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    八幡のケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2021.04.22 【01】会津西街道にそびえ立つ県内最大級の大ケヤキ 八幡のケヤキ-01
    【02】 八幡のケヤキ-02
    【03】 八幡のケヤキ-03
    【04】 八幡のケヤキ-04
    【05】 八幡のケヤキ-05
    【06】 八幡のケヤキ-06
    【07】 八幡のケヤキ-07
    【08】 八幡のケヤキ-08
    【09】 八幡のケヤキ-09
    【10】 八幡のケヤキ-10
    【11】 八幡のケヤキ-11
    【12】 八幡のケヤキ-12
    【13】 八幡のケヤキ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 八幡のケヤキ(中山の大ケヤキ) [1]
    樹種 ケヤキ(欅)
    幹周 12.0m [1][2]
    樹高 36.0m [1][2]
    推定樹齢 940年 [1]
    特徴 太い幹と東側への傾き
    保護指定 福島県指定天然記念物、緑の文化財
    所在地 福島県南会津郡下郷町大字中山字中平
    所在施設 私有地(民家の庭)県道上からの見学
    撮影日・状態 2021.04.22 : 目立つ欠損なく樹勢は良い様子、根本の県道と樹上の電線が長期的に見て気になる
    アクセス
    磐越道・会津若松ICから約37km、東北道・白河ICから約43km
    電車 会津下郷駅から約8km、湯野上温泉駅から約9km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・八幡のケヤキ :内容は上記の写真13を参照のこと
    ■外部ウェブサイト
     [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(1988年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [3] 大内宿と高倉の大スギ :下郷町、大内宿と集落内にある高倉神社のスギの紹介
     [4] 高瀬の大木      :会津若松市、福島で八幡のケヤキと双璧をなす大ケヤキ

    巨木と雑記.県内最大の大ケヤキ

     若松城下から下野の今市(栃木県日光市)まで結ぶ会津西街道。 その宿場町であった大内宿 [3] から南、中山集落に八幡のケヤキはあります。 幹周12メートルもの太さの単幹で背は高く、目立つ欠損はなく健全。 全国屈指の威容を誇る大ケヤキでしょう。 県内では会津若松市にある高瀬の大木 [4] と双璧をなす県内最大のケヤキです。

     この大ケヤキは個性ある樹形をしているのも魅力です。 根本から県道側の東に傾き、海老反りするように立ち昇って大枝を広げている。 まるで両腕を広げ、鳥が羽ばたくように舞っているかの如くに。 圧巻の力強さとともに、柔らかく艶やかな物腰も感じられます。 撮った写真を見返してみると、実際の印象よりも太く見えないことに気付きました。 以外と均整のとれた立姿をしていて、かつ所有者の方のお宅が立派な造りをしているからでしょう。

    巨木と雑記.大ケヤキの伝承

     名前の由来は、八幡太郎こと源義家に纏わる以下伝承 [1]。 陸奥の阿部氏を討つ前9年の役の最中、天喜3年(1055)のこと。 山中の険路に難渋した義家は、当地で軍を休めたという。 その際に中倉村の司(村長?)であった、現在のお宅のご先祖、二宮太郎兵衛さん宅に泊まる。 二宮氏は手厚く歓待したほか、大沼郡尾岐村(現在の会津美里町の南西部)に至る間道を教える。 この功により義家は不意をついて賊軍を討つことができ、感謝の印として庭先にケヤキを植えた。 という伝承です。 福島におけるケヤキの王者たる風格の巨樹。 英雄の名を冠するに相応しくみえます。

     ここから大内宿までは直線距離で約4キロメートル、ちょうど1里ほど。 江戸方面から会津西街道をきた旅人たちにとって、大内宿の手前にある標木です。 この見事な巨樹の雄姿に元気づけられ、宿場までもうひと踏ん張り。 そういえば大ケヤキの立姿、街道を往く旅人たちにエールを送っているようにも見える。 この巨樹を前にしたとき、私も暖かな気持ちで満たされたました。