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反町薬師のクスノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 大楠 [1] |
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樹種 | クスノキ (楠) | |||
幹周 | 不明 (7~8mくらい) | |||
樹高 | 不明 (15.0m以上) | |||
推定樹齢 | 650年 [1] | |||
特徴 | 5本ほどの株立ちの樹形、濠沿いの立地 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 群馬県太田市新田反町 | |||
所在施設 | 瑠璃山照明寺 (反町薬師) | |||
撮影日・状態 | 2022.01.03 : 樹勢良好、樹冠は広く全体では巨大だが、各々の幹は若い印象 | |||
アクセス | ||||
車 | 北関東道・太田藪塚ICから約8㎞ | |||
電車 | 太田駅から約7㎞、薮塚駅から約8㎞ | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 反町薬師ホームページ :寺の由緒などを参照 [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録なし (2022年1月時点) ■少遠景の記録 [3] 生品神社のクスノキ :太田市、反町薬師から近い、新田義貞が挙兵した地でもある [4] 野の大クスノキ :桐生市、単幹では県内最大のクスノキ [5] 旅日記・金山城跡 :関東屈指の堅牢な山城、石垣に覆われた枡形、土塁などの遺構が残っている |
巨木と雑記.太田市を代表する霊場
鎌倉幕府を打倒した太田出身の武将、新田義貞。 ここ反町薬師こと瑠璃山照明寺 [1] は、義貞の館跡に開かれた真言宗の古刹。 今も境内には濠や土塁などの遺構があります。 北に約2㎞離れた位置には、義貞が倒幕に挙兵したという生品神社 [3] が鎮座。2つは国の史跡に指定されています (新田荘遺跡)。 現在でも厄除けなど加持祈祷の霊験を求め、大勢の参拝者が列をつくる、 太田を代表する霊場です。 境内入口付近、城館跡の名残である水濠沿いには、 立派な藤棚とクスノキが並んでいます。 5本ほどの株立ちで、林のように大きな樹冠を広げている。 道路側から濠越しに眺める姿もよい (上記の写真02)。 総合的な幹周および根周では、じつは県内最大かもしれないクスノキです。 なお境内の御堂などを撮った写真は上げません。 大勢の参拝者 (初詣) たちが写っているから…。 反町薬師の歴史について。当初は新田氏の居館。 戦国時代には由良氏の支城となり、家臣の矢内氏が入ったと伝わる。 なお由良氏の主城であった金山城 [5] は関東屈指の山城として有名です。 後に由良氏は後北条氏に従ったため、天正18年 (1590)、 当地は豊臣秀吉による小田原征伐の侵攻を受ける。 これにより金山城とともに落城した。 さて、反町薬師が館跡に開かれるのは江戸時代のこと。 もとは北に約500m離れた位置にあった照明寺とのこと。 正徳4年 (1714)、火災に遭にあった後、館跡に再建して今に至るそうです。
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