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登山記録 那須岳03
基本情報
(装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)登山記録 | 那須岳03 | 日付 | 2015.10.10(日帰り) | |
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山/標高 | 那須岳/1915m 登山口/1470m | 天候 | 曇~晴 | |
登山ルート | 峠の茶屋P ~ 峠の茶屋跡 ~ 那須岳 ~ 牛ヶ首 ~ 姥ヶ平 ~ 牛ヶ首 ~ 峠の茶屋跡 ~ 峠の茶屋P | |||
登山道 | 牛ヶ首から那須岳西面で火山ガス噴出 | |||
行動時間 | 約5時間15分 | 所在地 | 栃木県那須郡那須町湯本 | |
関連記録 | 那須岳01(8月) / 那須岳02(10月) | |||
装備 | 必携 | 基本装備+ / 防寒着(早朝や荒天時は気温が低い) | ||
その他 | 杖、水筒(HOT) | |||
アクセス | 登山口 | 峠の茶屋駐車場 (売店やトイレ有り、奥の階段から登山道に入る) | ||
車 | 東北自動車道・那須IC:県道17経由、距離19.5km | |||
電車 |
東野交通のバス「那須線」の「山麓駅」行きに乗車する ■黒磯駅(JR東北本線) :約60分の乗車時間で到着 ■那須塩原駅(JR東北本線、東北新幹線):約75分の乗車時間で到着 |
登山ルート・地図
(地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書、※今回は牛ヶ首から南月山を往復しない)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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10/10 | 峠の茶屋P | 06:00 | 00:42 | - | |
峠の茶屋跡 | 06:42 | 00:39 | 00:05 | ||
那須岳(1915) | 07:26 | 00:30 | 00:15 | 那須岳神社の前 | |
牛ヶ首分岐 | 08:11 | 00:26 | - | ロープウェイの山頂駅への道と分岐 | |
牛ヶ首 | 08:37 | 00:18 | 00:05 | ||
姥ヶ平 | 09:00 | 00:07 | 00:10 | 途中で日の出平を通過 | |
ひょうたん池 | 09:17 | 00:07 | 00:05 | ||
姥ヶ平 | 09:29 | 00:24 | 00:25 | ||
牛ヶ首 | 10:18 | 00:22 | - | ||
峠の茶屋跡 | 10:40 | 00:35 | - | ||
峠の茶屋P | 11:15 | - | - | ||
行動時間合計 | 05:15 | 04:20 | 01:05 |
紅葉の時期は混雑する。駐車場には未明に到着か前夜泊で場所取りが必要だ。 午前5時に到着したときには、ほぼ満車の状態であった。 駐車場待ちの車の列と、その渋滞はロープウェイ山麓駅の下まで続く事もある。 那須岳の北側斜面直下では、少し落石に注意したほうがいいかもしれない。
この日は天候が安定していたが、ガスや強風により登頂を諦めたほうが安全な場合がある。 西側斜面から噴出している火山ガスが、大量に流れてきたら頂上に長居すべきではない。 山頂は、お釜口(噴火口)の周回で、頂上は那須岳神社のある南側である。 朝日岳と三本槍岳まで続く尾根の景色がよく姥ヶ平も見下ろせる。
那須岳から牛ヶ首分岐までには、岩に泥や硫黄などが粘着した滑りやすい斜面や、後半に礫や砂利のザレている斜面がある。 ロープウェイ利用の登山者(または軽装の観光客)が多くなり、狭い場所では渋滞することも。 この一帯で転倒し怪我をした人を過去2回ほど見かけた。強風時は更なる注意が必要。
那須岳の西側斜面と南月山へ続く尾根に挟まれた姥ヶ平は落葉樹が多く紅葉が美しい。 見上げれば、紅葉に包まれた那須岳を眺めることができる。 姥ヶ平から木道の上を渡ってひょうたん池に行くことができる。 中盤から終盤は樹林に覆われた狭い道となるので道の譲り合いに注意。渋滞することも。
左手に紅葉の美しい姥ヶ平、右手に荒々しい岩と火山ガスの噴出する那須岳東面を見ながら進む。 この区間のガスの噴出量が多いので長居はすべきではない。 牛ヶ首から近いガスが大量に噴出している個所は無限地獄というらしい。 量は少ないが峠の茶屋跡付近にも噴煙が出ている場所がある(橋がある辺り)。
登山の写真
(写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)
午前5時頃には既に満車.行楽地では早出ちしないと1日を損するのだ!
Pから見た朝日岳の山塊.東面に張りついた木々は紅葉している
登山口の付近の山ノ神にある狛犬.可愛いらしく見える
狛犬.赤頭巾と白い襟巻、頭でっかちな造形と相まって可愛らしい
樹林の登りから開けると那須岳の山頂付近が見える
拡大.2つのトンガリ岩の前を登山ルートが通っている
朝日岳の東面に張りついた木々は鮮やかに染まっていた
那須岳の北山腹を進んで行く.進行方向の西に避難小屋が見えてくる
朝日岳の南面は荒々しい.中央に頂上が見える.今日は登らない
峠茶屋のすぐ北にある剣ヶ峰の北面には大黒岩がある
剣ヶ峰と朝日岳の間の痩せ尾根.荒天(雨・強風・雪)の際は要注意だ
痩せ尾根の拡大.鉄杭にロープが張られている.登山者が多いと渋滞する
峠の茶屋跡.避難小屋は2部屋の構成.三連休中なので早朝でも人多し!
剣ヶ峰.右(東)に巻き進むと朝日岳、左(西)に下ると三斗小屋温泉
那須岳の北面.右奥のガスは無限地獄の噴煙だ
西に柳沢の谷と山々.左奥(南)に姥ヶ平がある
途中で那須岳の西山腹を通る牛ヶ首へ至る道と合流する
北面の登りへ.手前の小ピークへは登らず奥に進んで行く
北面の広い場所に出てから振り返って
(06)で見えたトンガリ岩、ルートはこの斜面を東に巻いた後に北向きへ
朝日岳を背に登る.朝日岳の頂上に登山者が見えた.あそこは狭いので注意
頂上噴火口・お釜口の分岐.今回も反時計回りに一周する.奥に神社の社
頂上、お釜口.奥の那須岳神社の社の辺りが山頂である
噴火口は埋まっている.危険なので絶対に下りてはならない
お釜口の底の拡大.大小の岩がゴロゴロしている
通ってきた峠と避難小屋が見下ろせる
右の朝日岳、最左奥の三本槍岳へは、かつて縦走したことがある
山頂からは姥ヶ平のひょうたん池が見下ろせる.池の畔に人が居る
山頂の那須岳神社の社.写ってるのはPOKO族の子供です
お釜口を背景に.カエルヘッドにすると異星っぽい雰囲気に!?
神社前から見たお釜口の底.この地下深くに灼熱の潮流が…
神社前の鳥居.この先を進めば(22)の分岐前へ戻る
お釜口から下り那須岳南面を通って牛ヶ首へ.途中に鉄分多そうな一帯
(22)の分岐の先、RW山頂駅方面.登山者が居るのが登ってきたルート
大小の岩ゴロゴロの坂を下る.安全な踏み跡が狭い場所では渋滞する
ロープウェイ山頂駅の手前で右(南)へ曲がって牛ヶ首へ
那須岳の南面の山腹を牛ヶ首へと続く穏やかな道
奥に見えるピークが南月山である
しばらく進んで振り返って.大小の岩が点在する山裾の道
見上げた那須岳の南東面
那須岳と南月山との尾根の谷間.高雄口登山道があり殺生石、温泉神社へ通ず
南月山の尾根の東面はダケカンバが多いのか.ほぼ落葉し静寂な雰囲気
牛ヶ首が見えてきた.南・南月山、西・姥ヶ平、北・峠の茶屋跡、という分岐
牛ヶ首の手前で、高雄口登山道との分岐点がある
紅葉の斜面を見上げながら進む高雄口登山道、いつか試したい
牛ヶ首の手前で見上げる那須岳の岩塊.ちょっと神々しいと思った
牛ヶ首から見下ろした姥ヶ平.5日前くらいが紅葉のピークだったのかな
那須岳の南西面は砦の様相をした岩塊である
姥ヶ平へ下る.中~終盤で樹林に覆われた道が狭く、人が多いと渋滞する
姥ヶ平に到着、紅葉、岩、噴煙、那須岳らしい?景観
風の遮られる暖かく眺めのよいこの場所で昼食を楽しんだ
広場の奥、ハイマツに囲まれた小道の奥にひょうたん池への分岐がある
ひょうたん池への分岐.池へは始終、木道の上を歩く.譲り合いで
池の近くからの那須岳の眺めも良い
広角レンズ(24mmくらい)を持ってくればよかった
広角レンズのカメラでないと池に映った逆さ那須は収まりきらない!
牛ヶ首に戻り下山開始.那須岳西面の道を通り峠の茶屋跡へ
無限地獄.那須岳西面の牛ヶ首寄りにある最も噴煙の激しい場所だ
火山ガスが濃いので長居はせず、あまり立ち止まらずに通り過ぎるが吉
ゴオォォ-と激しい噴煙の立ち上る音が響いている
姥ヶ平を見下ろして.混雑を避けて午前中に帰ってしまうのが丁度よい
お釜口への分岐手前の西側の景色.様々な色の変化
無限地獄ほどではないが、峠の茶屋跡寄りにも噴煙の立ち上っている場所
朝日岳の頂上に人.頂上や周辺の尾根は混雑すると危険だろう
登山の雑記
10月の三連休のシルバーウィーク。
何処へも出かけないで溜まった家事でも消化しようと考えていたら、
仕事で忙しい姉の子供が暇そうだったので、軽めの日帰り登山に誘うことにしました。
秋なので綺麗な紅葉が見れてかつ、さほど疲れない山(登るのと車での移動に)を探し、那須岳に決めました。
高速道路のICから登山口まであまり長くなく、登山口の峠の茶屋Pから山頂まで2時間かかりません。
朝日岳へ登らなければ、注意するような、さほど危険な岩場はありません。
でも、活火山なので、噴煙の状況や、ハザードマップで避難経路を事前に確認するなどはしました。
ハイシーズンたる秋の那須岳で、最も注意すべき事のひとつが、混雑です。
まず駐車場。最寄の峠の茶屋駐車場は、午前5時前には既に満車の状態でした。前夜泊組がかなり多いのが原因です。
そしてロープウェイ山麓駅の駐車場もすぐに満車状態となり、始業時間の8時30分頃には長蛇の車の列ができるでしょう。
ロープウェイ利用でも6時頃の到着を目指した方が無難です。
次に登山道の渋滞。正午前後が最も混雑するのでしょうか。
ロープウェイ利用客が集中する、那須岳山頂から、ロープウェイ山頂駅の前(牛ヶ首分岐)までの道が要注意です。
この道を通るのであれば、なるべく朝の早い時間帯に通過してしまうべきです。
登りでは先行者、下りでは後行者の不意の落石に巻きこまれたり、
狭い場所では渋滞して中々先へは進めず、擦れ違い時に転倒して怪我する恐れもあります。
私は午前5時頃に到着して残り4台ほどの空きに滑り込み、11時頃までには下山し、
山でも帰りの道路でも、殆ど渋滞には巻き込まれませんでした。
那須岳は活火山であり、今でも噴煙が噴出し続けています。
特に牛ヶ首から少し北にある那須岳西面の無限地獄と、峠の茶屋跡寄りの橋のある一帯がガスが濃いです。
那須岳へ訪れる前に、気象庁や那須塩原市のwebサイトにて防災情報を事前確認することをお勧めします。
今回、気のせいかもしれませんが、過去3回に訪れた時よりも、那須岳周辺のガスが濃く、
臭いが少しキツかったように思いました(2010/08、2011/10、2013/10、の某日と比較して)。
風の向きや強さにも関係があると思います。
この日は暖かく風も穏やかな好天でした(午後からは曇となった様子)。
肝心の紅葉は、ピークが既に一週間ほど前?な状態でしたが、姥ヶ平の眺めは、まだまだ見事でした。
子供達も、那須岳の展望や、お釜口や噴煙に見る活火山の迫力や、そして秋の紅葉と
楽しんで貰えたと思います。たぶん、私のほうが楽しかったのでしょうが…。
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