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    大応寺の大ヒバ

    巨木の写真

    撮影日:2016.01.28 【01】栃木県で最大級のヒバの巨木、東側の根元から 大応寺の大ヒバ-01
    【02】 大応寺の大ヒバ-02
    【03】 大応寺の大ヒバ-03
    【04】 大応寺の大ヒバ-04
    【05】 大応寺の大ヒバ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 大応寺の大ヒバ (現地標識より)
    樹種 ヒバ (檜葉)
    幹周 4.40m [1]
    樹高 29.0m [1]
    推定樹齢 300年以上 [1]
    特徴 真っ直ぐな単幹、下枝が多い
    保護指定 栃木市指定天然記念物
    所在地 栃木県栃木市星野町
    所在施設 大応寺
    撮影日・状態 2016.01.28 : 目立つ損傷なく樹勢は良い様子、枝垂れた下枝が多い
    アクセス
    東北自動車道・栃木ICから約12km
    電車 栃木駅 (JR & 東武日光・鬼怒川線) から約16㎞
    バス 栃木駅から市営バスの寺尾線を利用、星野遺跡前で下車、約40分
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 巨樹巨木林データベース  :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
     [2] 栃木市観光協会      :星野遺跡の紹介あり
    ■少遠景の記録
     [3] 旅日記・蝋梅の里と星野遺跡:星野遺跡と近くの鹿沼市内、上永野蝋梅の里の紹介

    巨木と雑記

     大ヒバのある星野町は、栃木市の西北端に位置する永野川上流の山間の地域。 縄文時代の住居跡や石器時代の遺物が出土した星野遺跡や、 修験道の山として今も信仰のある三峰山などがあります。 元は星野遺跡の第一次発掘現場である公園の近く、大応寺の境内に大ヒバは立っています。

     ヒバは漢字で檜葉とも表す通り、ヒノキ科の樹木でアスナロ (翌檜) とも呼ばれます。 大応寺の大ヒバは、栃木県内でも最大級とされる貴重なヒバの巨木。 目立った損傷もなく樹勢も良く、スラリとした端正な立ち姿の見事な大ヒバ。 まだこれからも大きく生長することでしょう。

     大応寺の本堂横にある斜面の山林の中には、小山芳姫の御堂があります。 芳姫は南北朝時代の武将・小山義政の正室。 小山義政は鎌倉公方・足利氏満による追討を受け、粕尾城(現在は鹿沼市口粟野)で籠城し敗退した後に自刃。 芳姫は粕尾城に向う途中で道案内の者に殺害されてしまいます。 後の世、江戸時代に村人達が芳姫を憐れんで、星野遺跡・地層たんけん館の先、 寒沢林道の奥(谷倉山の中腹)に芳姫を弔う石塔を立てました。 大応寺の本堂横にある芳姫の御堂は、 近年に小山芳姫の墓保存会の人々によって建てられたそうです。

    cm-大応寺-01 【01】道路から見た大応寺。本堂の横に立つ大ヒバの樹冠が見える。
    【02】大応寺 cm-大応寺-02
    【03】芳姫の御堂 cm-大応寺-03
    【04】芳姫の御堂 cm-大応寺-04
    【05】芳姫の御堂 cm-大応寺-05
    【06】星野遺跡 cm-星野遺跡-06
    【07】星野遺跡 cm-星野遺跡-07