登山TOP / 福島 / 小野岳(01)
登山記録 小野岳(01)
基本情報
(装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)登山記録 | 小野岳(01) | |
---|---|---|
日付 | 2021.04.22 | |
山/標高 | 小野岳(1383m) | |
天候 | 晴(早朝は氷点下) | |
所在地 | 福島県南会津郡下郷町大内(小野岳) | |
登山ルート | 大内登山口~山頂(往復) | |
行動時間 | 約3時間20分(休憩含む) |
登山ルート(詳細) | 林道~大内登山口~水場~鉄塔~点検路分岐~鞍部~山頂(往路で下山) | |
---|---|---|
装備補足 | 登山用 | 基本装備以外は特になし、4月まで軽アイゼンは必要(山頂直下で使用) |
その他 | ガイドブックに熊が多い山とあり、かつ人の少ない時期なので用心して熊鈴を2個携帯した | |
アクセス | 登山口 | 大内登山口(未舗装の林道を経由、手前に駐車場あり) |
車 | 磐越道・会津若松ICから約31km、東北道・白河ICから約49km | |
バス | 湯野上温泉駅と大内宿を往復するバスあり(広田タクシー猿游号) | |
関連情報 | ■外部ウェブサイト [1] 大内宿観光協会 :大内宿の公式サイト ■少遠景の記録 [2] 大内宿と高倉神社の大スギ:大内宿と共に集落の鎮守の大スギを紹介 |
登山ルート地図と標高グラフ
(地図中のルートはGPXファイルから作成)距離:6.1km, 累積標高差:+786m / -736m, 最大高度:1386m(※誤差あり)
移動時間と主要区間の説明
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次の地点までに要した時間)日付 | 主要地点 | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
04/22 | 大内登山口 | 06:43 | 00:18 | --:-- | |
水場 | 07:01 | 00:17 | --:-- | ||
電線鉄塔 | 07:18 | 00:20 | 00:04 | 上着を脱ぐ | |
点検路分岐 | 07:42 | 00:16 | --:-- | ||
尾根鞍部 | 07:58 | 00:30 | --:-- | ||
小野岳 | 08:28 | 00:21 | 00:25 | 休憩 (17) 軽アイゼン装着脱 (8) | |
尾根鞍部 | 09:14 | 00:11 | --:-- | ||
点検路分岐 | 09:25 | 00:14 | --:-- | ||
電線鉄塔 | 09:39 | 00:09 | --:-- | ||
水場 | 09:48 | 00:14 | --:-- | ||
大内登山口 | 10:02 | --:-- | --:-- | ||
合計 | 3時間19分 | 2時間50分 | 29分 |
登山口から続く杉林を抜けると沢沿いとなる。イチリンソウが群生。 沢を渡渉する手前までは、谷底との高低差が高く道幅が狭い。 枯葉が多く積もっている場合、積雪がある場合は、滑らないように注意。 再び杉林に入り、頭上に送電線が見えるころに水場。 この先に水場はなく、沢は土中に埋もれていく。
水場から先は広葉樹の自然林に包まれる。 谷間が広く、谷筋が右前方へ向かう地点で、標識に従い左側へ巻いて登り尾根上へ出る。 右側後方には送電線の点検路の踏み跡があり。 尾根上へ出たら標識に従い右へ。 電線鉄塔へは標識の位置から左へ往復。真下は展望がよい。
20分ほど尾根上を東へ向かって登っていくと右へ曲がり、山頂から北へ伸びる尾根へと入る。 標識あり。 ここから左、北に続く尾根は送電線の点検路の踏み跡である。下山時に注意。 標高1223mあたりのピークを過ぎると少し下り登り返す鞍部に出る。 この鞍部の前後は、本登山ルート上で特にブナとミズナラの大木が多い区間。
尾根鞍部からしばらく先、急坂が続くようになる。 残雪の点在するところが多かったので、下山時には念のため軽アイゼンを着けた。 山頂の手前には、眼下に大川ダム湖が見えるところや、沼尾沼が見えるところがある。 山頂は北と東にかけて視界が開けている。
写真・小野岳の様子
大内宿の高倉神社の前より.谷間に入って鉄塔の建つ尾根へ.右奥が山頂.
ほぼ国土地理院地図などに表示のルートから外れていない
途中に倒木.根本が繋がっていて面倒.手前に駐車して登山口へ.
登山口は矢印の位置.手前の広がりが駐車場.
登山口からしばらく先、沢沿い谷の右岸を進む
沢沿いにはイチリンソウが群生していた
沢沿いのイチリンソウ.可憐なお花さんたち.
沢渡渉.木橋で左岸へ.すぐ先で右岸へ戻る.
杉林の中をしばらく登っていくと水場
広葉樹に包まれた谷間.標識あり.左へ曲がり登っていく.
尾根に出たら標識に従い右へ.すぐ左に電線鉄塔.
尾根上の電線鉄塔の真下.北側には大内ダムが見える.
西側の展望.右手前が神籠ヶ岳、左奥が高倉山だろうか.
尾根上のミズナラ巨木
木々の合間から北側に大内ダム湖が見える
ブナの大木が多くなってくる
山頂主稜線の右尾根へ.左尾根は電線鉄塔の点検路.
点検路分岐からしばらく先、残雪のある場所が点在してきた
ブナの大木
山頂が見えてきた
ブナ大木が群生する尾根道.気持ちいい.
鞍部の少し手前.ブナとミズナラの巨木が連続!
尾根鞍部のミズナラ巨木、山道上で最大のものか
鞍部から登り返していくところにもミズナラ巨木
写真24のミズナラ巨木を根本から見上げる
尾根鞍部から先は急坂が続く.途中に北東に展望、眼下に大川ダム湖.
残雪や凍結のある急坂が点在.下りでは軽アイゼンを着けた.
途中の開けた尾根上.北西側に飯豊連峰が見える.
写真28の飯豊山の拡大
山頂間近の尾根上から沼尾沼が見下ろせる
尾根上から沼尾沼の眺め
山頂に祀られている石祠
山頂の南側一帯は残雪がけっこうあった
北東側に展望が開けている.会津盆地、磐梯山、猪苗代湖を一望.
山頂の石祠の近くには解説板がある
お宝伝説と復元奉仕についての解説板
登山の雑記
南会津で巨木巡りの計画を立てたとき。 併せて登山も楽しみたいと考えました。 短時間で登れる良い山はないものか。 そうして見つけたのが小野岳。 南会津で屈指の観光地である、大内宿から近いのが決め手。 大内宿側にある登山口は、道なりに2kmほどしか離れていない。 更に嬉しいことに、大内宿にも巨木があること( 高倉の大スギ )。登山・観光・巨木が一度に楽しめる。最高です。 小野岳で選んだ登山ルートは、大内登山口から山頂の往復。 最短ルートです。 なお、湯野上温泉駅のある南山麓、小野登山口からの登山ルートもあります。 小野登山口ルートのほうが時間はかかる。 時間に余裕のある人は、2つのルートを繋げてみるのも楽しいでしょう。 大内宿と湯野上温泉駅の間ではタクシーとバス(猿游号)を利用できます。 小野岳は予想以上に素晴らしい山でした。 山頂での大展望、飯豊連峰、会津盆地、磐梯山、猪苗代湖。 そして神秘的な沼尾沼の眺め。 これらよりも強く印象に残ったのは、尾根道で出会うブナとミズナラの巨木たち。 巨木が集中しているのは、標高1223mの小ピークから、その先で少し下る鞍部の前後。 特に鞍部で連続する巨木たちには感銘を受けました。 幹周は5m近いのではないか。 こんな風雪厳しい場所で、よくぞ立派に成長したものだ。 小野岳、巨木好きにもお勧めの素晴らしい山でした。 最後に反省点について。 登山口へ続く林道を倒木が塞いでいました。 道の中央あたりでの直径は15センチくらい。 根本が繋がっていて、押し引きしても、あまり動かない。 面倒になり近くの路肩に車を停めていきました。 反省点は2つ。まず林道の途中に駐車したこと。 これは同じくUターンする他の車の邪魔になる。 麓の道路まで戻って路肩駐車すべき。 幸いにも誰も来なくてよかった。 2つ目は、ノコギリがあれば除去できそうな倒木であったこと。 オフシーズンの山へ向かう際や、林道を走る場合、ノコギリは車に積んでおくべきか。 でも長い刃物の携帯は問題がある…。
福島TOP | △TOP | 前へ戻る |