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若宮八幡宮の大クス(+静岡浅間神社)
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 若宮八幡宮の大クス [2] |
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樹種 | クスノキ(楠) | |||
幹周 | 10.2m [2], 10.1m [3] | |||
樹高 | 22.0m [2], 20.0m [3] | |||
推定樹齢 | 2000年 [1], 1000年以上 [2] | |||
特徴 | 空洞のある太い主幹 | |||
保護指定 | 静岡市指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県静岡市葵区浅間町 1-40 | |||
所在施設 | 若宮八幡宮 | |||
撮影日・状態 | 2019.03.09 : 主幹は空洞化し西側が開口部であるが他の部位は健全で樹冠は大きい | |||
アクセス | ||||
車 | 東名高速・静岡ICから約6km(若宮八幡宮に駐車場なし) | |||
電車 | JR静岡駅から約2km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 八幡宮(通称・若宮八幡宮) :内容は上記の写真11を参照 [2] 若宮八幡宮の大クス :内容は上記の写真12と写真13を参照 ■外部ウェブサイト [3] 巨樹巨木林データベース :2000年度の調査記録 [4] 大御所四百年祭記念・家康公を学ぶ:駿府・静岡市を中心とした徳川家康に関する資料を紹介 [5] 静岡浅間神社ホームページ :由緒と境内の社殿や史跡について詳しく紹介 ■少遠景の記録 [6] 伊勢神明社の大クス :静岡市、駿河区にある大クス [7] 羽衣の松 :静岡市、三保松原にあるクロマツ [8] 能満寺のソテツ :榛原郡吉田町の能満寺にあるソテツ、かつて駿府へ移植された? |
巨木と雑記.若宮八幡宮
駿府城に近い静岡市街地の中心部にある鎮守の杜が、 駿河国総社である静岡浅間神社。 静岡で一度は参拝に訪れておきたい古社でしょう。 併せて参拝したい神社が、総門からすぐ東の住宅地にある若宮八幡宮。 境内には見事な大クスがそびえています。 若宮八幡宮の由緒について [1][2]。 創建は第10代崇神天皇の御代。 神部神社(静岡浅間神社)の神主として大和国より志貴家の先祖が赴任。 邸宅に大国主命と稚日女尊を勧請したのが始まりとされ、 後に誉田別命も勧請し若宮八幡宮と称されるようになりました。 徳川家康が駿府に隠棲した頃、度々訪れていたとの伝承があり、 鷹狩りなどの際に休憩に立ち寄り、大クスの樹下で憩うこともあったとか。 静岡浅間神社と繋がりの深い古社です。
巨木と雑記.大クス
駿河国総社の神主宅跡に佇む大クス。 落雷などの影響という大空洞があるものの、主幹は開口部の西側を除いて健全な部位が多く、 最盛期の威容を留めた力強い立姿。 樹冠も広大で、樹下に森厳な雰囲気の空間をつくっています。 古い文献、天保6年(1835)に編纂された駿河国新風土記によれば、 幹の太さが六~七間(約11~13m)もの巨樹であった。 また弘化2年(1845)の駿河銘木番付には、東の小結に番付された。 古くから駿河を代表する名木として知られていた大クスなのです。 ちなみに、駿河銘木番付は「するが企画観光局」のウェブサイト内、 「大御所四百年祭記念・家康公を学ぶ」[4] にて、史跡巡りの若宮八幡宮の紹介ページにて画像が公開されています。 若宮八幡宮の大クスは「府中・惣社楠」らしい。 現存する木は複数ある様子。 他に私が巡った現存するものでは 羽衣の松 [7]、御城内・蘇鉄(能満寺のソテツ [8] )がありました。 気になる人は他の木を探してみてください。
巨木と雑記.静岡浅間神社
大クスのある若宮八幡宮の後、駿河国総社の静岡浅間神社に参拝。 静岡浅間神社は神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三社を総称した神社。 はじめに第10代崇神天皇の御代、駿河の氏神として大国主命を勧請。 神主は若宮八幡宮に邸宅を構えた志貴家が代々務めたそうです。 第15代応神天皇の御代、大歳御祖神社を勧請。 平安時代の延喜元年(901)に浅間神社を勧請。 後に駿河国総社となった式内社(神部神社)です。 中世には今川家の氏神、後に徳川家の祈願所として栄え、 今も大勢の参拝者が絶えない大霊場です。 [2][5] 以下、広い境内から一部の社殿を紹介します。
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