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臨川庵の地蔵イチョウ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 臨川庵の地蔵イチョウ (仮) |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 不明 (約4m) | |||
樹高 | 不明 (約20m前後) | |||
推定樹齢 | 400年 [1] | |||
特徴 | 単幹、洞に地蔵の彫刻 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 埼玉県幸手市西関宿 | |||
所在施設 | 臨川庵 | |||
撮影日・状態 | 2022.12.03 : 樹勢良好で大量の実を生らしている、地蔵の刻まれた洞は何十年か後には塞がりそう | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・五霞ICから約3km | |||
電車 | 東武日光線・幸手駅から約7km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 臨川庵の銀杏地蔵 :内容は下記雑記の写真を参照 ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木は未登録 (2022年12月時点) [3] 五霞町ホームページ :東昌寺の情報を参考 ■少遠景の記録 [4] 権現堂桜堤の巨木 :幸手市、県内屈指の桜の名所、桜並木の中にあるヒマラヤスギとエノキ [5] 天神島天神社のケヤキ :幸手市、ケヤキが多い境内、本殿背後のケヤキは市内最大の巨木 [6] 中の島公園のエノキ群 :茨城県の五霞町、江戸川の関宿水閘門に接した公園 |
巨木と雑記
幸手市の北東端に位置する西関宿の地区。 江戸川を挟んで接する東側には関宿 (現・千葉県野田市)。 江戸時代には関宿藩の藩庁が置かれ、 利根川から江戸川への水運の拠点として栄えたところです。 西側に接する当地も一体となり、船着場や倉庫が建ち並んで賑わっていたことでしょう。 そんな西関宿には珍しいイチョウの巨木があります。 場所は関宿橋のすぐ上流、堤防沿いにある臨川庵の境内。 幹の洞には地蔵像が彫られていて、正面を覆う御堂越しに拝観できます。 子宝・子育ての信仰篤い、地蔵尊を宿した御神木。 温かな心持で満たされる拝観でした。
昔も今も江戸川の流れに接した臨川庵。 その詳しい創建年代は不明。 寺号から察するに、江戸川が開削される1600年代の後半以降と考えられます。 臨川庵の本寺は当地から北、茨城県五霞村の山王山東昌寺 [3] 。永享11年 (1439)、古河公方の家臣であり関宿城を築いたとされる、簗田持助による建立。 父である満助の菩提寺であったそうです。 この東昌寺の隠居寺として、後に臨川庵が建立されました。
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