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普済寺のカヤの木
巨木の写真
巨木の詳細
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巨木の名前 | 普済寺のカヤの木 [2] |
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樹種 | カヤ (榧) | |||
幹周 | 東/西 : 4.40m / 4.10m [4] | |||
樹高 | 東/西 : 22.0m / 22.0m [4] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹 | |||
保護指定 | 深谷市指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県深谷市普済寺 (旧岡部町) | |||
所在施設 | 普済寺 | |||
撮影日/状態 | 2017.03.24 : 東株は上層西寄りに枯枝、西株は幹の一部に損傷、全体的には樹勢は良さそう | |||
アクセス | ||||
車 | 関越道 :本庄児玉ICから約10㎞、花園ICから約12m 北関東道:太田薮塚ICから約18㎞ | |||
電車 | 岡部駅 (高崎線・湘南新宿線) から約2㎞ | |||
引用 |
■現地資料
[1] 岡部六弥太忠澄之墓 :普済寺の北に位置するの解説板、写真なし ■外部ウェブサイト [2] 深谷市ホームページ :名称と推定樹齢を引用(名勝・天然記念物) [3] 深谷市遺跡データベース:岡部氏館跡の調査報告書を参考 [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 高島の榧 :深谷市の巨木、最盛期は国内最大のカヤだったかも? |
巨木と雑記
2本の大カヤが境内に立つ普済寺は、深谷市の北西部に位置。 旧・大里郡岡部町 (深谷市に2006年に合併) に属す地域で、江戸時代には岡部藩がありました。 普済寺は建久年間 (1190-1198) に、武将の岡部忠澄が晩年に創建し、 栄朝禅師により開山された古刹と云われます [2]。 境内入口に山門のように並び立つ大カヤ。 禅寺に相応しい威厳と風格が感じられます。 東西に並ぶ2本はほぼ同じ大きさで、東側のカヤの方が少し太いように見える。 2本とも一部に損傷が見られますが、背は高く樹冠もし茂っていて樹勢は良い様子です。 岡部氏 [4] について少し。岡部忠澄は平安時代末期から鎌倉時代の武将。 武蔵七党の庶流・岡部氏の当主で、源義朝、源頼朝に従い、源平合戦や奥州合戦で活躍したとされます。 かつては、普済寺から北の菅原神社、北西の岡部氏の墓地、北東の稲荷神社(土塁の遺構)を囲む一帯は、 岡部氏の居館があった場所だそうです [3] 。北西の墓地には岡部忠澄や累代の五輪塔が現存していますので、興味のある方は見学されると良いでしょう。 普済寺の本堂の向かって左手前にある御影堂には、 岡部忠澄と妻 (畠山重能の妹・玉の井) の木像や位牌が安置されているそうです。
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