巨木TOP / 福島 / 小野観音堂のスギ
小野観音堂のスギ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 小野観音堂のスギ (仮) |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | スギ (杉) | |||
幹周 | 4.19m (実測) | |||
樹高 | 不明 (30m以上) | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹、下枝が多い | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 福島県南会津郡下郷町湯野上居平甲 | |||
所在施設 | 小野観音堂 | |||
撮影日・状態 | 2023.05.26 : 樹勢は良く健全な様子、今後の成長で根本が参道石段を持ち上げそう | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・白河ICから約45km、磐越道・会津若松ICから約29km | |||
電車 | 会津鉄道・湯野上温泉駅から約1km、JR新白河駅から約46km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 小野観音堂の由緒 :解説板、内容は下記雑記の写真03を参照 ■外部ウェブサイト [2] 下郷町ホームページ :小野観音堂の情報あり [3] 会津の三十三観音めぐり:南山御蔵入領の三十三観音と小野観音堂の情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木は未登録 (2023年5月時点) ■少遠景の記録 [5] 大内宿と高倉の大スギ :下郷町、大内宿と集落内にある高倉神社のスギの紹介 [6] 八幡のケヤキ :下郷町、大内宿に近い中山集落にある県内最大級のケヤキ [7] 小野岳の登山記録 :大内宿の東にそびえる巨木茂る好展望の山 |
巨木と雑記
湯野上温泉郷と大内宿 [5] の間にそびえ立つ小野岳 [7] 。どちら側にも登山口があり、標高1383mの山頂まで2時間30分もあれば登れます。 山頂の展望は素晴らしく、道中ではミズナラやブナの大木と数多く出会える良い山です。 山頂には堂平と呼ばれる平坦な尾根が広がっている。 ここにはいつ頃から創建されたのか、小野明神を祀る社が建つ霊山でした。 江戸時代に山頂から遷座したのが、湯野上温泉郷側に建つ小野観音堂です。 こちらが小野岳への表参道。 境内入口の石段には大スギがそびえ立ち、 荘厳な観音堂の左奥から登山道がはじまります。
小野観音堂の由緒について [1] [2] [3] 。もとは小野岳の山岳信仰から始まったとみられます。 いつの頃からか山頂に社が建てられ、 小野明神 (白鬚明神) の本地仏である十一面観世音像が祀られていたそうです。 江戸時代、南会津郡から栃木県日光市の一部までを含む広域は、 幕府直轄領となり南山御蔵入領と呼ばれていました。 元禄11年 (1698)、この南山御蔵入に三十三観音霊場がつくられる。 小野岳の当霊場は第10番札所となりました。 現在の観音堂が建立されたのは文化10年 (1813)。 若松城下にある善龍寺の第11世を務めた、大雄得明和尚による建立。 和尚は当地湯野上の出身。 麓に観音堂を建立し本尊を遷すため、 3年間にわたり広い南山御蔵入の村々で浄財を募り、宿願を成し遂げました。 御堂の中にはその功績を称えるもの、和尚の座像が安置されているそうです。
福島TOP | △TOP | 前へ戻る |