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加蘇山神社のスギ
巨木の写真
![加蘇山神社のスギ-01](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_01.jpg)
![加蘇山神社のスギ-02](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_02.jpg)
![加蘇山神社のスギ-03](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_03.jpg)
![加蘇山神社のスギ-04](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_04.jpg)
![加蘇山神社のスギ-05](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_05.jpg)
![加蘇山神社のスギ-06](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_06.jpg)
![加蘇山神社のスギ-07](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_07.jpg)
![加蘇山神社のスギ-08](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_08.jpg)
![加蘇山神社のスギ-09](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_a_top_09.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-01](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_01.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-02](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_02.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-03](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_03.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-04](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_04.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-05](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_05.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-06](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_06.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-07](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_07.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-08](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_08.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-09](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_09.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-10](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_10.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-11](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_11.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-12](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_12.jpg)
![加蘇山神社のスギBC-13](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/kb_bc_top_13.jpg)
巨木の基本情報
名前 | 加蘇山神社のスギ [2] |
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樹種 | スギ (杉) | |||
幹周 | A:6.40m [1][2], 7.50m (実測) B:8.80m [1][2], 8.24m [3], 8.86m (実測) C:6.10m [1][2], 6.08m [3] | |||
樹高 | A:51.0m [1][2] B:46.0m [1][2], 45.0m [3] C:52.0m [1][2], 45.0m [3] | |||
樹齢 | A:500年 [1][2] B:800年 [1][2] C:500年 [1][2] | |||
保護 | 鹿沼市指定天然記念物 | |||
所在 | 栃木県鹿沼市上久我 | |||
施設 | 加蘇山神社 | |||
撮影日等 | 2022.10.26 : A~C木ともに樹勢良好、樹高は40m以上ある印象、じつに神々しい景観の社叢をつくっている | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・鹿沼IC約24km、栃木ICから約33km | |||
電車 | 東武鉄道・新鹿沼駅から約16km、JR鹿沼駅から約18km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 加蘇山神社の杉 :解説板、内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 鹿沼市ホームページ :当巨木と神社の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 加蘇山の千本かつら :鹿沼市上久我、加蘇山神社から奥宮のある石裂山への山道途中 [5] 久我神社のスギ :鹿沼市上久我、スギ巨木の多い社叢、5本のスギを紹介 [6] 登山記録・石裂山 :2014年11月22日の記録 |
巨木と雑記.栃木県を代表する神々しきスギ社叢
鹿沼市の西部に位置する旧加蘇村の地区 (上久我・下久我・加園・野尻)。 当地の総鎮守は石裂山 (おざくさん) の麓に鎮座する加蘇山神社。 1000年以上の歴史を有する古社で、山の中腹にある岩窟には奥社が祀られています。 麓の登拝道の入口、石段と社殿を囲む社叢は要注目の巨木スポット。 スギ巨木の社叢では、県内でも特に神々しいところだと思います。 日光の社寺を超えるような幽玄さがある。 湿潤な薄暗い谷間の立地も手伝い、場の空気が少し怖いくらいの霊場です。 加蘇山神社のスギ巨木群。 その主役は社殿を囲む3本の大スギ (ABC) です。 最初に出会うのは参道石段の入口にそびえ立つA木。 苔むした長い石段、風格ある石鳥居と石碑。 そして門番のようにそびえ立つ、太く素晴らしく背の高い大スギ。 じつに神寂びた景観で余計なものが映らない。 なるほど、ここは数々の時代劇のロケ地になるのも納得。 私も視聴した「猫侍」でのシーンは良いものでした。 社殿のすぐ左側、奥社へと続く山道の入口、登拝門の両側にそびえたつ大スギのB木とC木。 周囲には他の大スギも数本そびえ立ち、下のA木の周囲を超える荘厳な空間に圧倒されます。 社叢で最大となるB木は御神木。 地上高5m付近から双幹となり立ち昇る樹形。 とても背が高く、C木や他の大スギと重なる天上の樹冠も神々しいものです。 注連縄の巻かれているあたりでの幹周は約8.86m。 塚のように隆起した根元の周囲は15m近くありそう。 C木と併せて、神の御柱、神門という言葉がしっくりとくる佇まい。 じつに素晴らしいスギ巨木群の霊場、定期的に訪れたくなります。
![cm-加蘇山神社-01](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/cm_top_01.jpg)
![cm-加蘇山神社-02](./kb_tochigi_img/kb_tochigi_kn_kaso_01/cm_top_02.jpg)
加蘇山神社のスギ巨木群。 社殿の周囲のみならず、石裂山の奥社へ続く山道沿いにも巨木が林立しています。 社殿横の登拝門から山道を進むこと約30分で千本カツラ [4] へ。その手前にある東屋までに、幹周4mを超えるスギが10本近くあります。 なお、石裂山への安易な入山は危険。 千本カツラから先には、いくつもの危険個所があります。 鎖のある岩場、やせ尾根、長い梯子のある崖など。 登山初心者、高所が苦手な方は入山しない。 登山経験者でも、凍結や積雪のある冬季は避けるように。 道中の様子は登山記録 [6] をご参考に。
巨木と雑記.加蘇山神社の由緒
以下、鹿沼市ホームページより抜粋 [2] です。 祭神は磐裂命・根裂命・武甕槌男命の三柱。 石裂大権現とも呼ばれた古い山岳霊場。 石裂山の山頂 (879m) に月山神社、中腹の石裂岩と呼ばれる岩窟に奥社が祀られている。 社伝によれば神護景雲年間 (767-770)、勝道上人により開山。 平安期の歴史書である日本三代実録には、 元慶2年 (878) の項に「下野国賀蘇山神社」に従五位下を授与との記述があり、 当社のことと推定される。 戦国大名の皆川氏の軍記物語である「皆川正中録」には、 弘仁年間 (810-824) に空海が登り、 天照大神を祀ったことから「大日の山」と称されたとある。 平安時代末期の永承年間 (1046-1053)、源頼義が武具を奉納して戦勝祈願。 下って安土桃山時代。 永禄年間 (1558-1570) に久我常真が当地を支配し社領寄進したが、後に北条氏の軍勢との合戦にて滅ぶ。 その際に社殿や神職家が兵火にかかり、神宝や古文書が焼失したという。 その後、下野皆川城主の皆川広照から信仰され、天正年間 (1573-1592) に寄進を受ける。 江戸時代の承応年間 (1652-1655)、日光に入山した一品親王宮により再興。 文化11年 (1814) に人々が参拝しやすいように山裾に下宮が建立。 明治維新後に社名を石裂加蘇山神社に改め、明治10年に郷社、大正4年に県社に列した。
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