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浄蔵寺の大イチョウ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 浄蔵寺の大イチョウ [2][3] |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 12.0m [2][3], 11.0m [4] | |||
樹高 | 28.0m [2][4], 24.0m [3] | |||
推定樹齢 | 400年 [2][3] | |||
特徴 | 太い根本、南側に側幹、細い下枝が多い | |||
保護指定 | 太田市指定天然記念物 | |||
所在地 | 群馬県太田市堀口町 | |||
所在施設 | 浄蔵寺 (駒形山宝珠院) | |||
撮影日・状態 |
2022.01.03:全身を覆う小枝が7年前より伸びた印象、落葉しているのに主幹の姿がよく見えない 2015.11.21:11月中旬でもほぼ黄葉せず、根本から頭頂まで小枝が繁茂、5年前とだいぶ印象が異なる 2010.01.03:東側にある側幹、主幹上部の折損 (落雷) した後に伸びたであろう姿など確認できる |
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アクセス | ||||
車 | 北関東自動車道・太田桐生ICから約12km、太田藪塚ICから約15km | |||
電車 | 太田駅から約9㎞ | |||
バス | 太田駅の北口からコミュニティバス、そよかぜ・尾島線で尾島一丁目まで | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 浄蔵寺の由緒 :内容は下記雑記の写真03を参照 [2] 浄蔵寺の大イチョウ :写真なし、幹周・根周・樹高・枝張・樹齢および落雷の損傷など記載 ■外部ウェブサイト [3] 太田市ホームページ :当イチョウの情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当イチョウの登録あり (1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 冠稲社のボケとクスノキ:太田市、冠稲荷神社のボケとクスノキ [6] 生品神社のクスノキ :太田市、新田義貞が鎌倉幕府の倒幕に挙兵した地、境内にクスノキ並木 [7] 反町薬師の大楠 :太田市、もとは新田義貞の居館跡、遺構の濠沿いにある大クス |
巨木と雑記.県内最大のイチョウを有する古刹
群馬県で最大のイチョウを有する浄蔵寺 [1]。 創建は鎌倉時代とされる古刹で、新田義貞に所縁のある寺と伝わるそうです。 義貞は鎌倉幕府を打倒するため、生品神社 [6] で挙兵。進軍を始め利根川を渡渉する際、当寺で兵馬休めたという。 山号の駒形山はこの故事に因んだものです。 境内に建つ御堂は古建築。 本尊の地蔵菩薩像を安置する本堂は、宝暦5年 (1755) の建立。 大イチョウの手前、大日如来像を安置する五智堂は、天明5年 (1785) の建立。 県内最大のイチョウ巨木。 南側に根本から側幹が分かれているが、主幹は圧巻の太さです。 過去に落雷にあった折損したことがあったという。 主幹上部はやや先細りした印象があります。 それでも樹勢良好で樹冠は広大。 県内で一度は見ておきたい巨木といえます。
最後に大イチョウの剪定について。 はじめて訪れた2010年から5年後、だいぶ印象の異なる姿となっていました。 落葉前だからという以上に、まるで別の木のようだった。 どうやら、横に伸びた枝を切り詰める剪定をした後らしい。 頭頂部付近の枝は、あまり手を加えていないか、整えられていない。 その後、伸びた小枝がびっしりと根本まで覆っていった。 上記2015年の写真07と写真11がまさにそれです。 言ってしまうと、不格好になっていたのでショックでした。 2022年に前回から7年後の再訪。 完全な冬の落葉後だから、はじめてのときのように主幹がよく見えるだろうと期待しました。 すると、想像を超えていた。 全身を覆う小枝の密度と長さが前回よりもパワーアップ。 落葉しているのに小枝で主幹がよく見えない。根本さえも。 樹冠上部は、少し形が整ってきた印象がありました。 そろそろ、不要な小枝を剪定すべきでは。 天然記念物で県内最大のイチョウ巨樹。 身勝手なこといいますが、なるべく格好良く剪定していただきたいものです。
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