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    河口浅間神社の七本杉

    巨木の写真

    杉並木・1号杉(2018.06.26) 【01】巨杉の宝庫である河口浅間神社の境内.随身門まで続く杉並木. 河口浅間神社の七本杉-01
    【02】杉並木 河口浅間神社の七本杉-02
    【03】解説板・杉並木 河口浅間神社の七本杉-03
    【04】杉並木 河口浅間神社の七本杉-04
    【05】杉並木 河口浅間神社の七本杉-05
    【06】1号杉 河口浅間神社の七本杉-06
    【07】1号杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-07
    【08】1号杉 河口浅間神社の七本杉-08
    【09】1号杉 河口浅間神社の七本杉-09
    【10】七本杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-10
    【11】1号杉 河口浅間神社の七本杉-11
    【12】神社本殿 河口浅間神社の七本杉-12
    【13】本殿・解説板 河口浅間神社の七本杉-13
    2号~6号杉(2018.06.26) 【01】本殿の向かって右手前に並ぶ大杉.手前から2号、3号、4号. 河口浅間神社の七本杉-01
    【02】2号杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-02
    【03】3号杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-03
    【04】4号杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-04
    【05】234号杉 河口浅間神社の七本杉-05
    【06】234号杉 河口浅間神社の七本杉-06
    【07】234号杉 河口浅間神社の七本杉-07
    【08】56号杉 河口浅間神社の七本杉-08
    【09】56号杉・解説板 河口浅間神社の七本杉-09
    【10】56号杉 河口浅間神社の七本杉-10
    【11】56号杉 河口浅間神社の七本杉-11
    【12】56号杉 河口浅間神社の七本杉-12
    【13】56号杉 河口浅間神社の七本杉-13
    7号杉と樅(2018.06.26) 【01】七本杉の中で境内の一番奥に立つ7号杉、特徴は大きく隆起した根本 河口浅間神社の七本杉-01
    【02】7号杉 河口浅間神社の七本杉-02
    【03】7号杉 河口浅間神社の七本杉-03
    【04】7号杉 河口浅間神社の七本杉-04
    【05】7号杉 河口浅間神社の七本杉-05
    【06】7号杉 河口浅間神社の七本杉-06
    【07】樅の木1号 河口浅間神社の七本杉-07
    【08】樅の木2号 河口浅間神社の七本杉-08
    【09】樅・解説板 河口浅間神社の七本杉-09

    河口浅間神社と七本杉(5号杉)の基本情報

    巨木の名前 河口浅間神社の七本杉[2]
    樹種 スギ(杉)
    幹周 8.65m [4]
    樹高 47.5m [4]
    推定樹齢 1200年 [2]
    特徴 隣の6号杉、高い背と真っ直ぐな幹
    保護指定 山梨県指定天然記念物
    所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町河口
    所在施設 河口浅間神社
    撮影日・状態 2018.06.26 : 6号杉には幹に損傷があるが、七本杉すべて樹勢は良い様子
    アクセス
    中央道・河口湖ICから約6.7km(あさま広場の駐車場まで)
    電車 富士急河口湖線・河口湖駅から約6.5km、河口湖駅から乗車する路線バスは以下
    バス 世界遺産ループ線は河口湖浅間神社、天下茶屋線・甲府線・下黒駒線は河口局前
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 河口浅間神社参道の杉並木:杉並木の入口近くに設置
     [2] 河口浅間神社の七本杉  :1号杉の近くに設置
     [3] 河口浅間神社本殿    :本殿前、1号杉の近くに設置
     [4] 1号~7号杉       :各七本杉の根元に設置
     [5] 河口浅間神社の樅の木  :樅の木1号の近くに設置
    ■公式サイト
     [6] 巨樹巨木林データベース :調査年2000年の記録、七本杉は何故か4本分のみの記録
     [7] 山梨県神社庁      :河口浅間神社の由緒について
    ■少遠景・巨木巡り
     [8] 精進の大杉       :精進諏訪神社に立つ県内最大級の大杉
     [9] 大室山のブナ林     :青木ヶ原樹海の中、大室山の北山麓
    ■少遠景・登山記録
     [10] 青木ヶ原の洞穴と大室山 :樹海にそびえる大室山と洞穴を巡る、貞観大噴火の長尾山も見える

    全ての巨木情報

    名称 樹種 根周 (m) 幹周 (m) 樹高 (m) 樹齢 (年) 天然記念物
    参道の杉並木 不明 7.0 [1] 45 [1] 800 [1] 町指定
    1号杉 13.3 [4] 6.85 [4] 6.93 [6] 46 [4][6] 1200 [2] 県指定
    2号杉 9.65 [4] 7.1 [4] 46 [4] 1200 [2] 県指定
    3号杉 12.48 [4] 6.82 [4] 46.5 [4] 1200 [2] 県指定
    4号杉 18.65 [4] 7.5 [4] 7.29 [6] 47 [4][6] 1200 [2] 県指定
    5号杉 18.3 [4] 8.65 [4] 8.2 [6] 47.5 [4] 48 [6] 1200 [2] 県指定
    6号杉 15.5 [4] 7.3 [4] 6.95 [6] 42.5 [4] 43 [6] 1200 [2] 県指定
    7号杉 30.0 [4] 8.1 [4] 43 [4] 1200 [2] 県指定
    樅の木・1号 不明 5.2 [5][6] 38 [5] 32 [6] 不明 町指定
    樅の木・2号 不明 5.1 [5] 5.02 [6] 42 [5] 30 [6] 不明 町指定

    巨木と雑記.河口浅間神社

     河口浅間神社は富士山の北麓、河口湖の湖畔に鎮座する1000年以上の歴史を持つ古社。 式内社の名神大社。 世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成遺産でもあります。 創建は貞観7年(865)。 前年から発生した富士山の貞観大噴火を鎮めるべく、 勅命にて浅間明神を奉斎し鎮火際を執行したのが、創建の由緒とされます。[1][3][7]

     ちなみに貞観大噴火は、富士山の北西麓にある青木ヶ原樹海と、西湖と精進湖との形成に関係あり。 現在の長尾山から北西に流出した大規模な溶岩流。 広大な山麓を覆った溶岩の上には、後に青木ヶ原樹海が形成。 さらに「剗の海」と呼ばれた巨大な湖は、溶岩で大半が埋まり、残った東西の端が西湖と精進湖に。 貞観大噴火は、富士山の文献に残る噴火史の中でも最大規模。 河口浅間神社は、未曾有の大災害の前線にあり、富士山の怒りを鎮める決死の祈願所だったのです。

    河口浅間神社01 拝殿前には美麗石(ヒイラ石)と呼ばれる小さな石の祠。 これは浅間大神を初めて祀った古代祭祀の石閣の欠片とされるもの。参拝の際には注目しておきたい。

    巨木と雑記.七本杉

     参道の杉並木、御神木の七本杉、樅の木。境内に幹周5mを超える見事な巨木は12本以上。 富士山信仰の格式高い古社。その清浄なる境内は、山梨県における巨木の聖地でした。
     さて、各大杉の感想について。 まず参道の杉並木。先頭の左右2本が最も大きい。 周囲に日陰となる大木が無いため下枝が多く、境内の大杉でも特に旺盛な雰囲気。見入って先へ進めない。

     1号杉は拝殿の正面に立つもので、別名は御爾(みしるし)杉。 この地に浅間大神を勧請した際、最初に植樹された聖なる木、そんな印象の名前。 拝殿と重ねて眺めるとより神々しい立姿に。

     234号杉は、西から東へ並ぶ3組で、4号杉が最大。 幹周り7mもの大杉が3本連なる姿は壮観。 1号杉の位置から眺めれば、4本の御神木が一度に目に映る神聖な景観に。

     56号杉は根本が連理した2本、別名は二柱杉と男女杉(5号・男、6号・女)。 七本杉の中で幹周と樹高は5号杉が最大。 6号杉は幹に損傷(鉄板で蓋)がありますが、樹勢は悪くない様子。 寄り添う二柱は、七本杉の中でも特に神々しく感じられました。

     7号杉には七本杉の中でも特に個性的で見入りました。 特筆すべきは30mもあるという巨大な根周り。 それも歪ではなく、円錐形に整った山のように隆起した姿。 これは富士山の形! まるで浅間大神が顕現したような姿の御神木です。