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    法音寺のケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2022.08.23 【01】境内の塚に根差した2本の大ケヤキ 法音寺のケヤキ-01
    【02】 法音寺のケヤキ-02
    【03】 法音寺のケヤキ-03
    【04】 法音寺のケヤキ-04
    【05】 法音寺のケヤキ-05
    【06】 法音寺のケヤキ-06
    【07】 法音寺のケヤキ-07
    【08】 法音寺のケヤキ-08
    【09】 法音寺のケヤキ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 法音寺のケヤキ (仮)
    樹種 ケヤキ (欅)
    幹周 4.60m / 3.80m (実測)
    樹高 不明 (20m以上)
    推定樹齢 不明
    特徴 真っ直ぐな単幹
    保護指定 不明
    所在地 栃木県下都賀郡野木町友沼
    所在施設 法音寺
    撮影日・状態 2022.08.23 : 2本とも樹勢が良い様子、根本と周囲の環境も広くて良さそう
    アクセス
    東北道:加須ICから約22km、佐野藤岡ICから約16㎞、栃木ICから約21㎞
    圏央道:境古河ICから約18㎞
    電車 JR古河駅 (宇都宮線・湘南新宿線) から約7㎞、野木駅から約2㎞
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 巨樹巨木林データベース  :当巨木の登録不明 (1988年度の記録、友沼地区の社寺に該当あるかも)
     [2] 攻城団ホームページ    :全国の城の情報を検索および編集できるサイト、法音寺城の情報あり
    ■少遠景の記録
     [3] 野木神社のイチョウとケヤキ:野木町の総鎮守、県内最大級の大イチョウが御神木、ケヤキも見事
     [4] 友沼八幡神社のケヤキ   :国道4号線を挟んですぐ隣、野木神社のケヤキに次ぐ巨木
     [5] 祇園城跡のイチョウ    :小山市内、祇園城 (小山城) 跡に残る大イチョウ

    巨木と雑記

     友沼八幡神社 [4] に参拝したとき。 国道4号を挟んですぐ西隣に建つ寺院、法音寺に目を引かれました。 立派な仁王門の奥には、大きな本堂と巨木の樹冠が見えるのです。 興味をそそられて参拝。 すると境内の南側には朱塗りの社が建つ塚がある。 巨木はそこに根差した2本の大ケヤキでした。 2本のうち社のすぐ背後、塚上に根差した方が太く、幹周は約4.6mほど。 塚は綺麗に整えられ、たくさんのツツジが植栽。 すべてを樹下に包む見事な大ケヤキと合わせて、素晴らしい景観がつくられていました。

    cm-法音寺-01 【01】境内正面入口の立派な仁王門。
    cm-法音寺-02 【02】大きな本堂。


     おわりに法音寺の由緒について。 詳しいことは分かりません。 どうやら境内は法音寺城 [2] の跡地らしい。境内西側には土塁と空堀の一部が残っているそうです。 法音寺城は小山城 [5] を拠点とした小山氏の支城。 家臣の菅沼氏によって築かれたと考えられるそうです。 戦国時代のこのとき、法音寺は創建されたのか。 天正18年 (1590)、豊臣秀吉の小田原征伐の後。 北条氏に組した小山氏は所領を失い、小山城とともに法音寺城も廃城となりました。

     法音寺城が廃城となった後、江戸時代に発展したお寺であるかも。 国道4号を挟んで東隣の友沼八幡神社 [4] は、徳川将軍一行が日光詣に向かう際の休憩所に定められた要所。 昔は広い敷地と大きな建物を有したはず。 当時は法音寺も一体となり、別当寺として管理していたかもしれません。