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    中の島公園のエノキ群

    巨木の写真

    エノキ C木 (2024.08.21 / 2021.12.16) 【01】中の島公園のエノキ群を代表する一本、園内中央に堂々と根差す 中の島公園のエノキ群-01
    【02】 中の島公園のエノキ群-02
    【03】 中の島公園のエノキ群-03
    【04】 中の島公園のエノキ群-04
    【05】 中の島公園のエノキ群-05
    【06】 中の島公園のエノキ群-06
    【07】 中の島公園のエノキ群-07
    【08】 中の島公園のエノキ群-08
    【09】 中の島公園のエノキ群-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 中の島公園のエノキ群 (仮)
    樹種 エノキ (榎)
    幹周 A木:4.95m (実測)
    C木:4.92m (実測)
    D木:5.08m (実測)
    E木:3.45m (実測、主幹のみ)
    F木:4.30m (実測)
    樹高 不明 (各々15m前後)
    推定樹齢 不明
    保護指定 不明
    所在地 茨城県猿島郡五霞町山王 (中の島公園)
    撮影日・状態 2024.08.21 : B木とG木が伐採された、残る各木は概ね樹勢良し
    2021.12.16 : 樹勢はB木が衰退気味、D木とF木の根本に空洞、ACG木は目立つ損傷なし
    アクセス
    圏央道・五霞ICから約5km
    電車 東武日光線・幸手駅から約9km、南栗橋駅から約8km
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 五霞町ホームページ   :中の島公園の情報あり
     [2] 土木学会ホームページ  :土木学会選奨土木遺産のコンテンツに関宿水閘門の詳細な情報あり
     [3] 千葉県立関宿城博物館  :関宿および利根川と江戸川の水運と治水の歴史の展示物など多数
     [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [5] 雷電宮のスギ      :公開準備中、五霞町川妻にあるスギ
     [6] 関宿香取神社のケヤキ  :千葉県野田市関宿台町、関宿城博物館についても紹介
     [7] 権現堂桜堤と巨木    :埼玉県幸手市、旧権現堂川の堤防上の桜並木、県内有数の桜の名所
     [8] 旅日記・首都圏外郭放水路:江戸川に関連する旅日記、洪水を防ぐ地下放水路を見学!

    巨木と雑記.関宿水閘門と中の島公園

     茨城県の南西端に位置する五霞町。 四方を利根川、江戸川、中川、旧権現堂川 [7] に囲まれた水郷です。 町域の東側には、利根川から分派する江戸川の流頭部。 そこには巨大な関宿水閘門 [4] があります。 左岸側の水量調節を行う水門部分は、幅約8.5mのゲートが8門。 右岸側には、水位を調整して船を航行させる閘門が併設。 昭和2年 (1927) に竣工して以来、現役で稼働を続ける貴重な土木遺産です。

     関宿水閘門の上には歩道があり、江戸川に架かる橋としても機能。 左岸の堤防上には、眺めの良い中の島公園 [2] があります。また公園からすぐ東、千葉県の野田市側には、 天守閣が目立つ関宿城博物館 [3] [6] もある。ここは五霞町と野田市を代表する観光地スポットのひとつ。 そして公園内には、エノキの巨木群もあるのです (後述)。

    cm-関宿水閘門-01 【01】江戸川右岸から、関宿水閘門の上流側。 左岸側に水量調節のゲートが8門。手前に船を航行させる閘門の出入り口。
    cm-関宿水閘門-02 【02】江戸川右岸から、関宿水閘門の下流側。間近に眺めると迫力ある。
    cm-関宿水閘門-03 【03】関宿水閘門の閘門部分、上流側。
    cm-関宿水閘門-04 【04】関宿水閘門の閘門部分、下流側。

    巨木と雑記.中の島公園のエノキ群

     中の島公園に根差すエノキ群。7本のものエノキの巨木が密集していたところは、 茨城県内でも珍しいでしょう。 各木の並びは直線的で、緑地の彩りとして植樹されたようにみえます。 ここでは北から南に並ぶ7本を、A~G木として紹介。 まず、園内で特に目立つエノキは、関宿水閘門の歩道からすぐ先。 園内中央に根差すC木 (写真はページトップ) です。 どっしりとした根本と、横広がりの大きな整った樹冠。 また関宿水閘門と重なる姿にご当地感もある、園内のシンボルツリーです。

    cm-中の島公園のエノキ群-01 【01】関宿水閘門を挟んで江戸川右岸側からの眺め (2021年12月)。 7本 (左からA~G木) のエノキの姿が写っている。画像サイズは横幅1807pixel。
    cm-中の島公園のエノキ群-02 【02】園内で最北に根差すエノキのA木は、関宿城博物館 [3] [6] と姿が重なる。
    cm-中の島公園のエノキ群-03 【03】関宿城博物館の天守閣の展望室からの眺め (2024年8月)。 公園のエノキ群がよく見える。 この時点でB木とG木は伐採されていて姿は無い。



     中の島公園のエノキ群、C木に続いてA木の紹介。 C木と比べて、幹は同等の太さで、樹容はより柔らかでスマートな印象。 樹冠も大きく樹下は心地よい。 関宿城博物館と重なる姿も決まっていて、ページトップをどちらにするか迷いました (公園は関宿城より水門に因るところ)。

    cm-中の島公園のエノキ群-01 【01】以下、A木の写真9枚。幹周約4.95m。
    【02】 cm-中の島公園のエノキ群-02
    【03】 cm-中の島公園のエノキ群-03
    【04】 cm-中の島公園のエノキ群-04
    【05】 cm-中の島公園のエノキ群-05
    【06】 cm-中の島公園のエノキ群-06
    【07】 cm-中の島公園のエノキ群-07
    【08】 cm-中の島公園のエノキ群-08
    【09】 cm-中の島公園のエノキ群-09



     おわりに残りのエノキを、D木、E木、F木、B木の順番に紹介。 D木は以外にも、前述のAC木より僅かに太い (約5.08m)。 園内のエノキ群では最大となります。 なお、巨樹巨木林DB [4] に登録されている、 園内の幹周5.1mのエノキは、ACD木のいずれかだと思われます。 E木とG木は3本ほどの株立ち。其々に主幹は3.5mほどの印象でした。 残念ながら2024年8月時点で、B木とG木は伐採済。 その顛末の原因を推測すると、B木は腐朽が進んでいたこと。 G木については樹勢良好であった。 なので強風で大枝が折れたか、または位置が川に近いことが危惧されたか。 残念でしたが、残る5本は元気です。

    cm-中の島公園のエノキ群-01 【01】園内で最も太かったD木。幹周約5.08m。双幹となり分かれていく樹形。 AC木と比べて幹周の差は10数cmくらい。 量感ではAC木の方が優る。
    【02】D木 cm-中の島公園のエノキ群-02
    【03】D木 cm-中の島公園のエノキ群-03
    【04】D木 cm-中の島公園のエノキ群-04
    【05】D木 cm-中の島公園のエノキ群-05
    【06】E木 cm-中の島公園のエノキ群-06
    【07】E木 cm-中の島公園のエノキ群-07
    【08】E木 cm-中の島公園のエノキ群-08
    【09】E木 cm-中の島公園のエノキ群-09
    【10】F木 cm-中の島公園のエノキ群-10
    【11】F木 cm-中の島公園のエノキ群-11
    【12】F木 cm-中の島公園のエノキ群-12
    【13】G木 cm-中の島公園のエノキ群-13
    【14】G木 cm-中の島公園のエノキ群-14
    【15】G木 cm-中の島公園のエノキ群-15
    【16】B木 cm-中の島公園のエノキ群-16
    【17】B木 cm-中の島公園のエノキ群-17