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  • 巨木TOP / 福島 / 高瀬の大木(ケヤキ)

    高瀬の大木(ケヤキ)

    巨木の写真

    撮影日 2020.11.14 【01】福島県で最大級の大ケヤキ、城跡に佇む歴史の生き証人 高瀬の大木-01
    【02】 高瀬の大木-02
    【03】 高瀬の大木-03
    【04】 高瀬の大木-04
    【05】 高瀬の大木-05
    【06】 高瀬の大木-06
    【07】 高瀬の大木-07
    【08】 高瀬の大木-08
    【09】 高瀬の大木-09
    【10】 高瀬の大木-10
    【11】 高瀬の大木-11
    【12】 高瀬の大木-12
    【13】 高瀬の大木-13

    巨木の詳細

    巨木の名前 高瀬の大木 [1]
    樹種 ケヤキ(欅)
    幹周 10.45m [1][5], 11.8m [3], 12.5m [4]
    樹高 24.64m [1][5], 26.0m [3], 24.0m [4]
    推定樹齢 1000年 [4], 500年 [5]
    特徴 太い幹と南側に伸びた大きな横枝
    保護指定 国指定天然記念物
    所在地 福島県会津若松市神指町高瀬
    所在施設 史跡(神指城跡)
    撮影日・状態 2020.11.14 : 主幹に空洞と一部の大枝欠損、全体的には樹勢は良い様子
    アクセス
    磐越自動車道・会津若松ICから約3km
    電車 磐越西線・会津若松駅から約5km
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 高瀬の大木      :内容は上記の写真12を参照のこと
     [2] 神指城跡       :内容は上記の写真13を参照のこと
    ■外部ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2000年度の調査記録)
     [4] 福島県公式サイト   :当巨木の情報あり
     [5] 会津若松市公式サイト :当巨木の情報あり
    ■少遠景の記録
     [6] 鶴ヶ城の巨木と桜   :城と桜(ソメイヨシノ)とケヤキやモミの巨木
     [7] 御稷神社のケヤキ   :会津坂下町、会津盆地では高瀬の大木に次ぐ大ケヤキ
     [8] 八幡のケヤキ     :下郷町、大内宿から南にある県内最大級のケヤキ

    巨木と雑記.史跡・神指城

     名城の美しく堅固な鶴ヶ城がそびえる会津若松市の中心部。 そこから北西に直線で約4キロメートル、阿賀川左岸の田畑に囲まれた場所に、高瀬の大木はあります。 この大ケヤキが立っているのは、周囲より小高い古墳のようなところ。 ここは史跡である神指城跡で、二の丸の北東端の土塁でした。[1]

     神指城は上杉景勝が重臣の直江兼続に命じて築城させた城で、慶長5年(1600)に着工。 本丸と二の丸の曲輪からなる平城で、 約50ヘクタールもの規模があったそうです。 着工翌年の慶長6年。 関ヶ原の合戦後、西軍に付いた上杉家は米沢30万石へ転封に。 神指城は未完成のまま廃城となり、現在は跡地の殆どが田畑となっています。 盆地中央部の立地、越後を経て日本海へ至る阿賀川(下流は阿賀野川)のすぐ側。 水運による交易を重視した城であったようです。[2]

    巨木と雑記.高瀬の大ケヤキ

     会津若松に来たら特に会いたいと思っていた巨木の一本。 下郷町にある八幡のケヤキ [8] と双璧をなす、福島で最大のケヤキです。 城跡の高台に立つ独立木。その雄姿は遠くからも目立ちます。 幹周10メートル以上の巨樹、特に厚みのある北側(根本に石祠)から眺める姿は圧巻。 西側に伸びた太い横枝も良い個性となり、立姿に深い趣を加えています。 主幹に空洞があり、複数の大枝を失っていても、健全な部位は多く樹冠は広大。 樹勢は良い様子です。 全体の樹形で南側に少しボリュームを欠くのは、 かつては空洞の開口部付近からも大枝が伸びていた名残なのかもしれない。 周囲のロケーションも含めて素晴らしい姿の大ケヤキでした。 会津観光の際にはお立ち寄りをおすすめします。