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    清河寺の大ケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2022.01.08 【01】県内第2位の大ケヤキ、早朝の時間帯で明暗がきつく赤みが強い写真となっている 清河寺の大ケヤキ-01
    【02】 清河寺の大ケヤキ-02
    【03】 清河寺の大ケヤキ-03
    【04】 清河寺の大ケヤキ-04
    【05】 清河寺の大ケヤキ-05
    【06】 清河寺の大ケヤキ-06
    【07】 清河寺の大ケヤキ-07
    【08】 清河寺の大ケヤキ-08
    【09】 清河寺の大ケヤキ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 清河寺の大ケヤキ [1][2]
    樹種 ケヤキ (欅)
    幹周 8.50m [1][2][3]
    樹高 32.0m [1][2], 28.0m [3]
    推定樹齢 650年
    特徴 南側の下枝、上部で双幹
    保護指定 埼玉県指定天然記念物
    所在地 埼玉県さいたま市西区清河寺
    所在施設 私有地
    撮影日・状態 2022.01.08 : 北側半分の主幹はほぼ枯損している様子 (補修材で被膜)、樹冠は大きくない
    アクセス
    首都高大宮線・与野ICから約7㎞、東北道・蓮田スマートICから約13㎞、関越道・桶川北本ICから約10㎞
    電車 JR宮原駅から約3㎞、JR西大宮駅 (埼京線) から約2㎞
    バス 東武バスの路線、最寄りバス停は以下2つ
     >清河寺バス停  :JR大宮駅・西口 (大60、大62、大65)
     >清河寺中央バス停:JR宮原駅・西口 (宮09)、JR西大宮駅 (宮09)
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 清河寺の大ケヤキ   :内容は上記の写真08を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] さいたま市ホームページ:当巨木の情報あり
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (1988年度の調査記録)
     [4] 国立国会図書館DC   :新編武蔵風土記稿の写本を閲覧可能
    ■少遠景の記録
     [5] 大久保の大ケヤキ   :さいたま市桜区、県内最大 (幹周) のケヤキ巨木

    巨木と雑記.県内第2位の大ケヤキ

     巨樹巨木林DB [3] に登録されている埼玉県のケヤキの中では、 [5]大久保の大ケヤキに次ぐ太さ。 県内第2位の大ケヤキです。 場所は臨済宗の古刹、大龍山清河寺のお隣。 境内地ではない私有地にあり、隣接するお宅の氏神、神明社の御神木です。 冠している清河寺という名前は、地名から採っているらしい。 その地の古社古刹が地名になることは珍しくありません。

     神明社の大ケヤキ。 堂々たる老巨樹、大きな傷も抱えてそびえ立っています。 主幹の北側半分が枯損していて、全体を補修材で覆われている。 樹冠の規模は、最盛期だった頃に比べて1/3以下でしょう。 それでも南側から見仰ぐ姿は素晴らしく、往時の威容を感じさせる。 肥大した根本には、シイやカシの古木にも似た印象を受けました。

     ついでに清河寺の由緒について。 新編武蔵風土記稿 [4] を参考 (巻之151 / 安達郡之18 / 差扇領 / 清河寺村)。 鎌倉五山の円覚寺の末寺で、円覚寺第38世の佛恵禅師 (傑翁是英) により開山。 開基は初代鎌倉公方となる足利基氏。年代は12世紀の中頃と考えられます。 応永29年 (1422) には、4代目の足利持氏から寄進があったとされる。 鎌倉公方に所縁のある古刹です。 天文23年 (1554) には兵火により焼失。 天正19年 (1591) に徳川家より社領の寄進を受ける。 後の元和年間 (1615-1624) に中興された。