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倉田の大カヤ
巨木の写真













巨木の基本情報
巨木の名前 | 倉田の大カヤ [1][2][3] |
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樹種 | カヤ (榧) | |||
幹周 | 5.70m [1], 5.90m [3] | |||
樹高 | 31.4m [1], 35.0m [3] | |||
推定樹齢 | 600年 [1][2] | |||
特徴 | 単幹、箒状の樹冠、中腹から3本の幹に分岐 | |||
保護指定 | 埼玉県指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県桶川市倉田 | |||
所在施設 | 明星院 (五大山明星院與願寺) | |||
撮影日・状態 | 2025.07.16 : 枯れ枝が多くなり全体の葉量が減ってきている印象、周囲にロープ柵 | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・桶川加納ICから約4km | |||
電車 | JR桶川駅 (高崎線・湘南新宿線) から約3km | |||
バス | 小針領家から1km以内、朝日バスの加納循環線、桶川駅東口から | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 倉田の大カヤ :解説板、内容は下記雑記の写真04を参照 ■外部ウェブサイト [2] 桶川市ホームページ :当巨木と明星院についての情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 多気比売神社の大シイ :桶川市、市内最古とされる神社、境内に5株のスダジイ巨木が群生 [5] 光照寺のコウヤマキ :桶川市、室町時代に開山の古刹、県内では珍しいコウヤマキの巨木 [6] 医光寺のイチョウ :桶川市、根本に桜が根差す、春には不思議な光景が拝める |
巨木と雑記
桶川市東部の地区の倉田にある明星院 [2] 。南北朝時代の永和3年 (1377) に入寂した、 隆尊上人の開山と伝わる新義真言宗の古刹です。 江戸時代に入ると、第14世の祐長上人が徳川家康から帰依を受け、 関東における新義真言宗の寺院を統制する触頭職を担う。 やがて関東十一檀林に数えられる学問寺となり、数多くの優秀な僧侶を輩出。 例として、第15世の隆長上人と第26世の浄空上人は、本山智積院の僧正となりました。 最盛期には、80もの末寺や門徒寺を従えていた大寺院。 その高い格式は今でも、広い境内、立派な山門と本堂などから伝わってきます。 明星院が有する巨木が、本堂背後の裏庭に根差すカヤ。 開祖である隆尊上人のお手植えと伝わるそうです。 幽玄とした風格と、名刹に相応しい格調が伝わってくる見事な立姿。 枯れ枝が多くなった今でも、厳かな気に満ちていました。 また、竹林が背景となるのも風情があります。




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