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    北中里のエノキ

    巨木の写真

    撮影日:2023.12.08 【01】鬼怒川の一本エノキ、広大な河川敷 (ゴルフ場) を背にして立つ 北中里のエノキ-01
    【02】 北中里のエノキ-02
    【03】 北中里のエノキ-03
    【04】 北中里のエノキ-04
    【05】 北中里のエノキ-05
    【06】 北中里のエノキ-06
    【07】 北中里のエノキ-07
    【08】 北中里のエノキ-08
    【09】 北中里のエノキ-09
    【10】 北中里のエノキ-10
    【11】 北中里のエノキ-11
    【12】 北中里のエノキ-12
    【13】 北中里のエノキ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 北中里のエノキ [1]
    樹種 エノキ (榎)
    幹周 4.15m [1], 4.25m [2], 5.82m (実測)
    樹高 15.8m [1], 15.0m [2]
    推定樹齢 400年 [1], 300年以上 [2]
    特徴 楕円形の大きな樹冠
    保護指定 県指定天然記念物、とちぎ名木百選
    所在地 栃木県真岡市中字北中里
    所在施設 ゴルフ場内、北中里自治会の管理
    撮影日・状態 2023.12.08 : コメント
    アクセス
    北関東道・真岡ICから約6km
    電車 真岡鐡道・真岡駅から約7km、寺内駅から約5km
    JR石橋駅 (宇都宮線・湘南新宿線) から約10km
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] とちぎの文化財    :栃木県生活文化スポーツ部文化振興課が運営
     [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
     [3] 今昔マップ      :埼玉大学教育学部教授、谷謙二氏の新旧の地図を比較閲覧できるサイト
    ■少遠景の記録
     [4] 遍照寺のカヤ     :真岡市内、県内最大級のカヤ、境内は城跡でもある
     [5] 中村八幡宮のケヤキ  :真岡市内、御神木の他に参道入口にもケヤキ巨木あり
     [6] 練貫のエノキ     :大田原市、田園地帯に一本そびえ立つ姿の良いエノキ

    巨木と雑記.鬼怒川の一本エノキ

     真岡市の西部、鬼怒川左岸の河川敷に広がるゴルフ場 (もおか鬼怒公園ゴルフ倶楽部)。 ここの北端にポツンと一本ある巨木が北中里のエノキ。 遠くからその整った半円形の樹冠がよく目立ちます。 エノキとしては幹はかなりの太さがあり逞しい。 根本から見仰ぐ樹容も、どの方角からも決まっていて、じつに凛々しいものです。 樹勢・樹容・景観の良さを鑑みて、 県内では練貫のエノキ [6] と双璧を成す、素晴らしい大エノキ。 なお撮影当日の時間帯は早朝。 川霧と朝陽に包まれ幻想的でした。

    cm-北中里のエノキ-01 【01】河川敷を覆う川霧に包まれ朝陽を浴びたエノキは神秘的。 堤防を越えた陽の出の瞬間。
    cm-北中里のエノキ-02 【02】とちぎ名木百選の標識。
    cm-北中里のエノキ-03 【03】水神宮の社殿。


     北中里のエノキの由緒について。 詳しいことは分かりません。 傍らには水神宮と額の掛けられた社。エノキの幹には注連縄。 集落を大河の暴流から守り、天地の恵みを与えたもう。 そう切望され祀った水神様に、標木として植えられたものかもしれません。 明治期はここが際、すぐ足元に鬼怒川が流れる堤防上であったらしい [3] 。鬼怒川の流路を整え河川敷を広げた当地には、 かつて氾濫の被害に遭うことが度々あったかもしれない。 氾濫に耐え集落を見守ってきた水神様の御神木。

    cm-今昔マップ-01 今昔マップ [3] から引用したエノキ周辺の地図。 左が明治40年代、右が現在の地理院地図。 昔はすぐ側を鬼怒川が流れる堤防上であった。 昔の地図にある一つの広葉樹の記号、これがエノキかも?