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温泉神社のミズナラ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 温泉神社のミズナラ(生きる) | 幹周/樹高 | 4m / 18m | |
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樹種 | ミズナラ(水楢) | 保護指定 | 不明 | |
推定樹齢 | 800年 | 撮影日/天候 | 2015.10.10 / 曇 | |
所在地 | 栃木県那須郡那須町湯本(温泉神社の境内、参道の三の鳥居の近く) | |||
アクセス | ||||
車 | ■東北自動車道・那須IC:距離約12km(県道17号線を経由) | |||
電車 |
東野交通の路線バス「那須線」の「山麓駅」行きに乗車し「那須湯本」で下車 ■黒磯駅 :乗車時間約35分 ■那須塩原駅:乗車時間約50分 |
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備考 |
温泉神社は那須岳の登山口(峠の茶屋)や、那須ロープウェイの麓にある。 登山の前後での参拝や、近くの殺生石(神社境内と歩道が繋がっている)の立ち寄りがお勧め。 |
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近辺の観光 |
■登山記録 那須岳01(2010/08) / 那須岳02(2011/10) / 那須岳03(2015/10) ■観光 那須温泉神社 / 那須岳ロープウェイ |
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近辺の巨木 | (探索中) |
巨木の地図
巨木と雑記
福島県との境の近い県内北部。
日本百名山の1つ、那須岳(または茶臼岳)を盟主とする那須火山群の南東山麓に古くから栄えた温泉街、
那須湯元に温泉神社のミズナラはあります。
(温泉神社の由緒については雑記末尾の補足をご参照ください)
大ミズナラは神社境内の参道の中間部、
古の源平合戦で弓の名手であった那須余一宗隆(与一)が奉納したとされる石鳥居の近くに立っています。
大ミズナラは推定樹齢800年という古木の割には大きな損傷が見られず、
樹勢はそれほど衰えていない様子です。
しかし、幹上部の複数の枝が欠損しており、幹周に見合った樹高のない、ずんぐりした形の印象です。
幹は反時計回りにねじれながら巨体へと練り上げられたような樹形で、
随所にコブ状の隆起が見え、引き締まった筋肉のような幹が逞しく見えます。
この大ミズナラの御神木は、「生きる」と命名されています(神社管理者によってか?)。
何だか哲学的な名前に少し考えさせられてしまいましたが、
確かに注目せずにはいられない素晴らしい生き様(数百年生き続けている今の形)の巨木です。
【 補足 温泉神社・由緒)】
■創立
第34代舒明天皇の御代(630)、狩野三郎行弘、矢傷の白鹿を追って山中に迷い込み
神の御教により温泉を発見し神社を創建、温泉の神を祀り崇敬の誠を尽くした。
狩野三郎行弘は後年、那須温泉開発の祖として見立神社祭神として祀られる。
■祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
大己貴命は別名・大国主命(大国様)と申し上げ縁結び、商売繁盛、身体健全、温泉守護、
の神として信仰されている。
少彦名命は国土を耕し鉱山や温泉を開拓し薬等を作った神で、温泉の神としても崇敬される。
誉田別命は八幡様とも申し上げ武運の神として尊ばれ勝運を祈る神である。
■由緒
正倉院文書延喜式神明帳記載(927)によると温泉名を冠する神社は10社を数える。
上代より当温泉神社の霊験は国内に名高く聖武天皇の天明10年(738)には都より
貴人が那須に湯治に下った事が載せられている。従って神意次第に高まり
清和貞観11年(864)には従四位勲五等が贈られている。
文治元年(1185)、那須余一宗隆(与一)、源平合戦屋島の戦に温泉神社を祈願し
見事に扇の的を射、名声を轟かせ後一門を挙げて厚く崇敬した。
建久4年(1193)、源頼朝が那須野原巻狩の折、小山朝政の射止めし九岐大鹿角を奉納。
元禄2年(1689)、俳人・松尾芭蕉「奥の細道」の道中で温泉神社に参詣、
那須余一奉納の鏑矢など宝物の拝観や、殺生石見物などが曽良の随行日記に載せられている。
大正11年(1920)、久邇宮良子女王殿下御参拝、那須五葉松のお手植えを頂く。
大正12年(1921)、摂政宮殿下(昭和天皇)の行啓を仰ぎ那須五葉松のお手植えを頂く。
■例大祭
10月8日 湯汲祭 献湯祭
10月9日 献弊祭 神幸祭
■神社・本社
本殿 :慶長12年(1607)、那須資晴の建立
幣殿、拝殿:昭和60年10月竣工
社務所 :平成2年10月竣工
見立神社 :祭神は天児屋根命・狩野三郎行弘、温泉発見の功により合祀
■摂末社
祖霊社 :日清、日露、太平洋戦争による氏子の戦没者並びに地元の
神葬祭家の祖先を祀る(慰霊祭・春秋彼岸並びに8月15日)
愛宕神社 :火産霊命(ほむすびのみこと)例祭・4月24日
九尾稲荷 :例祭・2月初午
その他 :神明宮、琴平神社、山神社、稚衹神社、疱瘡神社、天満天神
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