延命院から西側に流れる飯沼川沿いには、菅生沼と呼ばれる沼地が広がり、 多くの野鳥の住処となっています。 その中でコハクチョウの観察に適しているのが、天神山公園のあるところ。 はるか1000余年前、平将門もコハクチョウが憩う景色を見ていたかもしれません。





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