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    八和田神社の大スギ

    巨木の写真

    撮影日:2022.01.06 【01】諏訪大社大祝、諏訪頼水の手植えと伝わる大スギ 八和田神社の大スギ-01
    【02】 八和田神社の大スギ-02
    【03】 八和田神社の大スギ-03
    【04】 八和田神社の大スギ-04
    【05】 八和田神社の大スギ-05
    【06】 八和田神社の大スギ-06
    【07】 八和田神社の大スギ-07
    【08】 八和田神社の大スギ-08
    【09】 八和田神社の大スギ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 八和田神社の大スギ [1]
    樹種 スギ (杉)
    幹周 5.67m [1], 5.88m [3]
    樹高 30.0m [1], 35.0m [3]
    推定樹齢 400年以上 [1]
    特徴 真っ直ぐな単幹
    保護指定 小川町指定天然記念物
    所在地 埼玉県比企郡小川町奈良梨
    所在施設 八和田神社
    撮影日・状態 2022.01.06 : 主幹上部を欠損、樹冠は小ぶりになっている、主幹には空洞があるようだ
    アクセス
    関越道・嵐山小川ICから約3㎞
    電車 小川町駅から約5㎞ (東武東上線・八高線)、熊谷駅から約14㎞
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 八和田神社の大スギ  :内容は上記巨木の写真09を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 小川町ホームページ  :鎌倉街道と奈良梨宿について参考
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
     [4] ウィキペディア    :諏訪頼水について参考
    ■少遠景の記録
     [5] 白山神社の大カシ   :小川町、県内最大とみえるシラカシ
     [6] 塩の一本榎      :熊谷市で近辺、名前にある「塩」は地名から
     [7] 重輪寺の大かや    :嵐山町で近辺、江戸初期頃に創建された禅寺
     [8] 諏訪大社上社本宮の社叢:長野県諏訪市、諏訪大社の総本社、社叢にケヤキ巨木が多数

    巨木と雑記

     八和田神社が鎮座する小川町の奈良梨 [2] 。ここは鎌倉と諸国を結ぶ古道、鎌倉街道における要所であったところ。 久米川 (東京) から藤岡 (群馬) までを結ぶ、上道と呼ばれた区間にある宿場のひとつ。 永享年間 (1429-1441) の頃には、奈良梨は宿場として栄えていたそうです。

     鎌倉街道に面した宿場の鎮守である八和田神社 [1] [2] 。この社名は全国的にも珍しいものです。 もとは諏訪神社でしたが、明治40年 (1907) に八和田神社と改称。 奈良梨村が周辺の7箇村と合併し、八和田村となったことから、 村の総鎮守として改称された。 創祀の年代は不詳ならが、延徳3年 (1491) に奉納された鰐口があるので、 室間地時代の頃には勧請されていた古社です。

     おわりに大スギにまつわる話 [1] 。戦国時代末期の天正18年 (1590) の頃。 信濃の諏訪における棟梁といえる大神官、 諏訪大社大祝であった諏訪頼水 [4] 。徳川家康に臣従した頼水は、一時は諏訪から関東に移り、ここ奈良梨を所領とした。 このとき当地に陣屋を置き、大スギを植えたと伝わるそうです。 諏訪大社 [8] に参拝したことを思い出し、大スギの姿は感慨深いものとなりました。