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    下手のカヤ

    巨木の写真

    撮影日:2015.01.28 【01】発光路集落の中央、斎藤家の門前にそびえ立つカヤ 下手のカヤ-01
    【02】 下手のカヤ-02
    【03】 下手のカヤ-03
    【04】 下手のカヤ-04
    【05】 下手のカヤ-05
    【06】 下手のカヤ-06
    【07】 下手のカヤ-07
    【08】 下手のカヤ-08
    【09】 下手のカヤ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 下手のカヤ [1]
    樹種 カヤ (榧)
    幹周 4.30m [1], 4.34m [3]
    樹高 13.0m [1], 15.0m [3]
    推定樹齢 850年 [1]
    特徴 真っ直ぐな単幹
    保護指定 不明
    所在地 栃木県鹿沼市上粕尾
    所在施設 私有地、道路沿い
    撮影日・状態 2015.01.28 : 大枝の折損跡などあるが樹勢は良い様子
    アクセス
    東北道・栃木ICから約36km、鹿沼ICから約37km
    電車 東武鉄道・新鹿沼駅から約33km、JR鹿沼駅から約35km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・下手のカヤ  :幹周・樹高・樹齢、所有者の方についてなどの記載 (拡大写真なし)
    ■外部ウェブサイト
     [2] 鹿沼市ホームページ  :発光路と強飯式について参考
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 豊年杉        :鹿沼市上粕尾、日光神社の御神木、県内最大級のスギ (幹周約11.8m)
     [5] 谷倉神社のスギ    :鹿沼市中粕尾、分かりづらい場所にある (公開準備中)
     [6] 天満星宮神社のスギ  :鹿沼市下粕尾、御神木の他に幹周6mクラスのスギがある
     [7] 粟野のカヤ      :鹿沼市口粟野、県内を代表するカヤ古木の一本

    巨木と雑記

     鹿沼市の西部、上粕尾の奥地にある発光路 (ホッコウジ) の集落。 珍しい名前の地名です。 更に西奥へ向かえば粕尾峠を経て日光の足尾へ。 そんな古道にある集落故の名前か。 または天文18年 (1549)、地元の豪族である高橋治部少輔吉久が、 娘の願望治癒の祈願をしたという歴史に因るものかもしれません (奉納した大般若経600巻が現存)。 当集落には「発光路の強飯式」という伝統行事があります (国指定重要無形民俗文化財)。 鎮守である妙見神社の祭礼 (1月3日)。 神仏に御馳走をもてなすため大量の米飯・芋・酒などを用意。 それらを食すことを強制したことに由来する強飯式という名前。 現在も祭礼の中で、大盛のご飯を氏子の人に食べさせているそうです。 [2]

     発光路集落の中央部にあるカヤ古木。 屋号を下手と称した斎藤家の門前にそびえ立っています。 道路沿いにあるため敷地に立入らずとも見学可能。 相当な古木らしい佇まいで樹勢は良い。 市内の県内を代表するカヤの一本、粟野のカヤ [7] に比肩する風格を持つ見事な老樹です。