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高島の榧
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 高島の榧[2] |
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樹種 | カヤ (榧) | |||
幹周 | 4.70m [4] | |||
根周 | 14.0m [3] | |||
樹高 | 21m [4] | |||
推定樹齢 | 1200年 [3] | |||
特徴 | 1本のカヤが損傷で2株に分離 [1][2] | |||
保護指定 | 深谷市指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県深谷市高島 | |||
所在施設 | 諏訪神社 (私有地かも) | |||
撮影日・状態 | 2017.03.24 : 東西に並ぶ2株、内側の損傷が大きいが枝葉は多い、離れて見れば1本の巨樹. | |||
アクセス | ||||
車 | 関越道 :本庄児玉ICから約12㎞、花園ICから約16㎞ 北関東道:太田薮塚ICから約15㎞ | |||
電車 | ■深谷駅 (高崎線・湘南新宿線) から約6㎞ | |||
参考情報 | ■書籍 [1] 埼玉巨樹紀行 :著者・大久根茂、出版社・幹書房、出版年・2004 [2] 大日本老樹名木誌 :著者・本多静六、「国立国会図書館DC」より閲覧 ■外部ウェブサイト [3] 深谷市ホームページ :当巨木の情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 普済寺のカヤの木 :深谷市内で近辺の巨木、山門の背後にそびえ立つ2本 |
巨木と雑記
埼玉県の北部に位置する深谷市は、南北に荒川と利根川に挟まれた田畑が多い平野部の地域。 群馬県の伊勢崎市や太田市とは、利根川を堺にして接しています。 特産品は甘みが強くて美味しい長葱の「深谷ねぎ」。 著名な人物では実業家で近代日本経済の父と呼ばれる「渋沢栄一」の出生地です。 高島の榧は、利根川沿いの高島地区に立っています。 田畑と民家に挟まれた場所で、諏訪神社の境内地のようです。 遠くからは1本の巨樹のように見えますが、東西に並び立つ2株のカヤの大木。 西側の株の方が一回り大きく、幹周は約5mほど。 環境省の巨樹巨木林データベース [4] に登録されている同所在地のカヤは、この西株であると考えられます。 深谷市の天然記念物である巨木、根周り14mの榧老木 [3] とは高島の榧。昔は幹に大きな空洞がある1本の巨樹であり、 後に落雷や火災による損傷が原因で、現在の姿になったそうです [1]。 主幹が健在であった頃は、さぞ立派な樹容の巨樹であったことでしょう。 高島の榧の古い記録が、大日本老樹名木誌 [2] に残されています。 大正2年に本多静六・林学博士が編纂した、著名な巨木1500本を記録した大変貴重な資料。 幸運にも国立国会図書館デジタルコレクション [2] で閲覧が可能です。 316ページ(コマ番号177)に1246番目の巨木として「高島ノ大榧」が記載。 残念ながら写真や伝記などの文章はありませんが、幹周・樹高・樹齢の記録は以下です。 樹高は12mと以外と低い。大正2年頃には、既に落雷や火事で損傷を受けていたか?。 樹齢は伝承が無いためか控えめ。 幹周は極太の約9m。最盛期は国内最大のカヤ巨木だったのかもしれません。 【 大日本老樹名木誌 高島ノ大榧 】 ■幹周:約9.10m (地上高5尺で3丈) ■樹高:約12.7m (7間) ■樹齢:300余年
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