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高山不動の大イチョウ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 高山不動の大イチョウ [2][3] |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 10.0m [2][3][4] | |||
樹高 | 37.0m [2][3][4] | |||
推定樹齢 | 800年 [2][3] | |||
特徴 | 傾斜地、太い側幹、気根のある横枝 | |||
保護指定 | 埼玉県指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県飯能市高山 | |||
所在施設 | 高山不動尊 (高貴山常楽院) | |||
撮影日・状態 | 2022.11.25 : 前回 (8年前) と大きな変化なし、黄葉の見ごろは過ぎて殆ど落葉していた 2014.11.30 : 樹勢は良い様子、広場が黄金の絨毯で染まった、主幹の南側の下部に火災跡らしきもの | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・圏央鶴ヶ島ICから約30km、青梅ICから約3km (車でアクセス可能) | |||
電車 | 西吾野駅から徒歩でハイキングコース経由、約1時間30分~2時間くらい | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 常楽院不動堂 :解説板、内容は下記雑記の写真05を参照 [2] 高山不動の大イチョウ :解説板、内容は上記巨木の2022年度の写真13を参照 ■外部ウェブサイト [3] 飯能市ホームページ :当巨木の情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 飯能の大ケヤキ :飯能市、市街地の神名神社の御神木、県内最大級のケヤキ [6] 滝の入タブの木 :飯能市、浅間神社の裏山、県内最大とみられるタブノキ [7] 正法寺の大イチョウ :東松山市、複数の株立ちだが県内最大のイチョウとみえる (幹周約11m) |
巨木と雑記.深山の古刹にそびえ立つ県内最大級のイチョウ
飯能市の西部は、関東平野と秩父盆地とを隔てる外秩父山地が広がっているところ。 この山域に開かれた名刹が高山不動尊こと常楽院 [1][3] 。創建は白雉5年 (654) とされ、後の平安時代より真言密教の山岳修験場として発展。 現在も関東を代表する不動尊 (本尊は軍荼利明王) のひとつとして、篤く信仰されている霊場です。 標高約600mの山腹を拓いて築かれた本堂 (不動堂)。 骨太な材で組み上がった、質実剛健ながら優美な御堂。 文政13年 (1830) に再建された古建築です。 正面には急峻な石段が伸び、その門前にそびえ立っているのが、 不動尊のように堂々たる威容の大イチョウ。 急な斜面を覆う広大な根本から、太い主幹と数本の側幹が立ち昇る。 側幹の集合体ではないので、重量感にも優れた樹容です。 南側に伸びた大きな横枝に個性が光る。 複数の気根が連なり、まるで飛龍の翼のような迫力があります。 県内第一位のイチョウとして、正法寺の大イチョウ [7] と甲乙つけがたい。 それでも重量感では、こちらに軍配が挙がるように感じました。
巨木と雑記.奥之院の建つ関八州見晴台
秘境の山岳修験場であった高山不動尊。 現在、外秩父山地における人気のハイキングコースにもなりました。 麓から複数のコースが伸びていて、 そのうち西吾野駅から最短なのが、地図中にも示した「パノラマコース」です。 高山不動尊まで1時間30分くらい。 そしてハイキングコースは高山不動尊から先、関八州見晴台にも続きます。 御堂から先の北尾根上、標高約760m地点にある展望地で、奥之院の建つ歴史あるところ。 この名称は関東八州 (相模・武蔵・上野・下野・常陸・上総・下総・安房) が見渡せたことに由来。 私はお寺から徒歩で往復してみました。 移動時間は、登り25分、下り15分くらい。 道中の様子は以下写真をご参考に。 (ハイキングコースの詳細は登山関係の公式サイトなどを参照ください)
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