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関宿香取神社のケヤキと関宿城博物館

巨木の写真

撮影日：2024.08.04 【01】関宿城下の鎮守であった香取神社、御神木は野田市内で最大と見えるケヤキ

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巨木の基本情報

アクセス
巨木の名前	関宿香取神社のケヤキ (仮)
樹種	ケヤキ (欅)
幹周	5.76m (実測)
樹高	不明 (20m前後)
推定樹齢	不明
特徴	単幹、中腹から複数に分岐して広がる
保護指定	不明
所在地	千葉県野田市関宿台町
所在施設	香取神社
撮影日・状態	2024.08.04 ：樹容に目立つ変化なし、大きな緑の樹冠、ブロック塀と道路を根本が変形させている 2021.12.10 ：目立つ損傷なく樹勢良好、樹下に電線が通る
	車	圏央道・五霞ICから約5km
	電車	東武動物公園駅 (東武伊勢崎線・東武日光線・東京スカイツリー線) から約11km 東武野田線・川間駅から約15km
	バス	関宿台町バス停など、東武動物公園駅か川間駅から朝日バスの路線で境車庫線
参考情報	■現地資料　[1] 関宿城下神輿の由来　　：香取神社の雑記の写真02を参照　[2] 関宿城曲輪図と城下模型：関宿城博物館の雑記の写真03-04を参照　[3] 利根川東遷　　　　　　：関宿城博物館の雑記の写真09-17を参照 ■外部ウェブサイト　[4] 千葉県立関宿城博物館　：博物館と展示物、関宿と城下の歴史について参考　[5] 巨樹巨木林データベース：当巨木は登録 (2024年8月時点) ■少遠景の記録　[6] 常敬寺のクスノキ　　　：野田市の同じ関宿地域、市内最大級のクスノキ　[7] 中の島公園のエノキ群　：茨城県の五霞町、江戸川の関宿水閘門に面した公園

巨木と雑記．関宿香取神社

　千葉県の北西端に位置する野田市。その最北端、利根川から分かれる江戸川の流頭に接しているのが、旧関宿町の地区です。江戸時代は関宿藩の城下町であり、関東における水運の拠点として栄え、名前のとおり川関所が置かれていた要衝。江戸川沿いの城跡には、天守閣が目立つ関宿城博物館 [4] があります。そこから南東に約1kmほどの位置、県道26号線に面して香取神社が鎮座。本殿の背後にそびえ立つ御神木は、樹勢が良く端正な姿の大ケヤキ。野田市内では最大とみえる見事なケヤキです。

【01】関宿香取神社の境内、拝殿の手前から。御神木の大ケヤキは県道からは目立たない。

【02】解説板、関宿城下神輿の由来。

　関宿香取神社の歴史について [1] 。創建の詳しい由緒は分かりませんが、関宿藩の代々の藩主から崇敬されてきたそう。当社の祭礼として伝わっている天王祭は、江戸時代の初期には行われていたという。古い記録の中には明暦3年 (1657) のものがあり、国家安全・武運長久・五穀豊穣の祈祷や祭礼を行い、牛頭天王の神輿を担いで城下を回ったそうです。関宿城下の鎮守であった香取神社。

巨木と雑記．関宿城博物館

　以前から気になっていた関宿城博物館 [4] を見学しました。展示物の主な内容は、関宿および、利根川・江戸川の水運と治水の歴史について。時期によって変わる企画展示室もあります。最上階である天守閣内部 (4F) は、眺めの良い展望室。感想として、予想以上に水害・治水に関する資料が豊富で、勉強になりました。また、博物館からすぐ西、江戸川に接した中の島公園 [7] もお勧め。壮観な関宿水閘門を間近に眺められ、公園にはエノキの巨木がたくさんあります。