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    正法寺の大イチョウ

    巨木の写真

    撮影日:2022.11.24 【01】県内最大の大イチョウ、晩秋の艶姿 正法寺の大イチョウ-01
    【02】 正法寺の大イチョウ-02
    【03】 正法寺の大イチョウ-03
    【04】 正法寺の大イチョウ-04
    【05】 正法寺の大イチョウ-05
    【06】 正法寺の大イチョウ-06
    【07】 正法寺の大イチョウ-07
    【08】 正法寺の大イチョウ-08
    【09】 正法寺の大イチョウ-09
    【10】 正法寺の大イチョウ-10
    【11】 正法寺の大イチョウ-11
    【12】 正法寺の大イチョウ-12
    【13】 正法寺の大イチョウ-13
    撮影日:2022.09.18 【01】県内最大の大イチョウ、盛夏の雄姿 正法寺の大イチョウ-01
    【02】 正法寺の大イチョウ-02
    【03】 正法寺の大イチョウ-03
    【04】 正法寺の大イチョウ-04
    【05】 正法寺の大イチョウ-05
    【06】 正法寺の大イチョウ-06
    【07】 正法寺の大イチョウ-07
    【08】 正法寺の大イチョウ-08
    【09】 正法寺の大イチョウ-09
    【10】 正法寺の大イチョウ-10
    【11】 正法寺の大イチョウ-11
    【12】 正法寺の大イチョウ-12
    【13】 正法寺の大イチョウ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 正法寺の大イチョウ [4]
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 11.0m [3][4], 11.1m [5] (実測値も同じ)
    樹高 25.0m [4], 20.0m [5]
    推定樹齢 700年以上 [3][4]
    特徴 側幹の集合、隆起した根元に大岩
    保護指定 東松山市指定天然記念物
    所在地 埼玉県東松山市岩殿
    所在施設 岩殿山修善院正法寺
    撮影日・状態 2022.11.24 : 完全に黄葉しきっておらず青い葉が残る、根本から見仰ぐ分には申し分ない
    2022.09.18 : 樹勢良好、背は高く樹冠も大いに繁茂、2014年の初訪時と大きな変化はない (写真未掲載)
    アクセス
    関越道・東松山ICから約6㎞
    電車 東武東上線・高坂駅から約3㎞、以下路線バス利用可
    バス 高坂駅から「鳩山ニュータウン行き」のバスに乗車、「大東文化大学」バス亭で下車
    参考情報 ■現地資料
     [1] 正法寺の由緒     :解説板、内容は下記雑記の写真08を参照
     [2] 正法寺の銅鐘     :解説板、内容は下記雑記の写真09を参照
    ■外部ウェブサイト
     [3] 正法寺ホームページ  :お寺の由緒を参照
     [4] 東松山市ホームページ :当巨木の情報あり
     [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2017年度の調査記録、全国巨樹・巨木林の会)
    ■少遠景の記録
     [6] 宮鼻八幡神社の大ケヤキ:東松山市の巨木、推定樹齢700年の大ケヤキ
     [7] 萬松寺のシイ     :東松山市の巨木、現在は枯死状態 (撮影日は2016年2月)
     [8] 玉太岡神社のムクノキ :東松山市の巨木、背の高い真っすぐな単幹

    巨木と雑記.東松山市を代表する古刹と巨木

     東松山市の南西部にある岩殿丘陵と呼ばれる丘陵地。 当地に開かれた古刹が、岩殿観音こと正法寺 [1][3] です。創建から1000年以上の歴史を有する、坂東三十三観音霊場の十番札所。 今でも大勢の参拝者が訪れています。 境内は岩盤の傾斜地を切り開いたところで、 まさに岩殿と呼ぶに相応しい景観。 岩壁に立ち並ぶ石仏群、荘厳な観音堂、じつに神寂びた景観の霊場です。

     岩殿観音の御神木は、埼玉県で最大と見られる大イチョウ。 無数の大蛇が蠢くように隆起肥大、凄みのある根本から見仰ぐ姿は壮観。 大岩の上に根差しているという特徴もあります。 単幹ではなくとも、中腹まで密な束となった幹は、重量感も申し分ない。 背が高く樹勢は良いので、秋の黄葉も絢爛たるもの。 じつに素晴らしい威容の大イチョウです。

     幹周について。上記巨木の写真うち、11月の写真06、9月の写真08を見てください。 絵馬が写っています。 このあたりの高さで幹周を実測してみました。 その結果、約11.1m。根本からくびれいる部位でもこの太さ。 なお、巨樹巨木林DB [5] の計測値と同じ値となったことに驚きました。

    cm-正法寺-01 【01】正法寺の観音堂。まわりは岩壁に囲まれている。岩殿と呼ばれるに相応しい景観。
    【02】 cm-正法寺-02
    【03】 cm-正法寺-03
    【04】 cm-正法寺-04
    【05】 cm-正法寺-05
    【06】 cm-正法寺-06
    【07】 cm-正法寺-07
    【08】 cm-正法寺-08
    【09】 cm-正法寺-09


     引き続いて正法寺の由緒について [1][3] 。養老2年 (718)、逸海上人が諸国を行脚している折、岩殿山に立ち寄ったとき。 夢枕に観音菩薩の霊験を得て、岩窟に観音像を祀り、 正法庵という草庵を結んだのが始まりと伝わる。 鎌倉時代になると坂東三十三観音霊場のひとつして栄える (第10番札所)。 尼御台の北条政子の守り本尊とされ、 比企郡を領した有力御家人、比企能員により再興された。

     永禄4年 (1561)、小田原北条氏と越後上杉氏による松山城 (地図リンク) を巡る攻防戦が勃発。戦火に遭い伽藍は焼失するも、本尊の千手観音像は守られた。 天正2年 (1574)、栄俊上人によって再興。 天正5年 (1577)、松山城の城主、上田安独斎の寄進を受け堂宇が再建された。 その後、江戸時代に入ると最盛期を迎え、 多くの末寺を擁し、今も名残を見せる門前町は多いに賑わったという。

    巨木と雑記.正法寺周辺の見どころ

     おわりに周辺の見どころについて。 まず門前町を通る表参道。 風情ある景観で、起点には小島のある弁天池と、エノキの大木もあります。 歩いてみてください。 次に物見山の展望地。 東側に展望が開けていて、筑波山の姿も遠望できる。 またモミジの大木が印象的でした。紅葉の見頃は正法寺の大イチョウと重なるようです。

    cm-正法寺の周辺-01 【01】物見山の展望地。モミジの大木と東屋がある。
    【02】 cm-正法寺の周辺-02
    【03】 cm-正法寺の周辺-03
    【04】 cm-正法寺の周辺-04
    【05】 cm-正法寺の周辺-05
    【06】 cm-正法寺の周辺-06
    【07】 cm-正法寺の周辺-07
    【08】 cm-正法寺の周辺-08
    【09】 cm-正法寺の周辺-09
    【10】 cm-正法寺の周辺-10
    【11】 cm-正法寺の周辺-11
    【12】 cm-正法寺の周辺-12
    【13】 cm-正法寺の周辺-13