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岩神稲荷神社のエノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 岩神稲荷神社のエノキ (仮) |
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樹種 | エノキ (榎) | |||
幹周 | 3.50m [5], 4.00m (実測) | |||
樹高 | 13.5m [2], 15.0m [5] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 傾き、中腹より双幹 | |||
保護指定 | 前橋市保存樹木 (第76号) | |||
所在地 | 群馬県前橋市昭和町3丁目 | |||
所在施設 | 岩神稲荷神社 | |||
撮影日・状態 | 2024.09.05 : 大枝欠損と空洞あり、全体的にみて樹勢は良さそう | |||
アクセス | ||||
車 | 関越道・前橋ICから約6km | |||
電車 | JR前橋駅 (両毛線・新宿湘南線)から約4km、上毛電気鉄道・中央前橋駅から約3km | |||
バス | 総合教育プラザ前バス停、関越交通のマイバス線北循環 (中央前橋駅前より) | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 岩神の飛石 :解説板、内容は下記雑記の飛石の写真04-05を参照 [2] 保存樹木標識と御神木 :標識、内容は上記巨木の写真04-05を参照 ■外部ウェブサイト [3] 前橋市ホームページ :岩神の飛石の情報を参考 [4] 前橋まるごとガイド :岩神稲荷神社の情報を参考 [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [6] 前橋八幡宮のイチョウ :前橋市街地、街の総鎮守とされてきた古社 [7] 楽歩堂前橋公園のエノキ:前橋市街地、県庁に接した公園 [8] 総社神社のケヤキ :前橋市街地の西側、上野国総社として創建された大社、社叢が市の保護林 [9] 横室の大カヤ :前橋市の富士見地区、国内最大級のカヤ、国指定天然記念物 [10] 登山記録・黒斑山 :浅間山の外輪山である黒斑山 (岩神の飛石の故郷) |
巨木と雑記.岩神稲荷神社
前橋市には二つの国指定天然記念物があります。 富士見地区にある横室の大カヤ [9]。 そして市街地に座す岩神稲荷神社の境内。 社殿の背後にそびえる岩神の飛石 [1] [3] です。平野部に忽然と現れる、高さ約10mもの赤みをおびた大岩。 この不思議と神秘の巨塊、天から飛来したような大岩は、古くから神霊の宿る磐座として信仰。 江戸時代に入ると、初代前橋藩主の酒井重忠により稲荷神社が勧請 [4] されました。見るからに大地のエネルギーが集まっているような稲荷神社。 境内正面には交通量の多い街の動脈の一本、県道6号線が走る。 車窓からも良く目立つ道路沿いに、御神木のエノキが根差しています。 傾いた幹の姿に趣がある。 交通安全榎 [2] と呼ばれて親しまれ、参拝者と行き交う人々を見守っています。
巨木と雑記.岩神の飛石
岩神稲荷神社の御神体である飛石。 こんな巨岩が平野部にポツンとあるのは、なんとも不思議ですよね。 いったい何処から来たのか、その由来について [1] [3] 。起源は遠く離れた長野県の浅間山。 太古の昔、約2万4千年前の大噴火にて、外輪山の黒斑山が大崩壊。 膨大な土石流は麓の吾妻川を経て、泥流となり利根川に達する。 その泥流が飛石を運び、そして現在の前橋・高崎・伊勢崎の一部を含む、広大な前橋台地を創った。 飛来してきたのではなく、長旅でドンブラコしてきたのです。 なお黒斑山の登山記録 [10] があるので、興味のある人はぜひご覧ください。壮絶な大噴火の痕跡がみえる。
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