• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 栃木 / 加蘇山の千本かつら

    加蘇山の千本かつら

    巨木の写真

    撮影日:2022.10.26 【01】霊山中腹の谷間に根差す神秘の大カツラ 加蘇山の千本かつら-01
    【02】 加蘇山の千本かつら-02
    【03】 加蘇山の千本かつら-03
    【04】 加蘇山の千本かつら-04
    【05】 加蘇山の千本かつら-05
    【06】 加蘇山の千本かつら-06
    【07】 加蘇山の千本かつら-07
    【08】 加蘇山の千本かつら-08
    【09】 加蘇山の千本かつら-09
    【10】 加蘇山の千本かつら-10
    【11】 加蘇山の千本かつら-11
    【12】 加蘇山の千本かつら-12
    【13】 加蘇山の千本かつら-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 加蘇山の千本かつら [1]
    樹種 カツラ (桂)
    幹周 A:8.80m [1], 9.58m [2]
    B:7.00m [1], 8.93m [2]
    樹高 A:26.0m [1]
    B:21.0m [1]
    推定樹齢 A:1000年 [1]
    B:700年 [1]
    保護指定 栃木県指定天然記念物
    所在地 栃木県鹿沼市上久我
    所在施設 石列山の中腹 (加蘇山神社の境内地)
    撮影日・状態 2022.10.26 : 樹勢良好な様子、根本は保護のためロープ柵で囲まれていた、幹周は実測していない
    アクセス
    東北道・鹿沼IC約24km、栃木ICから約33km
    電車 東武鉄道・新鹿沼駅から約16km、JR鹿沼駅から約18km
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 鹿沼市ホームページ  :当巨木の情報あり
     [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [3] 加蘇山神社のスギ   :鹿沼市上久我、県内有数の荘厳なスギ群の巨木スポット
     [4] 久我神社のスギ    :鹿沼市上久我、スギ巨木の多い社叢、5本のスギを紹介
     [5] 登山記録・石裂山   :2014年11月22日の記録

    巨木と雑記.霊山に根差した神秘の大カツラ

     1000年以上の歴史を有する旧加蘇村地区の総鎮守、 石裂山 (おざくさん) に鎮座する加蘇山神社。 御神木は麓の社殿を囲んでいるスギ巨木群 [3] 。そして山の中腹にある奥社の手前、千本カツラと呼ばれるカツラの巨木です。 麓の社殿から沢沿いの山道を辿ること約30分。 清流の流れる谷間に根差した大カツラ。じつに感動的な秘境の景観です。 古くから縁結びの御神木としても信仰されてきたという大カツラ。 沢に根を浸して仲良く寄り添う2株 (AB) で、下流側のA株のほうが太い。 細い側幹の集合体ではあるが、約8mほどの幹囲が2株並んでいるので、重量感は申し分ない。 2株が隙間なく重なる位置からは、幹周10mクラスの迫力が感じられるでしょう。 周囲の景観も素晴らしい。 岩に覆われた谷間の中央にそびえ立ち、根本には沢の小さな滝。 偶然とは思えないような決まった姿と場の景観。 霊山に根差す神秘の大カツラです。

    cm-加蘇山神社から山道-01 【01】大スギ群に包まれた加蘇山神社。登拝門から山道が続く (門を抜けた先で振り返って)。
    【02】 cm-加蘇山神社から山道-02
    【03】 cm-加蘇山神社から山道-03
    【04】 cm-加蘇山神社から山道-04
    【05】 cm-加蘇山神社から山道-05

    巨木と雑記.入山の注意

     石裂山は山頂が約879mの低山でも、危険個所の多い油断ならない山です。 登山初心者や高所が苦手の人は、千本カツラから奥には立入らない。 具体的な危険個所は、奥社の手前にある行者返しと呼ばれる鎖の張られた岩場。 ヒゲスリ岩までの急傾斜な痩せ尾根の登り。 東剣ノ峰と西剣ノ峰の先にある崖にかかる長い梯子。 月山から先の急な下りなど。 また冬季はこれら危険個所が凍結や積雪して危険度UP。 過去に転落事故などもあった山なのでご用心を。 山中の様子は私の登山記録 [5] をご参考ください。